「モビリティをシームレスにつなぎ、誰でも行きたい時に、行きたい場所へ。」
をコンセプトに昨年10月から東京・神奈川エリアで実証実験をスタートさせた、小田急電鉄が開発しているMaaSアプリ「EMot(エモット)」。
ちなみに「MaaS」とは、電車やバス、飛行機など複数の交通手段を乗り継いで移動する際に、手元のスマートフォン等から検索~予約~支払いを一度に行えるようにユーザーの利便性を大幅に高めたり、移動の効率化により都市部での交通渋滞や環境問題、地方での交通弱者対策などの問題の解決に役立てようとする考えの上に立っているサービスのこと。
そんなMaaSアプリ・EMotで実際にどんなことが出来るかというと、現時点では「複合経路検索」と「電子チケットの発行」で、中でもロコっち編集部は、ショッピングや飲食に応じて無料でモビリティが利用可能なチケットがもらえる「バス無料チケット」に注目しました。
と、文字にするだけでは何だか難しいので、実際にマサノヨメが体験してみましたよ♪
2,500円購入で、しんゆり発着の小田急バスのチケットがもらえる!
「バス無料チケット」というサービスは、新百合ヶ丘エルミロード(Odakyu OX、イトーヨーカドー含む全館)内で1店舗2,500円以上の買い物をすると、新百合ヶ丘駅発着の小田急バスに乗車できるチケット往復分がプレゼントされるというもの(レシートは当日分のみ対象)。
と、普通のテンションでご紹介しましたが、
ちょ、待てよ!
こんな素晴らしすぎるサービスがあったって皆さんは知っていましたか? 早く言ってよ、小田急さん!!
普段からしんゆりエルミロードの地下にあるOdakyu OXで食材を買っているマサノヨメも驚愕です。
2,500円・・・。それは決して安くはない金額。だけど普段の買い物で2,500円を支払ったのなら、ついでにサービスカウンターに行って手続きをするだけで小田急バスのチケットがもらえる(しかも往復分!)となると、利用しないわけにはいきません。
そこでマサノヨメを始めとした“マサファミリー”の、マサ、マサノムスコ、マサノムスメの4人の買い物に密着し、バス無料チケットを実際にもらってみました!
2,500円分ってどれくらい?
まずはキッズコーナーへ行き、2,500円でどんなものが買えるか検証。
“すみっこにいるのが好きなキャラクター”を手に「これ欲しい!」と大興奮の乙女系男子・マサノムスコ。
どれどれ・・・とマサノヨメが値段を見たところ、2,500円以上する! 却下!!
兄に感化されたマサノムスメも、「あたちはコレ~」と同じ値段のぬいぐるみを可愛くおねだり。
取材に同行した私・ねこさとPが、「うん、うん。おばちゃんが買ってあげるよ」と言ってしまいそうになるところをグッとこらえ、次の売り場へ移動します。
おもちゃ売り場ではマサノムスコが「これを探してたんだ~」と言いながら“あるウォッチ”を手にしますが、それも5,000円オーバー。
一方、マサノムスメは空気を読んだのか、それぞれ1,280円のアイスクリームショップとドーナツショップを手にするナイスなチョイス。
が、ここでもマサノヨメは「今度にしようね♡」と笑顔で切り返し、華麗に次の売り場へ。母は強し!
次に夫であるマサの希望により、4階にある書店・有隣堂を訪れた4人。
手帳のコーナーの前にたたずんだり、ベストセラーのコーナーを一瞥した末、マサが手にしたのは、なんやよう分からん難しい本でした。
さすが30代、IT企業勤務!
そんなマサの姿に惚れ直し、自分磨きを思い立ったかどうかは定かではありませんが、化粧品のコーナーをひとり訪れたマサノヨメ。
「これだったら2,500円ちょうどくらいだな」とブツブツ言いながらマスカラ(1500円)とアイブロウ(900円)を手にするも、そっと売り場に返します。って、買わないんか~い!
そんなやり取りがあったあと、4人が最終的に訪れたのは、地下にあるOdakyu OXでした。
マサノムスメを買い物のカートに乗せる、乗せないという、ほのぼのとした押し問答の末、いよいよ買い物がスタートします。
野菜や果物、卵、お肉、牛乳などを買い物カゴに入れていくマサファミリー。その間にマサの頭の中では、カゴに入れた食材の金額の計算が行われていました。
と、ここでもう一度言います。30代、IT企業勤務、すげー!
「豆乳を投入。なんつって!」byマサノムスコ
そしてマサの緻密な計算により、2,500円まで若干足りないと分かったところで、子どもたちのお菓子を買うことに。
ラムネの入った例のマイクで熱唱するマサノムスコ。これ、我が子もよくやるやつ!
「ひとり100円までね」という言葉を受け、真剣にお菓子を選ぶ子どもたちの横で「まだいける」というマサの力強い言葉を聞き、「じゃあ、私も♡」とお菓子をカゴへ入れるマサノヨメ。
さらにマサの計算によると、あと100円くらい余裕があったため、マサ自身も某コーンをそっとカゴへ。某コーンが好きとか、可愛いな!
結果、2,545円でフィニッシュすることが出来ました!
これがもし2,500円に達していなければバスチケットはおあずけだったので、マサの特殊な才能に感謝です。
いよいよ無料バスチケットを取得&使ってみる!
2,500円ほぼピッタリで買い物を終えたマサノヨメは、意気揚々と1階にあるサービスカウンターに行き、早速無料バスチケットもらう手続きをします。
まずはレシートをサービスカウンターの女性に確認してもらい、EMotのアプリを立ち上げ、チケットストア→バス無料チケットをタップ。そして「今すぐもらう」をタップし・・・。
カウンターにある2次元コードを読み取れば完了。めちゃくちゃ簡単!
約2,500円分の食材は結構な重さがあるため、自家用車を使わないお年寄りや、小さなお子さんをお持ちのママさんにも、バスの利用はオススメです(ちなみにバスチケットの利用は2週間以内有効)。
チケットを使用する時は、乗る前にバス無料チケットを「使う」をタップし、登場したアニメーションを10分以内にバスの運転手さんに見せればOK。
ただ、ここで注意したいのが、バスチケットは川崎運賃地区の金額なので、例えば、たまプラーザに行く場合は差額の10円の支払いが必要になります。
実際に利用してみてどうだった?
マサノヨメ「バスチケット発行の手続きも読み込むだけ、乗る時も画面を見せるだけで簡単でした! 荷物が重くなってしまったり、子どもが買い物帰りにぐずってしまったときなど、これなら気軽に積極的にバスが利用できますね」
ほかにも魅力的なサービスが満載のEMot。このサービスを知らなければ絶対に損! と思ったロコっち新百合ヶ丘編集部は、引き続きEMotのサービスを利用することに。
そこで次回は、ベーカリーや、おそば屋さんなどをお得に利用できる定額制サービス「飲食サブスク(10日分)」を体験することに決定しました。
はてさて今度はどんな“お得”が待ち受けているのか、次回のレポートもお楽しみに!