ベーカリー ミツバチがパンで幸せのお裾分け

5月中旬、こんな書き込みがFacebook上に流れてきました。
柿生にあるベーカリー ミツバチが、母子家庭父子家庭を支援する無料提供企画を行うというお知らせで、アップルパイホールと紅茶シフォンケーキの1セットを、ひとり親家庭にプレゼントするというもの。
「シェア拡散希望」とあったので、ロコっち新百合ヶ丘もFacebook上で情報をシェアしました。
ミツバチのHPはこちら

ミツバチの過去のインタビュー記事「王立!しんゆり探検隊!vol.1〜ベーカリーミツバチ編〜」はこちら

そして緊急事態宣言が解除された後日、シェア協力をした人に向けて、店主の松倉さんからお礼のコメントが新たに書き込まれました。
そこには、前回の企画でシェアやコメントをした限定20名に、「幸せのお裾分けシェア食パン」をプレゼントするというお知らせが。

前回の活動に賛同し、多くの方に松倉さんの想いを届けたいという気持ちで何気なくシェアボタンを押した私でしたが、せっかくなので「幸せのお裾分けシェア食パン」をいただきにお店に向かうことに。

ちなみに今回の活動に“お裾分け”という言葉がありますが、いただけるのは食パン丸ごと1本で、なぜ丸ごとなのかと言うと、“出歩くことが困難なお友達や近所の方に、お裾分けしてほしい”という松倉さんの想いから。今では珍しい“お裾分け”という習慣ですが、この取り組みのおかげで、人と繋がる喜びを再確認することができました。

お店の様子はこちら


右に写っている黒板は、誰でも落書きOK。この日は「げんきがあればなんでもできる いくぞー、1、2、3、ダー!」というあの名ゼリフが書かれており、パワーをもらいました。



店内には入らず、商品は入り口の特設デスクに。キャッシュレス決済も可能なので、速やかに購入できます。


こちらが丸ごと1本プレゼントの「幸せのお裾分けシェア食パン」。自分では上手くカットできる気がしなかったので、お裾分けしやすいようにお店でカットをお願いしました。せっかくなのでアップルパイや柿ワインケーキなども購入し、さらに幸せな気持ちに。

お裾分け先は・・・

お裾分けと聞いてまず思い浮かんだのが、ロコっち新百合ヶ丘の同士・マサノヨメと小川ラン。外出自粛期間中、オンラインで顔を合わせることはあったものの、リアルで会うのは久し振りなので、2人に直接会えることが、とても嬉しかったです。


まずはマサノヨメにお裾分け。お互い子持ちのママでもあるので、ここ3ヶ月の労をねぎらったり・・・。パソコンのモニタ越しに見ていたサイドのインナーカラーも、外出自粛をしている間にいい感じに馴染んでいました!


続いて小川ラン家へ。ゲーム「あつ森」でお互いの島を行ったり来たりしていた子ども達でしたが、やはりリアルで会うのは久し振り。照れながらのお裾分けに、親である小川ランとねこさとPは、ほっこり(ニヤニヤ)。

店主・松倉さんの想い

昨年の夏には台風の影響でお店の看板が崩落してしまったり、コロナ禍で思うようにお店が開店できなかったりと、ご自身も大変な状況の中、こういった活動を企画、実行した松倉さん。緊急事態宣言が発令中は、唯一、食べることだけが楽しみだった方も多いはずで、そんななかでの今回の取り組みは、まさに“幸せをお裾分けする”ものでした。そんな松倉さんご本人の想いを、最後にお届けします。

松倉「コロナ関連の話題がニュースで流れるなか僕が感じたのは、母子家庭、父子家庭の方は大変な想いをされているということでした。僕自身もお店が思うように開けられず、大変な状況ではあるのですが、大変だ大変だと言っているだけでは何も変わらないので、お客様に笑顔になっていただくために、母子家庭父子家庭の応援支援をさせていただきました。

その支援をたくさんの方がシェアしてくださったので、その先にもう1つ何か出来ないかなということで、今回の“幸せのお裾分けシェア食パン”を企画したんです。外出自粛のせいで美味しいものを食べに行けず、テレワークや休校中の家族のために3食作らないといけない。そんな生活が続くと、どうしてもインスタント食品に頼ってしまいますよね。だけど、美味しいものを食べれば自然と元気が出る。そこで、外出を自粛しているお友達やご家族に、うちの食パンをお裾分けしてもらいたいと思ったんです。

嬉しかったのは、遠くに住んでいらっしゃる方からもメッセージをいただいたことでした。『今は県をまたいで移動ができないのでお店には行けませんが、お礼のメッセージだけでも送ります』といった温かい言葉をたくさんいただいたので、コロナが落ち着いたら少しずつ皆さんに公開しようと思います。全ての言葉が僕にとっては宝物です」