まちの発展を見守ってきた港北 TOKYU S.C.が、今月で25周年を迎えます。私たちの生活に深く関わってきたショッピングセンターの25周年を記念し、ロコっちレポーターが想い出を語りました。
目次
北から憧れ目線を送っていた「インク港北東急SC店」(レポーター あやめ)
大好きなお店は、港北 TOKYU S.C.(以下、港北東急)4階の文房具・ステーショナリー専門店「インク港北東急SC店」です。横浜の文房具好きには広く知られた存在ですが、インクは昭和26年に静岡県で生まれたお店です。
インクが港北東急にオープンしたのは2014年9月12日。私がまだ北海道に住んでいたころからインクが横浜にオープンしたことは文房具好きの間で話題で、「品ぞろえが素晴らしい」と聞いて憧れていました。
そして2014年春、家族の転勤で関東に転居し、運よく引越ししたのが港北ニュータウン。それから私のインク通いが始まりました。
横浜に引越してきた時は0歳だった子どもも今は小学生になり、親子でお世話になっています。
写真1枚目の右上は、キッズ・学童文具コーナー。お子さんが楽しく文房具を選べるように、棚は子どもが商品を選びやすい作りになっています。秘密基地みたい! 私は小学生のころからずっと文房具が好きです。子どもの頃、家の近くにこんな素敵なお店があったら、毎週おこづかいを握りしめて通ってただろうなと思います。
「文房具屋さんが使う仕事道具を見せてください!」コーナー
まずショップマネージャー加納さんの仕事道具です。道具を収納するバッグはデルフォニックスの縦型インナーキャリング。ストラップをつけて斜め掛けされています。
文房具屋さんの仕事道具は、メジャー(棚などの幅や高さを測る)、マスキングテープ(仮の固定にとても便利)、油性ペン、傾向マーカー、浸透印、テープのり、修正テープ、カッターナイフ、はさみなど。
個人的に気になった文房具は、ガムテープなどを切ってもくっつかない高性能はさみ「ネバノン」や、クツワの折りたたみアルミ定規。定規は帰りにインクで買いました。小学校のプリントで「下半分を回答して、切って提出」にも役に立っています。
スタッフ・マヨちゃん(緑色が大好き)のお仕事道具も見せてもらいました! ウエストに黒いバッグをつけられていて、そのバッグの中にクツワの文具エプロンバッグミニを収納されています。バッグインバッグとして使うのも便利そうですね!
「このサラサの緑色(水性ボールペン)はどんな時に使われるんですか?」と伺ったところ、限定発売されたペンで緑が好きで購入。中身のインクは黒に替えて使っているそうです。マルマンのメモ帳も緑、写真にはうつっていませんがスタッフパスのストラップ紐も緑で、好きがとても伝わってきました。
個人的に気になった文房具は、ツヤあり仕様の赤いカッター。カッター刃も通常のシルバーでなくブラックで本当にカッコ良かったです!
お仕事中にも関わらず、道具を快く見せてくださったインクのスタッフさん、ありがとうございました! これからも通います。
道産子の私がおススメするさっぽろラーメン「満龍」(レポーター みなたま)
私が港北 TOKYU S.C.の想い出として思い浮かぶのは、5階にあるさっぽろラーメン横丁「満龍」です。
北海道から引越してきて間もない頃、センター南駅に降り立ちました。
昼食を食べようと探していると「さっぽろラーメン」の文字。吸い込まれるようにお店の中へ入って行きました。
注文したのはもちろん「味噌ラーメン」。
札幌圏内に住んでいたので「味噌ラーメン」は身近な存在でした。
ひとくち食べてすぐ「これは西山製麺の麺だ」と感動したのを覚えています。
スープも純粋な「札幌味噌ラーメン」の味。
「伝統のさっぽろラーメンにこだわりつづける」というキャッチフレーズに頷けます。
昔ながらの飾らない「味噌ラーメン」は、実家で食べるラーメンを思い出させてくれました。
ちょうどホームシックにかかっていた私は、その懐かしい「札幌味噌ラーメン」の味に涙が出そうになりました。
まだ幼かった息子には小さなどんぶりに分けて、2人で1食分を食べていました。
今では常に「大盛り」を注文する息子なので、このことも懐かしい思い出です。
味噌ラーメンが食べたくなったら「満龍」と決めているのですが、2種類の味噌ラーメンが仲間入りしていたので、次回食べてみたいと思います。
「BANKAN」で着物デビューしました(レポーター いっちー)
私が一番想い出深いお店は「BANKAN(ばんかん)」でしょうか。A館3階にある着物屋さんです。子どもの七五三を機に、購入後も無料の着付け教室などのフォローもあるとのことで、思い切って着物デビューしました。
月一回ののんびりペースで通っているので、いまだに着付け教室でお世話になっています。もう一年以上になりますね。とくに通う回数制限はないそうで、早い方は集中して通って着方をすぐ覚えてしまう方もいらっしゃるそうです。
着物のことはよく分からないという方も、店員さんからアドバイスを受けながら自分に似合った着物を選ぶことができます。センス抜群のカリスマ店員小林さんが「着物だけを知るだけじゃダメ。休みの日は洋服店を見て流行りを研究している」とおっしゃっておられました。日々の努力によってセンスが磨かれているのですね。
仕立て代も含めると、けして安価な商品ではありませんが、「(BANKANのオリジナル商品なら)ラルフローレンのワンピースと同じぐらいで買えます」とのことで、まったく手が届かないというわけではないかなと思います。
七五三以外にも、幼稚園の卒園式や小学校の入学式とこちらの着物を着させてもらっているので、子どもの成長とともに今後も想い出が積み重なっていきそうです。
和服のみならず、店舗には可愛い雑貨なども売られています。贈答品を探すのにも良いのではないかと思います。
親子ランチ会は貴重な想い出「バケット港北東急SC店」(レポーターみお)
私の港北 TOKYU S.C.想い出のお店は、親子ランチが叶ったお店「バケット港北東急SC店」です。
私の息子は、コロナ禍に突入したタイミングでの幼稚園入園。親子遠足は在園期間1度もなく、さらに園バスを利用していたため園に行く機会も少なく、上の子の時に比べて驚くほどママ友付き合いがない状況が続きました。かろうじて仲良くなった園のサッカークラブのママさんたちに「もうすぐ卒園だから、幼稚園が平日お休みの機会に親子ランチしちゃう?」と提案したところ、「港北東急のバケットはキッズルームもあって良いよ〜!」と1人のママがおすすめしてくれたのです。
実際のところ、こちらのキッズルームがとても良かった!
スペースが隔離されているテーブル席にさらに扉付きの2、3畳ほどのキッズルームが備えられた造り。
子連れランチ会の時に心配な「他のお客さんへ迷惑をかけてしまうこと」をかなり軽減できる仕様となっていました。(混雑時には同じ空間のテーブル席に他のお客さんが入ることもあるそうです)
大人数での利用の場合、メニューは事前オーダー、お会計はまとめるというお店側のルールがありましたが「ドリンクバーとパンビュッフェは必ず親が取りにく」など、他のお客さんに迷惑にならないようマイルールを決めておきました。テンション上がった6歳の子どもたちがドリンクバーに行ったら悪い予感しかないからですね。笑
パン食べ放題のキッズメニューも充実している上、キッズメニュー1品で1回ガチャガチャができるのも嬉しいサービスです。
ご飯を食べた後もしばし子どもたちはキッズルームで遊んだり、親は子育てトークで盛り上がったり。
最初で最後の幼稚園親子ランチ会がバケットで叶って、良かったです。
息子もすごく楽しかったようで、翌日は園で「友達大勢でご飯たべたんだ!」と自慢していました。
※ランチの予約は平日11:30までの入店のみ可能。
映画鑑賞の常識を変えた「港北シネマズ109」(代表 のぞみん)
港北 TOKYU S.C.が開業した時、私は鷺沼に住む高校3年生でした。このエリアが何もない野原だった頃から知っているので、こんな大きなモールが開店するほどの街の発展に感動したのを覚えています。
特に印象的だったのは109シネマズ港北です。当時は映画というと、渋谷・新宿・横浜などの大きな駅にある大きな映画館で見るのが一般的で、まだシネマコンプレックスが珍しかったのです。この開業により、家の近くで、しかもたくさんの映画の中から選んで鑑賞できるようになったことで映画がぐっと身近になりました。実はこの店舗は109シネマズの1号店でもあるのです。
それから各地にシネコンが増えましたが、今でもここにはよく足を運びます。お気に入りポイントは2つありまして、1つはハーフ&ハーフ(塩・キャラメル)のポップコーン。甘×塩の組み合わせはいくらでも食べられます!
もう1つはシネマポイント会員サービス。入会金が1000円かかりますが、以降は会費無料。6回鑑賞すると1回無料鑑賞できるなど、かなりお得に映画が楽しめるので、年に数回でも見る方にはおすすめです。
これからも末長く、地域のエンタメを盛り上げて行ってほしいですね!
みなさんの想い出のお店は?
各レポーターの想い出深いお店を紹介させていただきましたが、みなさんにも、想い入れのあるお店はありますか?
港北 TOKYU S.C.は4月に25周年の区切りを迎えましたが、今後も30年、40年とこれからも、センター南を盛り上げていってもらいたいと思います。
住所:横浜市都筑区茅ケ崎中央5番1号
HP:https://www.kohokutokyu-sc.com/