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東方農業専用地区で大根収穫体験
仲町台から徒歩10分ほど。東方農業専用地区にやってきました。新型コロナウィルス感染症対策として、密にならないように時間帯を3つに区切っての開催です。
最初に、畑を提供してくださった城田さんを紹介していただいたり、イベントにご協力してくださったJAさんをご紹介していただきました。
また、大根クイズで大根に関する知識を増やしました。
そしていよいよ、畑で大根収穫体験です。一家族800円で5本収穫できます。(1本150円で追加も可)
収穫できる大根の種類は、なんと5種類も!
〇べにしぐれ大根・・・酢の物にすると見た目も綺麗
〇べにけしょう大根・・・生で食べるのに適してる
〇こうしん大根・・・しゃきしゃきの食感。さらだや甘酢和え。
〇青首大根・・・一般的な大根
〇聖護院大根・・・煮物や千枚漬けなど
全種類1本ずつ収穫したらちょうど5本だなと考えていたのですが……。
ずぼっ!
ずぼっ!
子どもがいきなり2本、止める間もなくあっさり「べにけしょう大根」を引き抜いていました。
大根って簡単に収穫できるんですねぇ……。
ええーっ!! 全種類制覇したかった!!
と思ったけど、効率よりも子どもが楽しむことが重要だと気持ちを切り替えました。
しかし、さすがに同じ種類5本はちょっと……と思い、別の種類の大根が植えてあるところに誘導。
立派な青首大根が収穫出来ました!!
「重いよ~」と言いながら、大きな大根に子どももにっこり。嬉しそうです。
最終的に「べにけしょう大根」3本と「青首大根」2本を収穫。持ち帰って、さっそく調理しました。また、5本もいただいたので、親戚にもお裾分けしました。新鮮な野菜、喜んでいただきました。
NPO法人H&Kの活動
NPO法人H&Kは、「ハッピーラボ」という支援グループ(子育て支援・ママ、家族支援・ハッピーひろば運営)と、「小松菜プロジェクト」という食育のグループ(食育・食の講座・多世代交流)が合体しそれぞれの頭文字をとって作ったNPO法人です。
今回の「大根収穫体験イベント」は、「小松菜プロジェクト」の活動の一環として行われました。
「親と子のつどいの広場 ハッピーひろば」については、過去に取材をさせていただきました。
ママを笑顔にする『親と子のつどいの広場 ハッピーひろば』オープン!の記事|センター南横浜市都筑区|ロコっち
子どもたちに「農業」に親しんで欲しい
城田さんは、自分が収穫した野菜を自分で食べるという経験を通して、子どもたちに「農業」を身近に感じて欲しいという想いから、毎年9月10~20日ごろ種をまき、収穫体験イベントに合わせて大根を育てています。
消費者を直接畑に招くことで、農業への理解を深めていく効果を期待しています。
実は城田さんは、主に育てているのは小松菜です。周年栽培(夏は露地、冬はハウス)に取組み、平成4年から就農して年間約10万束の小松菜を市場出荷。また「横浜農協野菜立毛品評会」で何回も優秀賞を受賞していて、生産者として高い技術を持っているとのことです。
かつて、天候が良過ぎて小松菜の収穫量が余剰になり困っていたときに、NPO法人H&K代表の中尾さんと知り合い、廃棄ではなく有効活用できないかと相談したことをきっかけに、「小松菜プロジェクト」が始まったそうです。
JA横浜も協力
このイベントを開催するにあたり、JA横浜も協力してくださいました。助成金の出資だけではなく、当日はJA横浜の職員の方2名も参加し、地域の方々と交流していました。
地域ふれあい課課長の谷中さんにお話しを伺ったところ、食育の一環として今回のイベントに協力しているとのことでした。
JA横浜では、地域の農と食を繋げて「地産地消」を推奨し、「食育教育」のサポートをしているそうです。11月には市立小学校の学校給食へ、横浜産農産物の供給も行ったそうです。
楽しい収穫体験
子どもたちもみんな楽しそうでした。素晴らしいイベントを企画してくださって、感謝感謝です。いろいろな方に尽力していただき、子どもたちにとって、良い経験となりました。
天候にも恵まれて、楽しい一日でした。
今年で6年目の開催だそうで、毎年、この時期に実施しているそうです。来年は参加したい!という方、主催のNPO法人H&Kが運営している「親と子のつどいの広場 ハッピーひろば」のハッピーひろば公式LINEアカウントに登録してみましょう。イベント開催時に案内が届きます。