今回の「新百合ヶ丘ピックアップ!」は、新百合ヶ丘お隣りの柿生にあるスタジオ、アスレチック・ミュージックの代表であり、4人きょうだいから成るコーラス・ダンス・グループ、bless4 のAKASHIさんにお話をうかがいました。
bless4は、柿生のイメージソング「かきくけかきお」の作曲を担当したことでもお馴染み。お次は柿生発のヒーロー「柿生ライダー」を生み出したということで、そちらのご紹介もお見逃しなく!
アスレチック・ミュージックで輝くスターを育てていきたい
メンバーがインストラクターを務めるbless4スタジオでのスクール「アスレチック・ミュージック」の運営をはじめ、bless4の活動もファミリーで行なっていますよね。そのキッカケから教えてください。
父がもともとアメリカで歌手を目指していて、家族ができたらこどもたちをエンターテイナーとして育てたいという夢があったそうです。その流れで自分たちもエンターテイメントの世界に自然と入っていきました。一番下のAIKI(次男)とは10歳も離れているので、自分がパフォーマンスを始めた頃には、まだ小さかったAIKIもAKINO(次女)も自然に歌って踊っていましたね。
15歳までアメリカにいらっしゃったとのことですが、小さい頃はダンスや歌のレッスンをアメリカで学んでいたのでしょうか?
自分はもともとジャッキー・チェンのようなアクションスターになりたかったので、ダンスではなく武術を学んでいました。アメリカにいた頃は父が歌う後ろで武術のパフォーマンスをしていて、音楽のパフォーマンスに変わったのは日本に帰って来て沖縄に住んだ時ですね。その頃に渡辺プロダクションに注目していただいて、メジャー・デビューが決まりました。
デビュー当時のことは覚えていますか?
2003年に『Good Morning! Mr.Sunshine』(フジテレビ系メジャーリーグ・ベースボール・テーマ曲)でデビューして、すごく嬉しかったのを覚えているのですが、生活が変わるというよりは、そのあとも地道に活動を重ねていくことが大切なんだなと思いました。そんな中、妹のAKINOが歌う『創聖のアクエリオン』が大ヒットして。
あの楽曲のサビ部分は、当時は色々なところで耳にするくらい有名でしたよね。
作曲の菅野よう子さんが『創聖のアクエリオン』を歌う人を探している時に、偶然bless4のライブを見たそうなんです。それで気に入ってもらえて、僕以外のメンバー3人がオーディションに参加し、AKINOが選ばれました。AIKIも候補に上がっていたのですが、変声期だったこともあって難しかったみたいです。この曲に関してもそうですが、AKINOは強運なんですよ。
4月14日に行われたAKINOさんの15周年記念ライブの様子。bless4のメンバーやアスレチック・ミュージックの生徒も出演し、ラストには『創聖のアクエリオン』も歌われました。
AKINOさんには運を引き寄せる力があるのでしょうね。せっかくなので4人の性格を教えていただけますか?
AKINOは恥ずかしがり屋で、コツコツ頑張るタイプです。KANASA(長女)はみんなから天使のように思われているのですが、実ははっきりした性格で、頭もいいですね。見た目はAKINOのほうが強く見えるんですけど、実際は優しいし怖がりなところがあって、KANASAはその逆で、怖がらずになんでもチャレンジするタイプ。末っ子のAIKIはダンスが上手で、とても真面目な性格です。一番ヤンチャなのは長男の自分かな(笑)。情熱的で、やりたい放題なので(笑)。
音楽制作に関しても、それぞれ役割があるのでしょうか?
自分は作曲と編曲をして、KANASAが作詞とラップを、AKINOはメインボーカルと衣装、AIKIはメインボーカルとダンスの振り付けを担当しています。ひとつの作品を作る時は、それぞれ得意なことを発揮するという感じですね。
柿生が拠点になったのは偶然。でも今は大好きな街に
では、柿生を拠点にするようになったキッカケは?
沖縄に5年いたあと品川に移り住んで、その頃、所属していたプロダクションから独立することになったんです。ある時、カレー屋さんで食事をしていた時に、お店の人に場所を探していることを話したら、今の場所を管理している人を紹介されて。
ということは、柿生を拠点にしたのは偶然?
偶然です(笑)。でも今は柿生の魅力が分かって、大好きな街になりました。自分たちはアメリカ生まれの沖縄育ちなので、都会と田舎の間の、ゆっくりできる雰囲気が好きなんですよ。そういう意味でも柿生はピッタリだし、たまにタヌキが出るのも面白いですよね(笑)。
拠点を柿生に移し、2006年にアスレティック・ミュージックを設立。教室ではどういったことが学べるのでしょうか?
レギュラー、キッズ、モデル、プロのクラスがあって、ダンスや発声、語学をbless4のメンバーが教えています。未来のスターを育てるという意味で、挨拶などの基本的なことも大切にしています。去年、コロナの影響でオンラインレッスンをしたのですが、何のためにレッスンを頑張っているのか分からない状態になってしまって気持ちが暗くなった生徒さんもいたみたいなんですね。その時に、人前に出られなくても自分たちで何か発信をしようと思い、番組『KAT-TV』を作ってYouTubeにアップし始めました。アスレチック・ミュージックの生徒がbless4指導の元、先生のドキュメンタリーや、生徒の歌やダンスを紹介していて、“柿生ライダー”というヒーローも登場しています。
こちらがアスレチック・ミュージックの看板。柿の実幼稚園近くのガストのお隣りにスタジオがあります。
プロを目指すクラスを見学。体幹を鍛えるウォーミングアップも入念です。
AKINOさんのライブ本番に向けたパフォーマンスの確認も。
柿生ライダーはSNSでも密かな話題ですね。
もともと自分はアクションが好きだったので、子どもたちに勇気と元気を与えるためにご当地ヒーローを作ろうと思ったのがキッカケです。台本はAIKIが考えて、自分が撮影と編集をしています。出演は教室の生徒で、アクション自体は2人とも初めてだったのですが、自分が指導をしながら少しずつ成長していきました。最近は“柿お姉さん”が加わり、今後は怪獣やショッカーも増やしていく予定です。
こちらが「柿生ライダー」の出演者。右上がキオ、右下が柿お姉さん、左下がオウガ。YouTubeの「KAT-TV」で予告編が見られます。
ヒーローショーなどもやるのでしょうか?
やります! まずは柿生近辺でヒーローショーをやって、新百合ヶ丘にも進出し、来年は長編のドラマを制作して、再来年は映画を作る予定です。夢は全国のヒーローが集まる世界を作ることなので、まずは柿生の皆さんに柿生ライダーの存在を知ってもらいたいと思っています。柿生ライダーの出演者も全てアスレチック・ミュージックの生徒さんですし、スタジオでは輝くスターを育てていますので、スタジオにもぜひ注目していただければと思います。
取材後記
取材当日はAKINOさんのライブ直前ということもあり、お忙しい時期だったのですが、笑顔で優しく対応してくださったAKASHIさん。ライブ本番はAKINOさんをはじめ、bless4の全員が生まれながらのエンターテイナーなのだと感じることができるステージを見せてくださいました。約2時間、歌って踊るAKINOさんは最後までぶれることなく素晴らしい歌声を聴かせ、AKASHIさんは時に場を和ませながら、KANASAさんはメンバーをしっかりサポートし、AIKIさんは圧倒的なダンスで観客の目を惹きつける。きょうだいだからこそ生み出される温かい空気感にアスレチック・ミュージックの生徒さんたちのひたむきさが加わり、大変な今の時代だからこそより心に響くステージとなりました。ステージで拝見した生徒さんたちが、いつかプロデビューを果たせる日を楽しみにしています。
プロフィール
AKASHI●1月29日生まれ。B型。4人きょうだいの長男にしてbless4のリーダー。セクシーなハスキーボイスが特徴で、ボーカルの他、作曲、アレンジなどプロデュース全般をこなし、bless4の楽曲はもちろん、他アーティストへの楽曲提供も行う。
目次
Information
AKINO15周年コンサート「your ears, our years」
あの感動が再び!! オンラインで見られる
放送:5/29(sat)
時間:20:00JST
アーカイブ:5/29(sat) – 6/1(tue) 22:30
https://k-a-t.zaiko.io/e/AKINO15-Final
http://kawamitsu-at.com/AKINO/15
撮影協力
アスレチック・ミュージック(bless4スタジオ)
住所:川崎市麻生区下麻生1-32-27 太豊グリーンベルビル B1
公式HP:アスレチック・ミュージック
実践型トップアーティストを育成するPROクラス、理想的な心と体の維持を目的とするREGULARクラス、ダンス&英語&挨拶を組み合わせたオリジナル英才教育を行うKIDSクラス、モデルを目指すMODELクラスを、bless4がインストラクターとなって指導。