整備された港北ニュータウンの中心地・センター北とセンター南。街のシンボル的存在として、モザイクモールの観覧車に並び名前が上がるのが「都筑まもる君」です。
年々注目度を増す「都筑まもる君」について改めておさらいしましょう!
目次
地元で1番有名なゴリラ・都筑まもる君
ヤマダ電器、横浜市歴史博物館、大塚歳勝土遺跡公園の間にある「歴史博物館脇交差点」そばで圧倒的存在感を放つゴリラ「都筑まもる君」。
右手をかざして「絶対ダメ!スピードオーバー 飲酒運転」と鬼の形相で叫んでいます。
地域住民で彼を知らない人はいないのではないでしょうか。
3回のお引越しを経験した都筑まもる君
都筑区は転勤族が多いと言われていますが、都筑まもる君もここに来るまで3回お引越しをしています。
都筑まもる君を所有・管理する都筑交通安全協会の事務長を務めていた鴫原義弘さん(現在はご退職)に話を伺いました。
元々、まもる君は保土ヶ谷の「恐竜の森」で恐竜と共に展示されていましたが1996年の閉館に伴い、都筑交通安全協会が引き取ります。
「都筑区が1994年に誕生したものの、まだ都筑警察署が設立されていない時期。街の交通安全と治安を守る存在としてぴったりだと思いました」と鴫原さん。
そういうわけで、都筑まもる君は恐竜の森から、センター南の現在「ゆうちょ銀行横浜貯金事務センター」がある場所に移ることになり、都筑区の交通安全と治安維持の任務に就くことになります。
これが初めてのお引越し。その後公募により「都筑まもる君」という名前が決まり、区民に周知されていきました。
また、2000年には横浜貯金事務センター建設のため、170mほど離れた所、食品館あおばと早渕川の間に移ります。これが2度目のお引越し。
しかしながら2005年、この土地の所有である都市再生機構に明け渡すため、3度目のお引越しを余儀なくされます。
そしてようやく最終的に、都筑土木事務所の土地「歴史博物館脇交差点」そばに落ち着くのです。
ちなみに、都筑まもる君が日が落ちてライトアップされるのは「24時間目を光らせて交通事故を防ぐため」だそうですよ!
下方からのライトアップは迫力満点で、小さなお子さんにとっては恐怖かもしれません。笑
地元住民に愛されている実態を調査してみた
都筑区に住んでいると、日常生活の様々な場面で都筑まもる君に扮したキャラクターを目にすることがあります。可愛い風貌からリアルゴリラに近いものまで、一部ですがご紹介させてください。
・子育て支援センターポポラの「チルコロマップ」表紙には、親子バージョンで登場。
画像はこちら(ポポラ公式サイトより)
・港北ニュータウンのフリーマガジン「港北Garden」では、都筑まもる君のオリジナルLINEスタンプを販売。※都筑まもる君LINEスタンプ購入はこちら(LINEストアに飛びます)
・みたきたマルシェのイラストにも登場。
↑こちらは同社代表・小杉さんの都筑愛から生まれた会社のマスコット「エリアまもるくん」。毛の生えたゴリラは久々見ました!新鮮。
ビー・コルセアーズの試合前にコートに登場し、パフォーマンスを披露したことがあるというからびっくりです。
また、同社では、2020・2021年のクリスマス期に、都筑まもる君を取り囲むフェンスにイルミネーションを施したことでも話題になりました。
小杉さん:「コロナ禍でなかなか遠出ができない中、地域の方々のために面白い事をやってみたくて。そうだ、皆に愛されている都筑まもる君にイルミネーションを施してみよう!と思いつきました。」
そこで小杉さんは都筑警察署に企画書を申請。都筑まもる君のイルミネーションが実現します。
翌年は、地域の子どもたちに電球にイラストを描いてもらうクリスマスイベントを開催し、多くの人を巻き込んでイルミネーションを楽しみました。
地域と都筑まもる君の距離は、ますます確実に近くなっています。
顔は怖いけれど(特に夜)地域住民からの愛され度が半端じゃない、都筑まもる君。
これからも地域の安全と治安維持のため、また、みんなに元気をくれる存在として頼りにしています!
画像提供:港北Garden/みなきたマルシェ/(株)エリアプロジェクト
都筑まもる君 詳細
都筑まもる君
住所:横浜市都筑区大棚町
所有・管理 :都筑交通安全協会