落語家さんに浮世絵で歴史を教えてもらった!

2020年2月7日、美しが丘西地区センターで行われた楽笑友の会主催の「浮世絵から見る”幕末・明治維新期の横浜”」というテーマの歴史テーマのセミナーに参加してきましたので、その模様をレポートしたいと思います。

美しが丘西地区センターには、初めて行ったのですが、たまプラーザ駅からバスの本数がとても多く、便利です。

楽笑友の会とは

今回の主催団体である「楽笑友の会」は、公共施設で落語・講談・マジック・腹話術の演芸で笑いを提供、地域の方々と楽しみや喜びを共有する活動を行っている団体です。今年は新型コロナウィルスの影響で中止になってしまいましたが、毎年春に山内地区センターで行われている「山内楽笑寄席は」大人気です。

今回講師を務めたのは、代表の中村康男さん。横浜歴史研究会のメンバーで、浮世亭寿八という名前で落語家もしていらっしゃる方です。着物がとても素敵ですね。

浮世絵から歴史を学ぶ

今回のテーマは「浮世絵から横浜の歴史を学ぶ」。浮世絵は、今でいう写真の役割があるため、浮世絵を詳しく見ていくことで、当時の文化や暮らしぶりがわかるそうです。

葛飾北斎の富嶽三十六景や、歌川広重の東海道五十三次といった有名作も交えながら、当時の江戸や横浜の様子が描かれた浮世絵からわかる当時の様子について細かに解説をしてくださいました。

その前提知識として、江戸時代の日本の人口や、その文化や生活について詳しいレジュメと共にレクチャーがあったので、非常に当時の様子が想像しやすかったです。

浮世絵から歴史を学ぶ

特に新橋から横浜に鉄道が引かれた時の、最初の鉄道の乗客の面々は非常に興味深かったです。明治天皇をはじめ、三条実美、西郷隆盛、大隈重信、板垣退助、後藤象二郎などビッグネームがたくさん。鉄道開設が当時どれだけすごい出来事だったかが伝わってきました。

昔教科書で習ったことを、また違ったアプローチで解説していただくと、理解が深まり、非常に興味深かったです。大人が歴史を学び直すのにとてもいいイベントでした!

今後のイベント

新型コロナウィルスの影響で、どうなるかわからない部分もありますが、今後下記のイベントが3回にわたり予定されています。こちらも今回同様、浮世絵から歴史を学ぶセミナーですので、興味を持った方はぜひ参加してみてください。

【江戸を中心とした歴史目撃人~浮世絵に学ぶ~】

第1回 2020年5月9日(土)「浮世絵のイロハ~浮世絵から見る江戸の世相~」
第2回 2020年6月13日(土)「葛飾北斎の魅力~神奈川沖波裏の波の謎を解くなど~」
第3回 2020年7月11日(土)「歌川広重の魅力~東海道五拾参次の旅の楽しみなど~」

開催時間:各日10:00~11:30
場所:すすき野地域ケアプラザ

  
持ち物:筆記用具等

対象:地域住民のどなたでも

参加費:各回300円(資料代・講師料として)
定員:各回50名

申込み方法: 2020年4月13日 10:00以降、電話(045-909-0071)かすすき野地域ケアプラザ窓口にて

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