筆者の大好きな場所、えだきん商店街をご紹介するシリーズです。
第1回はこちらから。
パリジェンヌが貸し出してくださっている乗り物で心ゆくまで遊んだ娘、お腹が空いたとのことでパリジェンヌから数十メートル進んだ先にあるAsuta Cafe（アスタカフェ）でランチをいただきました。
Asuta Cafeは、障がいを持つ方々の社会参加のために、働く場や就労訓練の場を提供するNPO法人・アスタ荏田が運営するカフェです。
ロコっちの過去記事もご参照ください。
目次
Asuta Cafeでランチ
今回我々が頼んだものはサンドイッチのセットとりんごジュース。親子で分けました。サンドイッチセットには“ミニスイーツつき”と記載あり。何かな〜とワクワクして待っていると…
シフォンケーキだ〜！！！やった〜！！！アスタ荏田のスイーツ大好きです。センター南駅の移動販売でもよく購入させていただいています。
サンドイッチはホットサンドでした♪
3歳の娘も半分いただきました。おいしかったようでよく食べていました！食べている時にお店の方が「マスタードがついているから辛いかも…」とわざわざ心配してお声をかけてくださいました。お心遣いに感謝です。
シフォンケーキについているクリームはホイップではなく生クリームでした。アスタ荏田のこういう素材にこだわるところが大好きです！
ドリンクを単品注文すると自家製クッキーが一枚ついてきます。嬉しいサービスです。
Asuta Cafeのもう一つの楽しみ、BOX SHOP
こちらのお店にはレンタルスペースを貸し出しハンドメイド作品を委託販売する「BOX SHOP」があります。
今回私達親子が釘付けになってしまったのはこちらの棚。
なんとこちらはアスタ荏田の利用者さんが作られた作品だそうです！ たくさんあるBOXの中からアスタ荏田のBOXに親子でビビッと来れたのはとっても嬉しかったです。
BOX SHOPに関わるお話を聞けました
娘とお買い物を楽しんでいると、偶然にもBOX SHOPの運営・管理スタッフをされている佐野さん・澁谷さんが在店されており、お話を伺うことができました。
こちらのBOX SHOPは15年程前から運営されているそうです。アスタ荏田から「地域に根付いたハンドメイド販売を始めたい」と、そのノウハウを持っていた佐野さん・澁谷さんに相談をされたのが始まりとのこと。
出店者は様々で、地域の方や遠方の方、アスタ荏田のホームページからBOX SHOPに興味を持って問い合わせをされた事業所の方など多岐に渡ります。
筆者はマルシェなどでハンドメイド作品を購入するのが好きなのですが、それは作り手の人柄やストーリーが見えるから。
BOX SHOPの出店者の中にも障がいのある方、その関係者の方がいらっしゃるとは思いませんでした。BOX SHOPの利用により微力ながら障がい者支援に繋がると感じたので、思いっきり爆買いさせていただきました♪（何より作品がとってもかわいかったのです）
我が家の購入品
今回私たち親子が購入したのはこちら。
まずはアスタ荏田の利用者の方の作品です。
次に、アスタ荏田と縁のある障害福祉サービス事業所、相模原の「ひまわり工房」利用者の方の作品です。
私はいわゆるパーソナルカラーで言うと“イエベ秋”のためこの色は普段選ばないのですが、作業所の方の作品と知ったことと、またラッピング記載の「工房の織りを閉じ込めました」という興味深い一文に「おもしろい！」と感じたことから購入を決めました。
調べてみると、ひまわり工房は機織りを得意とする障害福祉サービス事業所のようでした。
ひまわり工房のInstagramもあります。機織りの写真がたくさん載っています！こちらで出た織りが入ったアクセサリーというわけですね〜。制作の様子が見えるのは嬉しいです。
こちらの事業所は、定期的な納品に合わせ、毎回事業所のメンバーで相模原からAsuta cafeまでいらっしゃるそうです。納品の度にAsuta cafeでお茶をし、お菓子を買って帰っていかれるとのこと。納品が交流の機会となっているほっこりエピソードでした。
最後はハンドメイド作家「〜詩〜」さんの作品。
特にこのクリアパープルのお花は、娘に「ママこれつけたら仕事頑張れる気持ちになるんじゃない？」と言われたので購入を決めました。笑 頑張るぞ〜！
社会参加の喜び
BOX SHOP統括の佐野さんによると、アスタ荏田では利用者の中に手先が器用な方がおり、作品制作をされているとのこと。
制作者の方は、作ったものを買ってもらい、社会参加の実感を得ることで嬉しく感じていると思うと教えていただきました。
私も微力ながら趣味のお買い物を通じて思いがけず障がい者支援に関わることができ、喜びを感じました。
BOX SHOPを利用するならぜひ土曜日の午後に！
BOX SHOP運営ボランティアスタッフの佐野さん・澁谷さんは土曜日の午後に在店されていることが多いそうです。
もちろんそのまま購入してもかわいいハンドメイド作品ですが、携わる人の想いを聞いて、自分にとって、よりストーリー性を持つonly oneのお買い物をしてみるのはいかがですか？お二人共気さくにお話してくださりますよ。
出店してみたい方もぜひ
また、出店者も随時募集中とのこと。ちょうどインタビュー中に納品に来られていた出店者の方は、もう10年近くも出店を継続しているそうですよ。その理由をズバリお聞きしたところ、「お店や人の雰囲気がいいから」。それを聞いた澁谷さんが「私も（スタッフ業務が）土曜日の楽しみになっています」と返し、和やかに談笑される様子に居心地の良さを感じました。「垣根を作るつもりはない」と話す澁谷さん。納品するハンドメイド作品は、就労訓練のためアスタ荏田に通う利用者さんがお会計をすることもあるそう。そのため、見やすい金額表示・間違い防止の為の通し番号付与など、工夫された納品ルールがあります。作品販売を通じて、障がいを持った方と共に暮らしていく営みの中に自然と身を置くことができますし、地域に自分の居場所となる拠点が増えるのは素敵だと思いました。
ハンドメイド作品を販売してみたいとお考えの方、まずはぜひお店を覗いてみてください。誰でも歓迎、インクルーシブな雰囲気を持つ佐野さん・澁谷さんならば、いかなるバックグラウンドを持った想いでも、きっと素敵な販売の世界に繋げてくださると思います。
店舗情報
店舗名：Asuta Cafe
住所：横浜市都筑区荏田南5-7-9
営業時間：月・火・水・金 10:00-15:00、土 10:00-16:00
定休日：木・日・祝
電話番号：045-942-9600
公式サイト：https://asuta-eda.org/asuta-cafe/
アスタ荏田 Instagram：https://www.instagram.com/asutaeda/
