修廣寺の寺猫「ルーニー」の自然な姿に癒される人が続出

2(にゃん)が今世紀で一番並ぶ「猫の日」を終えた2022年。ロコっち新百合ヶ丘では、そんな記念すべき2022年を通して「超ねこ祭り」を記事上で開催! 猫ちゃんに関する情報を定期的にお届けします?

いつでも自然体のルーニー

小田急多摩線五月台駅から徒歩約10分、麻生区片平の修廣寺に、参拝者をのんびり迎えてくれる猫ちゃんがいます。

“ルーニー”という名前のこの猫は、人間で言うと50歳くらい。ある日、お寺の倉庫内で野良猫が出産し、修廣寺の方が赤ちゃん猫を保護。スポイトを使ってミルクをあげたりといったお世話をした後、家族として迎え入れました。

ちなみにルーニーという名前は、元イングランド代表のサッカー選手“ウェイン・ルーニー”にフォルムが似ていたことが由来だそうです。

飼い主さんの愛情を一身に受けて伸び伸び育ったルーニー。修廣寺専用の駐車場に続くトイレの前が特等席で、晴れた日はそこでひなたぼっこをしたり、毛づくろいをして過ごします。

参拝者を気にすることなく、ゆったりと過ごすルーニー。こちらのコンクリートには保温性があるのか、ほんのり温かいため、居心地が良い様子。

子どもがさわっても全く嫌がらずマイペースに毛づくろい。名前を呼ぶと可愛く「ニャー」と返事をしてくれます。

風が冷たい日には膝に乗ってくれることも。鳥のさえずりや葉の揺れる音を聞きながらルーニーとゆっくり過ごすことで、心が浄化されていくようでした。

駐車場に停まっていたトラックの荷台に飛び乗り、探検を始めたルーニー。運転手さんとは顔見知りなのでしょうか。優しく「危ないよ〜」と声をかけられていました。

猫は人の指の匂いを嗅ぐ習性がありますが、ルーニーもしかり。

本堂のほうに移動すると後ろをついて来て隣りにちょこん。初対面とは思えないほど仲良くなりました。

ルーニーのことをもっと知りたい方は公式のインスタをどうぞ→お寺の猫ルーニーのインスタグラム

こちらの“つぶやき”にあるように、ルーニーと触れ合う前に本堂に向かって手をあわせ礼拝し、帰る時は一礼を。

動画はこちら

修廣寺をご紹介

ルーニーのお家でもある修廣寺は、麻生観光協会のホームページで下記のように紹介されています。

15世紀はじめに開創された禅寺(曹洞宗)。末寺は6ヶ寺(元8ヶ寺)。山号の「夏蒐山」はその昔、源頼朝がこの辺りで夏に巻狩をしたことに由来する。(中略)明治5年(1872年)の学制により初めての公立学校「片平学舎」がこの寺に開かれた。明治10~30年(1877~1897年)頃には、さらなる高等教育を求める子女のための「夏蒐塾」(指導者は22世、23世)が置かれた。
麻生観光協会ホームページより

坂の上にある仁王門。左右には「阿(あ)形像」と「吽(うん)形像」の2体の金剛力士が。

修行する禅師にまつわる法話の一場面を再現した、立派な石像もあります。

“お寺の部活”として様々な活動もされているようです。

冬の終わりに楽しめる立派な梅の木や、大晦日に鳴り響く鐘もあり、そんな修廣寺の敷地でルーニーは悠々と過ごしています。

どんな時も、誰に対しても自然体のルーニー。修廣寺を訪れた際には参拝がてらルーニーを探してみてください。

修廣寺
住所:川崎市麻生区片平2-8-1
電話:044-988-0165
インスタグラム:お寺の猫ルーニー

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