今年の11月は暖かくお天気の良い日が続くので、王禅寺ふるさと公園に何度も足を運んでいました。
そして感じたのは『凄く良い公園になっているなぁ』と思いました。

平日の昼下がりは訪れている人も少ないのですが、あちこちにグループで固まってお話ししている人たち、一人でお弁当を食べている人、本を読んでいる人、芝生広場で遊んでいる親子などなど色んな年代層に利用されているのです。

雑木林の緑陰エリアに足を踏み入れました。
こんなに広かったかなと思うほど竹林や杉林が続きます。大木の山桜が一番奥に保全されました。
花が咲くと梨の木団地の高台からこの山桜は緑の樹々の中に薄桃色の色彩が眺められます。

この公園はゴミ捨て場でした。川崎市市制六十周年の記念に作られる事になりました。
スポーツ公園という構想もあったのですが、当時の子育て世代のママたちによって『子どもが遊べる公園』をと提言し、行政と共に考えて出来た公園なのです。

この事業に携わったママたちの大半は渋谷益左右氏の『私設ゆりがおか児童図書館』で読み聞かせや図書の整理などのボランティアをしていた人たちです。
ジャンケン遊びやしりとり等々ができるマンホールのアイデアも、このママたちの発想です。
沢山の種類のドングリや木の実の樹木の選定をして植林をしたのもこのママたちです。
子育て世代のママもシニアになりました。
そしてふるさと公園も樹木が大木に育ち、梅や桜の花咲く春から木の実が落ちる秋と四季折々楽しめる公園になりました。

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