激ウマフレンチを身近に気軽に。何度も行きたい「Dining 旬」

新百合の昭和音大の方にある、ダイニング旬さん。SNSでチラチラとお名前を見かけて、某深夜番組にカレーが出たという情報も見た事があったり。

でも、カジュアルフレンチ。カジュアルって言われても気安くほいほいと行くには少し緊張しちゃう。でも気になる!そんな訳で気になり過ぎるお店に突入です。

伺ったのはディナータイム。明るく清潔感のある店内で笑顔が素敵なスタッフさんが分かりやすく飲み物やメニューについて説明をしてくれます。カジュアルフレンチなのでもちろんドレスコードや堅苦しい事はなく、雰囲気はすごく和やか。


先ずはアミューズ(お通し、先出し)。この日は菜の花のお浸しとお魚のキス。実は私は偏食でして・・・菜の花か、と思いながら食べたら・・・美味しい。辛みやクセもなく菜の花ってこんなに食べやすかった?と不思議な気持ち・・・下処理と調理が丁寧なのかも。

そしてダイニング旬のスペシャリテ(そのお店が自信を持って提供するもの)である、白身魚のクリームグラタン。その日選ばれた白身魚をポワレしてチーズを乗せ、再度焼き上げた手間の掛かった一品。こちら残念ながら・・・画像がありません。なぜなら一口目が美味しくて驚いて、画像を撮る隙がなかったです(笑)。

ポテトグラタンみたいなやつの上に白身魚(この日は真鯛)がチーズと一緒に焼かれています。真鯛はふわっとしていて、ホワイトソースとチーズを絡めて食べると、ひたすら美味しい。大興奮。

なんとか落ち着きを取り戻して画像を撮ったのは、赤身の和牛でつくる牛肉の炙り。赤身の柔らかい牛肉と、生オニオンとでいただきます。生オニオン、あのイヤな辛みはなく生野菜が苦手な私でも美味しく食べられるくらいでした。

しつこく語彙力もなく「美味しい」と何度も呟きながら食べていると・・・厨房からシェフの宮本さんが「お味はいかがですか」と出できて下さいました。素直に答えてしまいましたよ・・・。「美味しくて驚きの連続で、人に教えたくないと思いました」と(笑)。予約の取れない的な状況になったら、再訪が難しくなりますから。絶対また来たいとこの時点で思っていました。

ハイボールにもシェフのこだわりが

ドリンクのメニューにある「当店自慢のハイボール」も気になり過ぎる。スペシャリテのお料理の美味しさに若干取り乱したレベルですよ、そのダイニング旬が自慢しちゃうハイボールとは?

シェフの宮本さんにお話をお伺いしたら、お酒の業者が嫌がるぐらいに何時間も吟味して、ダイニング旬だけのウイスキーと炭酸の黄金比を完成させたのがこのハイボールなのだそうです。薄過ぎず濃過ぎず絶妙な配合は料理を選ばずとても飲みやすい。飲みやす過ぎて危険です。かぽかぽ飲めるやつです(適量を心がけましょう)。

ハイボールはウイスキーと炭酸でステアするせいで炭酸が少し抜けてしまう事が多いのですが、こちらではサーバーで配合を設定しているので生ビールのように注ぐだけでハイボールが出来るそうで・・・炭酸もキリッと飲みやすい飲み口の一因ですね。そのハイボールも、美味しくて飲むのに忙しくなり画像を撮る隙がありませんでした・・・(笑)。

飲み物ですら拘って間違いなく美味しかったのだから次に気になるのは・・・デザートですよねぇ。ディナータイムはアイスクリームブリュレのみでした。ベリー系のアイスの下に卵多めなアイスがある、と聞いて食べたのですが・・・下のは、ベリーのアイスより冷たくないし、チーズケーキ?と思う硬さと口溶け。

こちらもシェフの宮本さんに聞いちゃいました。卵の配合がプリン寄りでギリギリでアイス、なのだそう。ギリギリでプリンじゃないそれを一度オーブンで焼いてから冷やして、テーブルに出す前に少しまた温めて出しているそうです。それを聞いて納得、プリン?アイス?口溶けはアイス、でも色と味はプリン寄り・・・絶妙な立ち位置のデザートです。食レポ泣かせです。食べた人にしか分からない感覚がここにあります。

最高のご褒美で、最高の身近なフレンチ

某深夜番組に出たカレーは、現在は終了していました。でも店名通りに季節の旬である焼き竹の子や他にも沢山のお料理があります。この日いただいた料理の全てが「美味しい・・・!」と何度も同行者と言い合って興奮状態に。都内のカジュアルフレンチで同じくらいのお値段のお店でもちょっと雑なお味があったりするのですが、ダイニング旬さんは満点!全てが丁寧に仕組まれた味でした。

美味しい美味しいとヒソヒソ騒ぐ私たちのテーブルに来てお話しして下さったシェフの宮本さんとスタッフの皆さんのとても優しい空気と笑顔は、全ての「美味しい」にも繋がっているように感じました。

ご家族の特別な日、ご褒美ランチやご褒美ディナーなどにも勿論オススメです。同時に激ウマなフレンチを身近に気軽に食べられる貴重なお店でもあります。混んで欲しくない・・・また必ず行きたいから、何度も行きたくなってますから。美味しくて人に教えたくない、と思えたダイニング旬さんでした。

SHOP INFORMATION


Dining 旬
住所:川崎市麻生区上麻生1-15-12 新百合丘和田文ビル1F
電話:044-712-5550
営業時間:ランチ11:00~15:00(L.O.14:30)、ディナー17:00~22:00(L.O.21:30) ※詳しくは問い合わせ
定休日:水曜
SNS:
ツイッター https://twitter.com/DiningShun
インスタグラム https://www.instagram.com/diningshun/?hl=ja