麻生区には、たくさんの街路樹があります。
コブシ・サクラ・ハナミズキ・ヤマボウシ・ユリノキ・プラタナス・ケヤキ・ベニトチノキ・モミジバフウ・マテバシィなど色々あるのですが、イチョウの並木道は秋の象徴のような気がします。
百合丘第二公園から続く百合丘第一緑地の中のイチョウの散歩道が気になって出かけてみました。
紅葉にはまだまだでしたが、高く伸びたイチョウの木は全てを包み込んでくれる様な感じがします。
この散歩道を抜けて百合ヶ丘駅まで続く道は眺望も良く、散歩には気持ちの良い道です。
栗平駅前や五月台駅前にもイチョウの街路樹があって、黄色の樹林帯になるのです。
街に華やぎが生まれ、葉が落ちるまでは暖かなたたずまいが漂います。
圧巻なのは王禅寺東のイチョウの長い長い街路樹です。
季節が進んで落ちた葉が黄色の絨毯になり、車を走らせていると異次元の黄色の世界へ吸い込まれていく感じがします。
これから色つぐイチョウ。お天気の良い日散策してみることおすすめします。
世界中の全てのイチョウは人の手を介した栽培種で、野生種は中国の山脈にしかなく、その数もわずかな数のみなのだそうです。
約1億5000万年前の恐竜王国時代のジュラ紀に生息した多種の植物の中で、イチョウだけが氷河期を生き延びて現存していると言う古代樹なのです。
そう思ってイチョウ並木を歩いてみると、異次元の世界へ迷い込む感じは納得します。
このイチョウのように何事にも負けず、天に向かって伸びる様に、私たちもコロナ禍の中で負けないで希望を持って進みたいですね。