が、しかし、お米がすぐなくなると嘆いていたところ、友達に「ふるさと納税で購入したらいいじゃん!」と言われたことがあったので、興味はありました。イメージとしては、「地方の名産品をお安く購入でき、購入することで地方を応援できる。」…浅い!知識が浅い!そんな訳で先日、市議会議員の月本たくやさん主催の「ともに考える!ふるさと納税」に私小川ランがはりきって参加してきました。
目次
まずはふるさと納税とは…
ふるさと納税(ふるさとのうぜい)とは、日本に於ける寄附金税制の一つ。”納税”という名称だが制度上の実態は「寄付」であり、任意の自治体に寄付をして、その寄付金額を現に居住する地方自治体へ申告することにより寄付分が控除できる本制度をもって、希望自治体に事実上の”納税”をするというものである。「ふるさと寄附金」とも呼称される
by Wikipedia
ウィキペディアに頼ってすみません。
そうだそうだ、購入(寄付)によって納税できるのね!大事なとこ忘れてたわ!と思う私。
実際にどんなものが購入できるのか、某ふるさと納税サイトを見ながらみんなで確認。
お米、お肉、日本酒、などなど。このへんはイメージ通り。
某有名メーカーの缶ビール(ア○ヒ、エ○ス)などもありました。
サイトのイメージも楽天市場と見間違うような感じで、地方を応援するためと言う大事な目的を忘れそう。
そして、ここからが衝撃でした。
なんと、川崎市民がふるさと納税でほかの地域を応援(寄付)しようとすればするほど、私たちのために使われるべき大事な市税がどんどん減っていくのです!その額なんと令和元年だけで56億円に達するのではないかと言われているそう!
その理由は、ほとんどの自治体は減収額の75%が地方交付税で補てんされるそうなのですが、川崎市は地方交付税による補てんがないからだそうです…
あーびっくりした!!!衝撃!やだ!なんで!
市税が減少していくと、川崎市民に提供される行政サービスに影響が出る恐れがあります。
これはなんとかしなくては!と月本さんと参加者の皆さんでいろいろ話し合いました。
その一部をご紹介。
・実際に行政サービスを減らしてみて恐怖を与え、この事実を知らしめる。(と言う大胆な意見。笑)
例えばゴミ収集日を一日減らすなど。
・そもそも物を提供するからいけない。体験を提供したらどうか。(体験を提供している自治体もあります。川崎市にもある!)
・ふるさと納税が加速するとこんなサービスがなくなるかも!と言う注意を促すステッカーを作りあらゆる場所に貼る
・実際行政サービスがなくなると街でどんな不便や恐怖が起こりうるのかをリアルに体験できるVRムービーを作成。
などなど。皆さんと真剣に話し合いました。
この事実を知っていて、あえてふるさと納税で購入(?)寄付(!)しようと思う川崎市民がいるのかは謎ですが、ふるさと納税マニア的な方もいるそうです。けれど、この事実を知らないで寄付している方が多いのではないでしょうか。
そうなるとまずはこのふるさと納税における川崎市の状況を多くのみなさんに知ってもらわなくては!そして今回のように、市議会議員の月本さんが、このような会を開催してくれるってとてもいいなと思いました。
ふるさと納税が悪い訳ではまったくありませんが、「ふるさと納税とはそもそも何なのか」を考えるとてもいいきっかけになりました。
せっかく自分の住んでいる市を応援してもらったり、違う市を応援したりできるのだから、本来の意味でふるさと納税が活用できるように、しっかり考えていきたい!
とたまには真面目なことを考える私でした。
まだふるさと納税を活用したことがなかったので、ますます活用の機会を失いましたが笑、「私たちや子どもたちが住んでいる国や街が、どうやったら良くなるのかな。」とか考えることって、こうやって身近にある問題を考えていくことから始まっていくのだと思います。若い子たちにもぜひまたこの講習会やってほしいです月本さん!www
ふるさと納税の川崎市の状況について、市のHPに詳しく載っています。