〇〇やってみたシリーズ「ガチでアーティスト写真撮ってみた」

ロコっち新百合ヶ丘のインスタでも何度かお知らせしていますが、ねこさとP、小川ラン、そして、しんゆり発のバンド、エキゾチック・ジャパンの真さんの3人でDJをやることになりまして・・・。

エキゾチック・ジャパンについてはこちら

きっかけは川崎市が主催する市民講座「かってにおもてなし大作戦」。東京2020大会に向けて「川崎の暮らしをかってにおもしろくするおもてなし」を披露するエキシビジョンイベントのことで、新百合ヶ丘会場のほかに、川崎会場、小杉・新城会場、溝の口会場でも開催されます。

昨年度、行われたこのイベントにロコっち新百合ヶ丘の3人も参加しており、そこで得た経験や人脈が今のしんゆり編集部に生かされていると言っても過言ではありません。

昨年度に実施した“かってにおもてなし”をご紹介


不要になったビニール傘にオリジナルアートを施す「オリジナル・パラソル」
(記事はこちら→https://top.locotch.jp/sygk/article/21/)


フォトフレームを使って自由に撮影してもらう「フラワーシャワー」


街を歩きながら気になるモノにツッコミを入れる「っておい、しんゆり」

いかついラジカセを探せ!

そして今年度の「かってにおもてなし大作戦」では、ねこさとPがずっと挑戦してみたかったDJ(ラジオじゃないほうの)を披露することになり、形から入るタイプの3人は、アーティスト写真を撮るという突飛なことを思いつきました。

カメラマンの小川ランを筆頭に、撮影イメージ、場所、小道具などを考えたところ、“肩にかつげる、いかついラジカセが必要”との結論に達した私たち。
そこで、いかついジカセをSNSで募集し、ギャラリーとレンタルスペースを展開しているお店・セルビノさん(https://cervino.co.jp)からお借りすることが決定しました。


いつもは店内のBGM用に使用しているラジカセを特別に貸していただきました。取り次いでくださったボーカル・ボイストレーニング教室「ミュージック・キャンバス」の宮本由季さん、快く貸してくださったセルビノさん、ありがとうございました!

さらに、いかついラジカセ探索をしながらも、見つからなかったらどうしようと不安な気持ちを友達に吐露したところ、手先がとても器用なママ友から「ヘイ、シスター! 私が作るよ。しかもダンボールで!」というまさかの言葉が!



幼稚園の行事でCafeをダンボールで制作し、子どもたちを歓喜させたダンボール職人・CHIKO。「シスター。ラジカセのサイズはこれでOKかい?」と送られてきた写真に、職人の本気を感じました。


ただのえのきだけのダンボールに


まずはラジカセの表面を下書き。すでにスゴイ!


下書きをもとに細かいパーツを切ったり貼ったり


それぞれのパーツを組み立てて…


色を塗れば完成! ガチのラジカセにしか見えない!!


本物のラジカセとは違って、とても軽いので、買い物カゴのように気軽に持ち歩けます。

ちなみに、こちらはアーティスト写真の撮影用に急ぎで制作してもらった仮のもの。実際はカセット部分にスマホが入れられたり、色をもっと本物に近づけたりと、さらに進化する予定です。
「かってにおもてなし大作戦」のイベント当日は、このラジカセと共にDJをお届けするので、ぜひダンボール職人・CHIKOの作品(否、魂)に生で触れてみてください。

衣装はどうする!?

次に、衣装をお揃いにすることを考えた3人。ラッパーにおなじみのジャージは意外と値が張るということで(実施するのはラップではなくDJなのですが、この辺りから自分たちでもよく分からなくなっています)、小川ランの提案により「つなぎがいい!」という結論に。
しかし、ただのつなぎに一手間加えることを思いついた私たちは、筆の魔術師であるマサノヨメにペイントを依頼することにしました(ここまで全て人任せ)。


試し書きをし、「絵の具をちょっと飛ばすだけでいい? それともスプラトゥーン風がいい?」と、わざわざ確認の連絡をくれたマサノヨメ。ここにも巨匠が、またひとり誕生。


完全にクリエーターのスイッチが入ったマサノヨメ。普段はネイルの筆を手に細かい作業を行っている彼女ですが、今回の対象は、爪ではなく、つなぎ。繊細かつ大胆にペイントしていきます。


一歩間違えればペンキ屋さんの仕事着になるところを、余白を残した絶妙なペイントによりオシャレな衣装が完成。しかも3色の色違い。プロや!

いよいよアーティスト写真を撮影!

セルビノさんからお借りしたラジカセと、ダンボール職人・CHIKO作のダンボールラジカセ、マサノヨメ作のペイントつなぎ、そして御三方の熱い想いをしかと受け取った私たちは、その情熱を胸に、いよいよ撮影に臨みます。


「寒い! お腹すいた!」と言い始めた息子その1&その2を完全に無視し、セッティングを始める小川ラン。


女子2人がLサイズなのに、なぜか同じくLサイズのつなぎにしてしまったDJまこP。「股が突き上げられる」とのこと(笑)。


かっこつけるDJまこPの前に踊り出る息子その2。イベント当日もこの調子で踊ってくれるといいな♪


「こんな態勢で撮るの初めてだよ!」と言いつつ、カメラマン魂に火がついた小川ラン。

出来上がった写真がコチラ!! 自分たちで言うのもなんですが、すぐにでもデビューできる完璧な仕上がりです。

ラジカセ本物ver.

ラジカセダンボールver.

ラジカセなしver.

様々な方にご協力いただき、無事撮影を終えた私たちは、ユニット名を「DJ集団 ここではない、どこかへ」と命名し(占いによると、今年の小川ランを一言で表す言葉がコレらしい)、肝心のDJプレイの練習をスタートするわけですが・・・。

1月下旬の時点で小川ランが未だに機材を触ってもいないということで、「もう脱退しようかな・・・」と弱音を吐き始めましたが、ご協力いただいた皆さんを裏切ることのないようイベント当日に向けてメンバー一同スキルアップしていきますので、3月1日に新百合ヶ丘駅近辺で行われる「かってにおもてなし大作戦」に、ぜひご来場いただければと思います!
当日は飛び入り参加もOKな「褒め~スタイルダンジョン」も行う予定ですよ♪

最後に

DJまこPによる「DJ集団 ここではない、どこかへ」の素晴らしすぎる紹介文を掲載!

「撮影場所は俺らのルーツ、NYCのBrooklynにある、とある地下道。
今じゃすっかり小洒落た街だが、クソみてぇなガキの頃の面影を残す数少ない場所だ。
物語の始まりとして、どうしてもここに拘りたかった。

金も希望もなんもありゃしなかったあの頃、
ここでラジカセからサウンド鳴らすことだけが俺らの生きる方法だったんだよ。

怪訝な顔して通り過ぎるセレブたちには俺らのことは分かりゃしねぇ。
音楽だけが俺らの相棒さ。

だから16の時、この街を出たんだよ。
音楽さえあれば、どこにいたって同じだからな。

【DJ集団 ここではない、どこかへ】

※この物語はフィクションです
 ※私たちはDJ初心者です」

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