大野屋さんは2020年11月創業、軽トラであちこちの営業場所を日替わりで動く焼き芋屋さん。普段の販売は、南武線の中野島、京王多摩川、小田急線沿いでは喜多見と登戸(2021年2月現在)。
その日の販売場所や販売されるサツマイモの種類など、主な告知はTwitterで発信され、それらの情報の他にも美味しそうな焼き芋たちの画像もあり、食欲を刺激されます。
ある日、その大野屋さんが熱い要望に答えてくれる形で百合ヶ丘某所に降臨すると知り(かなり)、張り切って焼き芋を買いに行きました。スーパーの入り口で売られてるあれじゃなくて、焼き芋屋さんの焼き芋が食べたい!
焼き芋と言えば、昔よくいた、ぞんざいなオヤジが時価でお財布に軽めな刺激が来るお値段で売ってたイメージありませんか?※筆者個人の偏ったイメージです。
ですが、大野屋は明朗会計、お値段が貼ってあるので小学生でも気軽に買える感じです。大人も安心。 店主の大野さんは野菜ソムリエの資格をお持ちなので、お芋の種類ごとの特徴や美味しい食べ方も把握済み。張り切って買い過ぎても、翌日まで残ってしまった焼き芋の美味しい食べ方まで教えてくれました!
「一度常温のまま冷まし、その後冷蔵庫へ入れ一晩寝かすと繊維が溶けて口当たりがかなり良くなります!ただし、紅あずまには適さないので(粉質が多い品種の為、寝かせるとなおのことパサつきます)シルクスイート、紅はるか、ハロウィンスイートなどが上記の方法でおすすめです」
焼き芋に関してちょっとだけ気になる事はぜひ大野さんに質問して下さい。気さくに優しく教えてくれます。
そして大野屋ではお芋の種類が季節により変動しますが3種類くらいあります。筆者が買いに行った日のラインナップは、紅はるか・シルクスイート・紅あずま・ハロウィンスイートの4つ。
数年ぶりです…焼き芋を食べるのが。昔ながらの新聞紙に包まれて…るけど、英字新聞!オシャレ!これなら焼き芋買ってきたよーとお友達への手土産や差し入れで持っていっても大丈夫。
先ずは紅はるかを。割る時点で柔らかい、そしてひと口目で上品な甘味。スイートポテトみたい、とTwitterにあった感想そのままです、スイートポテトみたい!お砂糖の甘さとは違う野菜の強い甘味で優しく、思わず鼻先から変な声が出てしまいます。すごく柔らかいので歯で噛む印象がありません。スーパーで買って自分で煮物にした紅はるかと全くの別人のはるか。プロの手に掛かると、こんなにも美味しく食べられるんですね。
そしてシルクスイート。こちらも割る時既に柔らかくて潰してしまわないかハラハラしながら半分に割りました。Twitterでの情報では甘さは他の種類より控えめで人によっては甘じょっぱく感じる、とありました。確かに紅はるかよりは甘さが控えめ、とは言っても甘味が程良くあってすっと引いていきます。筆者個人的には甘じょっぱさというか、それも分かりました。甘いのが苦手な方はシルクスイート、お勧めします。
この日、1回で焼けるお芋は50本の窯で2回転してフル稼働だった大野屋さん。元から登戸や中野島での根強いファンも多い中で百合ヶ丘、よみうりランド前にも美味しい爪痕を残していきました。桁違いに美味しい焼き芋が食べたい方は、大野屋Twitterをチェックして下さい。そして買いに行ける射程距離範囲内に大野屋さんが来る日を狙いましょう。焼き芋ファンは大野屋チャンスを逃すな!
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大野屋Twitter :@Oonoya919