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麻生区片平の村上さんから伐採前にいただいたアジサイの芽が出た件

今年は梅雨が長引いたため、あっという間に夏が終わると思いきや残暑が続きますね。 そんな中、私が密かに楽しみにしていること。それはアジサイの成長。 なぜこの時期にアジサイ!? アサガオじゃないの? と思った方。 私がアジサイに注目するのには、ある理由があったのです。
15年育てたアジサイが防護工事により伐採へ
場所は、麻生区片平中村通公園の南西にある市道脇の土手。 毎年5~6月、約100メートルに渡って連なるアジサイが、通りがかる人たちの目を楽しませてきました。 このアジサイは近所に住む主婦・村上さんが、約15年間ボランティアで大切に育てたもの。しかし土手の防護工事のため、6月15日より全て伐採されることになったのです。 「伐採前に花を持ち帰って、皆さんの家庭で花の命をつないでほしい」という村上さんの呼びかけを知り、工事がスタートする前日、現地へ行ってみると、そこにはアジサイとの別れを惜しむ人たちが。 こちらがその土手。伐採の前日だったため、すでにたくさんの方たちがアジサイをいただいて帰ったようで、残りわずかでした。 村上さんのお知り合いが書いたと思われるメッセージ。いかにこのアジサイたちが愛されていたかが分かりますね。 アジサイを眺めていると、15年育て続けた張本人である村上さんが現れ、「ハサミを貸しましょうか?」と親切に高枝切りバサミを貸してくださいました。 さらに慣れた様子でアジサイを掻き分けながら土手に登り、綺麗に咲いている花をいくつか摘んでくださる村上さん。 こちらがその村上さん。アジサイへの優しい眼差しが印象的です。 前日が雨だったため土手は滑りやすい状態でしたが、村上さんはひょいひょいと土手の上へ。 いただいたアジサイを自転車のカゴに入れて帰宅。すれ違う方々が笑顔でアジサイに見入っていました。
いよいよアジサイを鉢植え
実は私、過去にサボテンを枯らしたことがあり(水をあげすぎてブヨブヨになった)、それ以来、植物を育てるのを断念していたのですが、「花の命をつないでほしい」という村上さんの言葉に背中を押され、“挿し木”という方法で頑張ってアジサイを育てることに。 ネットの情報をもとに“鹿沼土”という用土を用意し、水分の蒸発を防ぐため、葉を半分に切って鉢に植えました。 元来がさつな性格のためバランスの悪さが目立ちますが、無理せずのんびり育てていこうと決意。 その後はひたすら水やり。村上さんが「アジサイは育てるのが簡単」とおっしゃっていましたが、なかなか新芽が出ず、途中くじけそうになる私。が、約1ヶ月後、ついにカワイイ芽がひょっこり!  8月4日。少し芽が伸びました。下のほうに出てきていた新芽も順調に育っています。この頃はちょくちょく雨が降っていたため、水のあげすぎに注意しつつ成長を見守ります(完全にサボテンがトラウマ)。 8月27日。暑さにも負けず順調に育っていますが、新芽にばかり注目していた私は、この日、あることに気が付きます。“もともと付いていた葉の色がヤバイことになっている!”と。野生の勘で“これは摘んだほうがいいだろう”と思い、色が変わってしまった葉を根元から優しく摘み取ることに。 ほかの茎にも少しずつ新芽がではじめ、8本中、5本が根付いたようです。嬉しい! 9月1日。最新の様子です。アジサイをいただいてから約2ヶ月半。ここまで育てることができれば、過去にサボテンをブヨブヨにした私でも綺麗な花を咲かせることができるに違いありません。
この想いが村上さんに届きますように
これまでの人生で、ほぼ植物を育てたことがなかった私ですが、村上さんの意思を継ぐひとりとして、ここまでは順調に育てることができました。 うまくいけば来年の梅雨時期には小さな花が咲き、3年後には地植えにして庭木として楽しめるそう。 道のりは長いですが、村上さんが育て続けた15年に比べれば、3年なんてあっという間。 これからも大切に、そして楽しみながらアジサイを育てていきたいと思います。 最後に、村上さんとお知り合いの方がもしこの記事を読んでくださっていたら、「村上さんのあのアジサイ、雨にも負けず、夏の暑さにも負けず、頑張ってるらしいですよ」とお伝えいただけると幸いです。
そしてアジサイが起こした奇跡・・・
と、ここで筆を置こう(パソコンを閉じよう)と思っていましたが、信じられない奇跡が起きました! 防護工事がどこまで進んでいるか気になり、アジサイが咲いていた土手へ向かうと、なんとそこには村上さんの姿が! 興奮しながらアジサイの成長を報告する私。 すると村上さんはとても喜んでくださり、冬に向けてのアドバイスまでくださいました。 そのアドバイスとは、「寒くなると葉が全部落ちて、ただの棒みたいになるけど、生きているから捨てないでね」とのこと。 あ、あぶねーーーー! 枯れた時点で容赦なくお別れするところだった! 育て方をネットで調べても、そこまではほとんど書かれていないので、この言葉が聞けて本当に良かったです。直接話を聞くって大事ですね。 ということで、村上さんへ想いを届けたいと思っていた私ですが、もう届いちゃいました(笑)。まぁ、同じ区内に住んでいますからね。 しかし、まだまだ続くであろうこの物語。 何かアジサイに動きがあった時は続編を綴りたいと思いますので、お楽しみに。 こちらが9月1日現在の土手の様子。着々と工事が進んでいます。 土手へ向かう坂の途中に広がる花畑も、実は村上さんが整備しているのだとか。これからの季節はコスモスが楽しめます。 「恥ずかしいから横顔でいい?」と照れながらも撮影に応じてくださった村上さん。ちなみに、オレンジのコスモスより黄色のコスモスがお気に入りだそうです。

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    ねこさとP

    ロコっち新百合ヶ丘 編集長

    プロライター&エディター。ハガキ職人でもある。音楽と猫が大好き。 「セレブな街というイメージが強い新百合ヶ丘ですが、それだけではないお店や人物、イベントに着目し、最新情報からニッチな情報まで、自分がとにかく楽しいと思えることを、どんどんご紹介していきたいと思っています!」

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