〇〇やってみたシリーズ「新百合ヶ丘周辺のどんど焼きをハシゴしてみた」

☆2024年の「どんど焼き」情報は最新版2024年麻生区新百合ヶ丘周辺の「どんど焼き」まとめをご覧くださいませ。

1月。
それはワタクシにとってはお正月の月でも、センター試験の月でもなく、「どんど焼き」が行われる特別な月!
皆さん、毎年行っていますか? どんど焼きに。

行ったことのない方のために、どんど焼きをざっくり説明します。

お正月に飾った門松や松飾り、ダルマなどを持ち寄り、広場の中央などでガンガン燃やす。

その火で焼いた団子やお餅などを食べ、その年の無病息災を願うという行事です。

団子はこのように竹(白竹と言います)の先端に刺して焼きます。
3mくらいあるので、周りの人に気を付けるというのも非常に重要。

ワタクシ、「どんど焼き」が大好きなんです。

1年のいろんな行事の中でもかなり上位にきます。

もちろんクリスマスより、ハロウィンよりも好きですよ。

何故こんなにも「どんど焼き」に惹かれるのだろう?

理由は明確。

子どもの頃からずっとこの行事に参加しているからです。
どんど焼きと共に新しい年がスタートする、そんな感覚。

お団子が焼けるまでの待ち遠しさ、風下に立ってしまって煙で目がしみてゲホゲホ。
服や髪の毛に匂いがついてしまう、これもまた一興です。

それもどんど焼きの醍醐味です。

ちなみにワタクシが生まれ育った地方では、このお団子を「まゆ玉」と言いまして、色とりどりの団子を各家庭で作って、細い木の枝に刺してお正月の間、家の中に飾っておきます。

我が地方ではこんな感じのお団子でした。


色とりどりですねー。

食紅でおなじみの食用色素で色をつけるんですよ、これ。
首都圏でのどんど焼きは白い団子だけなので、ちょっとさみしいなと。

子どもの頃、毎年1月中旬頃に行われるどんど焼きでこれを焼いて食べていました。

おばあちゃんと一緒に団子を作って飾って、どんど焼きで焼いて食べる、それがとても楽しみでした。
一緒に焼き芋もやっちゃったりして。

おばあちゃん子だったから、自分の原風景を思い出しちゃうんですよねー。

ということで、どんど焼き好きが高じて今年は1月11日(土)、12日(日)、19日(日)で行けるだけ、どんど焼きに参加してきました!

今まで生きてきた中でも、こんなにどんど焼きに参加したことは、ないです。

これだけどんど焼き会場に姿を見せるのは、ワタクシか、新年の挨拶回りも兼ねて会場に現れている議員さんか、というくらいなものです。

各どんど焼会場に行くと、もれなくいらっしゃいます、議員さんが。
午前はこの会場で、午後はこの会場で…。

まあ、それが分かっているワタクシも出現率は同じ。
数あるどんど焼き会場でどこをセレクトするかのか、というのも議員さんもワタクシも考えておりますよ。

ということで、「ハシゴ酒」ならぬ「ハシゴどんど!」に行けるだけ行ってみた!


新百合ヶ丘周辺でのどんど焼き、実は色々な場所で行われています。

もちろん全部行くのは無理なので、ピンポイントに絞って今回は参加してみました。
(ほか媒体さんのまとめ記事を参考にさせていただきつつ…)

各会場ごとに詳細をまとめましたので、ぜひ来年の参考にしていただければ嬉しいです!

今回行ったどんど焼きは5会場でした。

もうちょっと行けたかなー、とも思いますが、結構時間が被っていることが多いので、泣く泣くあきらめた会場もあります。

では、参加した順でそれぞれをご紹介します!

【1月11日(土)】
場所:真光寺小学校 校庭
時間:15時~
お団子:子どもは無料。大人は100円。3個入り(色付き)
駐車場:なし

こちらの会場、ワタクシ初参加です。

真光寺小学校の校庭で2カ所で火をおこしているので、スペース的に余裕のあるどんど焼きです。

スペースが狭いと、お団子を竹に刺す時にちょっと危ないんですよね。

竹は3メートルくらいの長さがあるので、自分の前後を注意していないと、子どもも多いため思わぬ事故に繋がります。

ここは校庭なので余裕を持って団子がセッティングできるし、火も2ヶ所あるので混雑感は無し。

そして感心したのが、先に子どもに団子を配るという、他では採用していないシステム! これは良いですねー。

やはりまずは子どもに楽しんでもらいたいので、非常に好感の持てるどんど焼きでした!


【1月12日(日)】
場所:柿生アルナ園
時間:10時~
お団子:大人も子どもも無料。3個入り
駐車場:なし

柿生駅から新百合ヶ丘方面に徒歩5分ちょっと。坂の中腹にある老人ホームの広場で行われます。

毎年行っているくらいワタクシもお気に入りの会場で、ここは本当に凄いです。

①団子無料!
②すいとん無料!!
③災害用わかめご飯無料!!!

の3連コンボ。こんなどんど焼き、なかなかないと思います。

ではこのすごさ、1つずつ解説します。

①お団子無料!


こちらは整理番号制です。10時くらいに行けば、まだ整理券がもらえました。
あまり遅すぎるとお団子が無くなるのでご注意を。

これさえゲットできれば無料でお団子がもらえます。

②すいとん無料!!


こちらも毎年振る舞われています。

大鍋で作った、寒い中で食べる熱々のすいとんは、もちろん美味。
我が子もお代わりしました。

③災害用わかめご飯無料!!!

こちらは去年までは無かったような気もします。

帰り際におばちゃんに「災害用わかめご飯もらった? ほら、持って行きな!」と手渡されたパック。
ホスピタリティが年々グレードアップしている…。

ということで食べ物の充実度はダントツです。

ただ、人数のわりにちょっと狭いスペースなので、気を付けてどんど焼きに挑まないといけない場所でもあります。

【1月12日(日)】
場所:あさお ふれあいの丘
時間:14時~
お団子:上麻生町内会の人は無料。それ以外の人は100円。3個入り
駐車場:あり(無料)


今年初めて行きましたが、とにかく会場が広いです。

駐車場もすぐ隣りに無料で用意されているので、車で行きたい方にはオススメ。

広い会場なので、炎も大きいです。

ただ、大きいがゆえにお団子を焼ける状態になるまで時間かかります。

ガンガン燃えている時には、お団子が焼けません(というか、火に近寄ってはいけません)。
火が消えてきて炭火状態になってから、「焼き」スタートです。

なので、ここは火を付けてから「焼き」スタートまで1時間ほどかかります。

別に燃えている火を見なくてもOKという面倒くさがりさんは、開始1時間後からでも大丈夫。

どんど焼きの火を見るのが好きという人はオンタイムで行けば、1時間はたっぷり火が見られますよ。

ワタクシはもちろん「ずっと火を見ていられる派」です。

ちなみに我が家族は、ワタクシ以外はみんな車で待機…。
どんど焼きに対する情熱の違いが伺えますね。

ここはお団子も結構余裕をもって作っているようでしたので、無くなることもなさそうでした。

なので焼くのだけを楽しみたい人は、ゆっくり行っても大丈夫ですよ。

【1月12日(日)】
場所:栗木御岳神社
時間:15時~
お団子:300円。5個入り
駐車場:なし



栗木御岳神社の敷地内で行います。雰囲気としては、いい感じの場所でのどんど焼き。

だるまを売っていたり、甘酒の無料配布もあって、わたあめ、ラムネなども販売されており、ミニマム縁日が。

わたあめは我が子も毎年必ず買っており、今年も買えるものだと思っていましたが、「ハシゴどんど」のおかげでここに到着した頃(16時頃)には、わたあめだけ早々と終了!

もう機械もバラシ作業に入っておりました。

納得できない我が子にはラムネを買ってあげてなんとか騙し騙し…。

そして16時の段階では団子の販売も終了…。
やはり来るのがちょっと遅かったかー。

「ハシゴどんど」もここは間に合わずか。
しょうがない、さて帰ろうか、と思っていた矢先、係の人がちょっと余ったお団子を歩いて販売していたので購入!

どんど焼きの神様、ありがとう。来年も、もちろんどんど焼きにいっぱい行きますね!

ちなみに、ここのお団子は5個入りで300円です。これを高いか安いか、どう取るかは人それぞれ。

さて、肝心のどんど焼きですが、ここはちょっとスペースが狭いです。

そのわりに参加者が多いので、焼くタイミングの時は結構混みます。

皆さん最初に一斉に焼くので、ある程度落ち着いてからゆったりと自分のペースで焼くのがオススメ。

【1月19日(日)】
場所:金程小学校 校庭
時間:8時半~
お団子:100円。3個入り
駐車場:なし

どんど焼きのスケール感、インスタ映えを楽しみたい人は、間違いなくコチラ。
まず会場に到着すると、巨大なやぐらに圧倒されます。

写真を見てもらえばわかりますが、ここには飾り付けのプロフェッショナルがいます。
だるまがぶら下げられ、書き初めが周囲に貼られたやぐらの存在感たるや、一見の価値あり。


できれば火が着く前に見ていただきたい!

しかも大きい方のやぐらは、竪穴式住居の入り口(?)みたいな、中に入れる作りになってます。
こんなの初めて見たー! どんど焼きのレベル高すぎ。

普通は外側から火を点けて燃やすのがほとんどですが、ここだけは中から火を点けていました。
なので、最初は煙の量がハンパない!

空気が少ないと煙の量が多くなる、ということが良く分かりますね。

何の説明もなく写真だけ見たら、災害級ですね、これ。
とりあえずはこれを見るだけでも価値アリ、でございます。

ちなみに食べ物は豚汁が無料配布。しかも量が結構あります。

朝早めのどんど焼きなので、朝食代わりに、こちらをいただくのもアリですが、人気のため9時くらいには終了していました。

お団子、竹に関しては、共にすごい列ですが、余裕はあります。

8時半から火は点きますが、「焼き」スタートは10時くらいからなので、焼きを楽しみたい人はちょっと遅めに行っても大丈夫です。

ただ、できれば早く行って、飾り付けられたやぐらを見て、豚汁を食べて、圧倒的な煙に心躍らせる、というフルコースを体験してほしい!

以上、長文でございましたが、2020年の「ハシゴどんど」終了!

次のどんど焼きまでまだしばらくありますが、ぜひ来年、どんど焼きに行く際の参考にしていただければと思います。

周りでここまでどんど焼きに熱を上げている人はいませんが、とても良い文化だと思いますので、この行事が続いってくれることを願いつつ、みんなぜひ体験して! と心から思います。

そして来年に向け、ワタクシは「マイ白竹」を作ることを心に誓いましたよ。

最後に独断と偏見の「新百合周辺のオススメどんど焼きBEST 3」を発表!!!!

1位:金程小学校 校庭

2位:柿生アルナ園

3位:真光寺小学校 校庭

番外編 どんど焼き通になりたい貴方に教える! どんど焼きマスターへの道

その1:「匂いがついてもいい服で参加しよう!」
どんど焼きは、かなり匂いが付きます。
楽しめば楽しむほど、匂いが付きます。
ハシゴどんどすればするほど、匂いが付きます。

なので、セーターなどはやめたほうがいいです。
お気に入りの服ではなく、2軍か3軍をまとって参加するのがプロです。

その2:「味のバリエーションを作ろう!」
お団子は味がありません。ハシゴどんどすればするほど、お団子に飽きてきます。
(しかもワタクシ、お餅が苦手のため、お団子も実はそんなに好きではないという)

なので、味付けするものを持参するといいと思います。
砂糖醤油がオススメで、きな粉なんかもいいかもですね。

もちろんワタクシも持参しております。

その3:「お団子は隙間なく竹に刺そう!」
隙間が空いてしまうと、その部分の竹が徐々に火で燃やされて強度が落ち、そこからポキッと折れてしまうこともあります。

たま~に、そういう残念な目に遭ってしまう人も見るので、団子と団子の間は詰めて刺しましょう!

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