小田急線新百合ヶ丘駅のお隣“柿生”といえば、代々続く老舗や、アットホームなお店が並ぶ街というイメージが強いですよね。そんな柿生に突如「ホルモン王子」というパンチの効いた名前のホルモン焼き店がオープンしました。
ホルモン王子とは一体何者なのか? 気になる素顔とは!?
目次
鍛え抜かれた肉体でホルモンを焼く!
ホルモン王子を経営するのは、農業大学に通う佐賀県出身の20歳、小楠裕己さん。実家は養豚場を営んでおり、その縁でホルモンを扱うようになったのだとか。
こちらがホルモン王子こと小楠さん。
緊急事態宣言下の3月3日にオープンしたため、なかなか客足が伸びず、それでも“バズりたい”という理由から、なんと3月20日まで毎日先着20名に全品無料のサービスを実施!
こちらが「先着20名無料」の看板。静かな柿生の街をざわつかせました。
お店のSNSの様子からすると若者以外は利用しづらい雰囲気がありますが、思い切ってお店をのぞいてみると、「いらっしゃいませ! どうぞ、どうぞ」と威勢のいい声に導かれ、吸い込まれるように入店。
するとそこには、鉄板を前に鍛え抜かれた肉体でホルモンを焼くホルモン王子が!
SNSとお店の看板でしかその姿を拝見していなかったので、正直テンションが上がりました(笑)。
コスパ最強のメニューがずらり
オープン当初は4種類しかなかったメニューに、焼きおにぎりやもつ煮込みなども追加されたとのことで、ホルモンとレバーのほかに、もつ煮込みを注文。
ホルモンのほかに、新メニューも続々登場!
ほど良く油の乗ったホルモン、全く臭みのない新鮮なレバー、お年寄りやこどもでも食べられるほど柔らかいもつ煮込みと、どれも大満足の味で、無料でいただくには申し訳ないほど。
大腸と小腸のホルモン、新鮮なレバー、柔らかいもつ煮込み。
そして、鉄板でホルモンを焼きながら部位について丁寧に説明してくださるホルモン王子は、予想以上の好青年! 今は友達の来店がほとんどとのことですが、それも彼の人柄あってのことでしょう。
ホルモン王子からコメント
ホルモン王子「お客さんは友達がほとんどで、正直言って柿生の方は少ないです。緊急事態宣言中なので、スーツを着たサラリーマンの方たちはお店の前を素通りしていきますし、僕に対する先入観もあると思いますね。
なので、柿生以外の場所からお客さんを呼ぶ意味で、無料キャンペーンをはじめました。実績を残せば街の人も注目してくれると思うし、柿生の街自体を盛り上げることにもなる。そのため今できることは、とにかく美味しいホルモンを提供すること。
自分の経験として、落ち込んだあとは必ず上がっていくので、これからは上がっていくだけ。注目していてください」
そう力強く語ってくれたホルモン王子。最後に将来の夢をうかがうと「日本一の産業グループを作る!」という熱い言葉が返ってきました。
夢が見つかりにくい今の時代、ここまで明確に夢を語れること自体が素晴らしいし、そんな彼を無条件に応援してくれる人も、これからきっと現れるはず。
柿生発の成功者を目指すホルモン王子を、これからも応援したいと思います!