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本番直前! フィルハーモニー管弦楽団の練習にうかがいました

1983年にアマチュア演奏家によって結成されて以来、定期演奏会の開催や麻生音楽祭のファミリーコンサートへの参加など、麻生区を拠点に積極的に活動している「麻生フィルハーモニー管弦楽団」(以下、麻生フィル)。 そんな麻生フィルの春の定期演奏会に、世界的に活躍する指揮・和田一樹さん、ソプラノ・高橋薫子さんが出演! 本番1週間前の練習におじゃまし、お話をうかがいました。

穏やかな雰囲気の中、練習がスタート

訪れたのは、相模女子大学グリーンホールのリハーサル室。オーケストラの練習を拝見するのが初めてということもあり、緊張しながらリハーサル室の扉を開けると・・・。 オーケストラの練習というとピリピリとした空気をイメージしていたのですが、指揮を務める和田一樹先生のお人柄か、時折、笑い声が上がるほど穏やかな雰囲気の中、練習は進んでいきます。 (ちなみに和田先生は「のだめカンタービレ」や「マエストロ!」などの音楽監修協力や、玉木宏さん、竹中直人さんなどの指揮指導も行なった方です) 団員たちが心地良い音色を聴かせると「ブラボー! ブラボー!」と称賛し、気になるところは「何度もごめんなさいね。そこは~」と丁寧にご指導する和田先生。 そして、もうひとりのゲスト、高橋薫子先生のソプラノがR.シュトラウスの「4つの最後の歌」に乗った途端、たちまち音が艶やかに。パーテーションで仕切られているにも関わらず歌声がリハーサル室中に美しく響き渡り、オーケストラがさらに高尚な音となって優しく耳に届いてきました。 ではここで世界的にご活躍するおふたりにお話をうかがいましたので、ご紹介します。

 麻生フィルとのご縁から教えてください。

高橋 定期演奏会のほかに、麻生音楽祭でのファミリーコンサートに出させていただくなど、過去に何度がご一緒させていただいたことがありまして。今回はR.シュトラウスの『4つの最後の歌』という素晴らしい曲を歌わせていただけて嬉しいです。 和田 僕は初めての参加になるのですが、麻生フィルのコンマス(コンサートマスター)の方、それからコントラバスのトップの方と別のオケでご一緒させていただいて、麻生フィルでも、というお話をいただき、“ぜひ!”とお返事したのが始まりです。でも、まさか高橋先生とご一緒できるなんてビックリでした。 高橋 ふふふ(笑)。こんなに難しい曲、本当に歌えるの? と思いましたよね(笑)。 和田 何をおっしゃいますか。チラシに載っている僕の写真のサイズがおかしいくらいですよ。僕は高橋先生の1/10でいいくらい。 高橋 いえいえ(笑)。 和田 高橋先生ほどの大御所になると、練習には毎回参加されず、代わりの方にお願いすることが多いんですよね。だけど高橋先生は「最初から行きます!」と言ってくださったのが僕はすごく嬉しくて。緊急事態宣言の影響で1ヶ月しか合奏ができなかったのですが、高橋先生が最初から入ってくださったことで、オーケストラの皆さんも一気に歌の感覚を掴めたと思います。 高橋 オーケストラでこの曲を歌うのは初めてなので、私も最初から練習に参加できて良かったです。

麻生フィルの皆さんとご一緒してみて、いがかですか?

高橋 皆さん、とても仲が良くて、そういったところも音に出ていますよね。普段は別々の環境にいらっしゃるのに、練習になるとこんなにたくさんの方が集まる、その情熱も素晴らしいと思います。 和田 練習時間が半分くらいになってしまったのに、初回の合奏もよくできていましたし、皆さんの隠れた努力を感じました。

 この1年間は、お客様の前でステージができない日々が続いたと思います。その間、どんなことを感じていましたか?

和田 去年の4月から3ヶ月間はコンサートも中止になってしまって、本番復帰は8月31日だったのですが、その時はジーンとくるものがありました。 高橋 私の場合、本番復帰が9月で、歌い手がたくさんいるコンサートだったんです。その時、自分が歌う感動もそうですが、舞台の袖でほかの方の歌を聴きながら泣いてしまいました。何もできなかった時期に“歌はもういいかな”と思ったこともありましたし、大学で歌を教えているのですが、授業がリモートになったのも結構きつくて。少しずつ対面で授業をするようになって気持ちが持ち直していきましたが、マスクをしながらの授業は、なかなか難しいですね。今日みたいな練習も、マスクをして歌う現場もありますし。 和田 そう考えると、麻生フィルさんは素晴らしいですよね。 高橋 練習の時もパーテーションを作ってくださって、ありがたいです。

では最後に、演奏会に来られる方へ向けてメッセージをお願いします。

和田 こんな時期にわざわざ足を運んでくださるのは本当に嬉しいですし、こちらも自然と気合が入ります。普段が力を抜いているというわけではないのですが(笑)、頑張って演奏しようと思います。 高橋 お客様の中には、コンサートを待ちかねていたという方もきっといらっしゃると思うんです。ステージに立たせていただくこと自体がありがたいですし、今回はとにかく和田マエストロが素晴らしいので、楽しみしていただければと。 和田 何をおっしゃいますか(笑)。高橋先生のR.シュトラウスを、ぜひたくさんの方に聴いていただきたいです! この1年で音楽やエンターテイメントの表現方法が変わってしまい、活動を断念した音楽家も、おそらくいらっしゃるでしょう。そんな中、麻生フィルの皆さんは地道に活動を続けてきました。 本番まであと少し。大変な時期だからこそ大きな癒しを与えてくれる音楽の素晴らしさを、ぜひたくさんの方に感じ取っていただきたいと思います。

 麻生フィルハーモニー管弦楽団副団長・池上さんよりメッセージ

4月11日(日)14:30より第72回定期演奏会を開催します。 今までの演奏会よりも練習回数を減らし様々な対策を講じながら、全員で底力を発揮しなくてはという強い気持ちで臨んできました。 そしてなんといっても力を合わせて素敵な演奏会にしたいと励んでいます。 若手のホープである指揮者の和田一樹さんと天使の歌声の高橋薫子さんをお招きして、ベートーヴェンとリヒャルト・シュトラウスの名曲をお届けします。 客席の定員を減らし全席指定席でお迎えします、どうぞ安心してお越しください。 詳しくは麻生フィルのホームページをご覧ください。

Concert Information

麻生フィルハーモニー管弦楽団 第72回定期演奏会 日程:2021年4月11日(日) 時間:14:00開場(友の会は13:45) 14:30開演 会場:多摩市民館大ホール 入場料:全席指定1,000円(税込) 出演:麻生フィルハーモニー管弦楽団、指揮・和田一樹、ソプラノ・高橋薫子 曲目:ベートーヴェン バレエ音楽「プロメテウスの創造物」序曲 作品43、R.シュトラウス 歌曲「4つの最後の歌」、ベートーヴェン 交響曲第3番 変ホ長調 作品55「英雄」 問い合わせ:info@asaophil.org 公式HP:https://asaophil.org

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    ねこさとP

    ロコっち新百合ヶ丘 編集長

    編集プロダクション勤務を経てフリーのライター&エディターに。ロコっち新百合ヶ丘の運営のほかに、音楽誌や演劇誌などエンタメ系の雑誌でライターとして活動中。 プライベートでは2児の母で、猫とゲームと音楽鑑賞が趣味。DJ検定4級の資格を持つがDJプレイの経験がないため、人前でDJをするのが夢。

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