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DJ検定4級合格記念! 日本DJ協会代表理事・DJ DRAGONさんインタビュー

川崎市が主催の「かってにおもてなし大作戦」をきっかけに「DJ集団・ここではない、どこかへ」を結成したロコっち新百合ヶ丘のメンバーたち。 「DJ集団・ここではない、どこかへ」に関する記事はこちら 今年3月にしんゆり駅前で開催の「かってにおもてなし大作戦」でDJデビューを予定していたのですが、新型コロナの影響でイベント自体が延期となってしまいました。 デビューの機会を失ったことでDJへの情熱を失いかけていた頃、「DJ検定」の存在を知った私・ねこさとPは、“今できること”として検定を受けることに。 その結果、なんと5級と4級に合格! さらに、DJ検定を立ち上げた「日本DJ協会」の理事長である橋本達史さん(DJ DRAGONさん)に、共通の知り合いを通じてお会いできるという奇跡が起きたのです!!! DJ検定に関する記事はこちら 日本DJ協会の設立から、DJ検定のこと、コロナ禍でのDJの可能性など、たっぷりお話をうかがったので、ぜひご覧ください!
まずは日本DJ協会について、お話を聞かせてください。
2014年に設立して、今年で7年目になります。団体を立ち上げる前は“自称DJ”の逮捕が続いた頃で、真面目にDJ活動をしている人のイメージまで悪くなると思い、「DJと書かないでほしい」とメディアに抗議したんです。でも、ちゃんとしたDJ団体があるわけでもないし、DJの定義もないので、「調べた上でDJと書いている」と言われると、それ以上は何も言えなかったんですね。なので、何かあった時にきちんと説明できるように、という意味でも協会が必要だと思いました。 それと、僕は小学生の親でもあるのですが、子ども同士で「お父さんの仕事って何?」という話になり、うちの子が「DJだよ」と言うと、「いやいやいや。DJって趣味でやるものでしょ?」と言われるらしくて(笑)。海外ではDJは憧れの職業ですが(国際的に有名なDJの平均年収は約20億円以上とも言われる)、日本では、なかなか職業として認められないんですよ。そこでDJ協会を立ち上げた時に、プロとアマの棲み分けを協会で確立しようと思ったんです。でも、すごく難しくて。1年に1回しかDJをしなくても素晴らしい方もいらっしゃるし、たくさんイベントをしていてもアマチュアの方もいらっしゃる。なので、棲み分けを目的にするのではなく、協会として何をしていくかミッションを3つ決めることにしました。
そのミッションとは?
まずはDJを増やすことですね。大きな話になりますが、DJ人口100万人を目標に掲げています。ゴルフにしても釣りにしてもプレイヤーが多ければ必然的に大会が開かれるし、それがきっかけでスポンサーがついたり、シグネチャーモデルが発売されたり、プロが生まれますよね。DJも同じで、DJが100万人いればDJに興味を持つ人も増えるだろうし、プロが明確化されるのではないかと思ったんです。 そして、ふたつ目のミッションは、DJを学校教育に取り入れること。音楽の授業って、楽譜が読める人と、そうでない人で大きな差が出るじゃないですか。だけどDJは楽譜が読めなくても音を操ることができる。それってすごいことだし、DJを授業に取り入れることで、音楽を好きになる人が増えるかもしれないと思ったんです。中学校ではダンスが必修化されているので、ダンスの授業や発表会にDJを活かすのも面白いですよね。 3つ目は、DJプレイを通じた文化交流の創出です。海外の学祭パーティーやホームパーティーってDJの存在が大きくて、海外に住んでいた経験のある人に話を聞くと、パーティーでDJをやっていたっていう人がたくさんいるんですよ。そういった人を通して外国の方たちと交流できればなと思っています。
日本DJ協会が行なっているDJ検定を私も受検させていただいたのですが、5級と4級はDJのスキルではなく、知識をはかる内容になっていますね。
例えば“BPM”の意味は知っていても、“Beats Per Minute”の略だと知らない人ってたくさんいると思うんです。DJプレイには直接関係なくても、知っていて損はないよねという問題を5級と4級では出題していて、もし分からなければネットで検索してもらってOK。調べることで知識を得てDJに興味を持っていただくのが狙いなので、5級と4級は誰でも受検しやすい内容になっています。気軽にLINEで受けられますし、最近では小学生の受検者も増えていますよ。 ただ、3級以上は実技が入るので、機材が必要になってきますね。英検と一緒で、4級を獲ったら3級、3級を獲ったら2級というふうに、どんどん挑戦したくなると思うんですよ。1級を受ける頃にはDJが楽しくなって知識とスキルも自然とついている。そんな流れを作っていければいいなと思っています。 今は5級合格者が5000人を突破しましたが、最初は同業の方たちに“DJって検定するものじゃないでしょ”と言われました。おっしゃる通りだし、反対意見も納得できたので、それを踏まえた上で“僕らがやっている検定はこれです”と堂々と言うようにしています。次の目標は1万人突破で、そのためにはDJ検定の存在を多くの方に知っていただく必要があります。今回こうやってお話を聞いていただけることで広がりが出るので、とても嬉しいですね。
私と小川さんはママでありながらDJに挑戦中なのですが、ママとDJの組み合わせに関しては、どうお考えですか?
DJって夜のイメージが強いですが、DJ協会としては、日中に親子で楽しめるパーティーをもっと増やしたいと思っているんですよ。そういった意味でもママDJが増えるのは嬉しいですし、応援したいですね。 以前、日比谷公園で行われた食のフェスティバルで昼間にDJイベントをやった時、子どもたちみんなが『パプリカ』で踊ってくれたんです。その光景が理想で、DJイベントを特別なものにするのではなく、バーベキューをしながらDJとか、盆踊りでDJとか、もっと気軽なものとして取り入れられるといいなと思っています。もしかしたらあまり仲良くなかったママ友とも、音楽を通じて仲良くなれるかもしれないじゃないですか(笑)。“音楽で生活が変わる”と僕は思っているので、ぜひ気軽に楽しんでもらいたいです。
では、最後にメッセージをお願いします。
DJプレイは、料理人が作るコース料理に近いと僕は思っているんですね。徐々に盛り上げていって、ピークを迎え、エンディングで感動を与える。そういう意味でもDJと料理は似ているし、DJ検定は調理師免許のイメージなんです。和・洋・中に関係なく調理師免許がひとつしかないように、DJも、ヒップヒップやハウス、テクノ、レゲエ、アニソンなどジャンルは様々でも、基礎の部分は同じ。ジャンルにとらわれずに様々な人に挑戦していただきたいと思っています。 それと、今はコロナの影響で音楽業界全体が大変な状況下ですが、そこから生まれる新しいものを期待していますし、僕ら自身も生み出していかないといけないと思っています。実はオンラインとDJって相性が良くて、先日、海外にいるDJからバトンを渡されてDJをする「リモートDISCO」という企画にラジオで挑戦したんです。それが好評で、これって世界中でバトンが渡せるじゃん! と思ったし、オンラインでDJフェスもできるなと思いました。バンドと違って自分ひとりで表現できるDJならではの可能性がたくさんあると思うので、それを探りながら、僕自身も新しい波に乗っていけるように頑張ります。
インタビューを終えて
私自身、2、3日に一度のペースでクラブ通いをしていた過去があるのですが、どのイベントも真夜中に行なわれ、場所も歌舞伎町や六本木など、今思えばとてもハードでした。 結婚をして子どもが生まれ、なかなかクラブに足を運べなくなった今、DJ DRAGONさんがおっしゃるとおり、青空の下、親子で気軽に参加できるDJイベントがあれば…と思いますし、それを実現するのに実はしんゆりはピッタリなのでは? とも思っています。 しんゆりフェスティバル・マルシェ、しんゆりハロウィン、アルテリッカしんゆり、納涼盆踊り…。さらに、麻生市民館ホールや川崎アートセンターなど、イベントや場所が充実したしんゆりの街を活かし、コロナが落ち着いた頃には「DJ集団・ここではない、どこかへ」の活動で、みなさんを笑顔にしたいと思います!
追記
インタビューでDJ DRAGONさん自身についてもお話をうかがったところ、ダンス・ミュージックとの出会いは、小学生の頃、家族で行った蔵王温泉のディスコだったのだとか。 そして高校時代は軽音部で嫌々ヘヴィメタバンドを組み(笑)、茨城県から上京後、原宿のバイト先で出会った男性(BIKKE)らとTOKYO No.1 SOUL SETを結成。ちなみにTOKYO No.1 SOUL SETの大ファンというカメラマンの小川ランは、取材中、大興奮でしたよ。 ソロでレゲエDJとして活動するかたわら、THE BIG BAND!!のボーカルを経て、武田真治さんとのユニット・BLACK JAXXのDJ&MCとしても活躍中で、「武田くんが筋肉ブレイク中なので(笑)、なかなか時間がとれませんが、これまでどおりゆっくり活動していければ」とおっしゃっていました。

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  • ねこさとP

    ねこさとP

    ロコっち新百合ヶ丘 編集長

    プロライター&エディター。ハガキ職人でもある。音楽と猫が大好き。 「セレブな街というイメージが強い新百合ヶ丘ですが、それだけではないお店や人物、イベントに着目し、最新情報からニッチな情報まで、自分がとにかく楽しいと思えることを、どんどんご紹介していきたいと思っています!」
  • 小川ラン

    小川ラン

    カメラマン

    プロカメラマン。特徴は常にイヤフォン。 日々のストレスから逃れるため夜な夜なランする。 生まれも育ちも麻生区。 「原っぱしかなかったしんゆり、現在のしんゆり、すべて見てきているからこその視点でこれからのしんゆりを切り取っていきます!」

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