※8月14日追記:「ラーメン日輪」は、次郎系から家系ラーメンにシフトチェンジするようで、2024年8月19日より「横浜ラーメン日輪」にリニューアルします。
目次
たまプラーザ駅から徒歩4分「ラーメン日輪」オープン
2023年12月25日オープン予定の二郎系ラーメン日輪(にちりん)。
お店の場所は、たまプラーザ中央商店街のパチンコ店「パーラーフィオーレ」のお向かいで、以前「塩そば 一榮 」があったところです。黄色の看板に黒の極太ゴシック体で書かれた店名、そして赤文字…。一目で「あ、二郎系ね」と分かる人には分かりますね!
そもそも二郎系ラーメンって?
お店をレポートする前に、まず先に「二郎系ラーメン」の定義といわれるものを改めて認識していきましょう!
ラーメン二郎(ラーメンじろう)は、東京都港区三田に本店を構えるラーメン店、およびそこからのれん分けした店。(Wikipediaより)
主な特徴としては、茹でたキャベツ、もやし、ニンニク、分厚いチャーシュー、背脂たっぷりの濃厚なスープ、極太麺などが挙げられます。
さらに、二郎系ラーメンのお店は、大きく2種類に分けられることをご存じでしょうか?
1つは「二郎系」と呼ばれ、「ラーメン二郎三田本店」に直接のルーツを持つ店舗。
2つ目は「二郎インスパイア系」と呼ばれ、オリジナルで二郎系ラーメンを再現している店舗。
さて、定義が簡単に分かったところでたまプラーザの「ラーメン日輪」はというと、ずはり後者の「二郎インスパイア系」です。
ニコニコ・ワクワクをモットーに!
大将の吉田さんは、ラーメンの某有名店(コンビニと名店がコラボするカップ麺シリーズにもあるお店!)で修行を積んだ経験のあるラーメン職人。そちらの系列である二郎インスパイア系の店舗に携わっていたこともあるそうです。
店名の由来についても語ってくださいました。
「自分は大分県出身。福岡に遊びに行く時には、ワクワクしながらJR特急列車『にちりん』に乗るんです。そんなワクワクした気持ちを店名に込めています」と大将。
気難しいイメージがありがちな二郎系ですが「うちはニコニコがモットー」というのも納得、二郎系独特のハードルの高さを感じさせません。ちなみに、お子さん連れの来店もウェルカムとのことです!
店内の様子&食券メニュー
オープン10日前の店内におじゃましました。カウンター9席のこぢんまりとした店内で、入り口には食券があります。
メニューはこちら。
「ラーメン」、「濃厚ラーメン」、さらに「汁なしそば」があります。
サイズはミニから大、特盛まで…。通常サイズでもてんこ盛りなのが特徴の二郎系ラーメン。麺のグラム数が券売機のボタンにそれぞれ記載されているので参考になさってくださいね。
ちなみに日輪の「ラーメン並」は250gの麺量があります。「ラーメンミニ」でも150gの麺量があるので、完食が心配な方は、初回はミニサイズでも良いかもしれません。
そして、二郎系といえば、ニンニクやアブラのアレンジ。どうしても複雑なイメージがありますよね。
同店では、アレンジついて分かりやすい一覧表が券売機隣に掲げられていました。
ニンニクは食券を渡す時に聞かれます。選択肢は、少し(大さじ半分)or ニンニク(大さじ1杯)or ニンニクマシマシ(大さじ2杯)の3択。
その他、野菜、アブラ、味の濃さは、デフォルト(ここではノーマルと呼びます)でよければ何も言わなくて大丈夫。
他の選択肢もありますのでご参考までに。
野菜→少なめ or ノーマル(180g)or 野菜(マシ 300g)
アブラ→ノーマル or アブラ(アブラが増します)
カラメ→ノーマル or カラメ(タレが増します)
カラメは野菜にかけるタレのことで、ピリ辛とは違う意味あいになるのでご注意くださいね。
初心者はまずはノーマルからお試ししてはいかがでしょうか!
これが日輪のラーメンスペックだ!
今回いただいたのは、「ラーメン並」(税込 950円)に大将おすすめの追加トッピング「日輪増し」(税込 350円)をつけたスペシャルな一杯。無料の範囲で野菜増ししてみました!
この、ワイルドなビジュアル…たまんないです。これぞ二郎系!
「日輪増し」はデフォルトのチャーシューに加えてもう一枚チャーシューがプラス。さらに、うずらの味玉2個、角切り豚が2個セットになった豪華なトッピングです。
それでは、360度グルっとご覧ください。笑
さて、いよいよラーメンのスペックについてレポートしていきます!
丁寧に出汁をとったスープ
まずはスープ。スープは通常と濃厚の2種類があり、今回は通常のいわゆるあっさりをいただきました。
「ガラや ゲンコツ、アバラから出汁を取りながらアクとりを怠らず丁寧に仕上げていきます。小規模の店だからこそ細やかに自分の目が行き届くというのはあると思います」と大将。
今回は通常スープをいただきましたが、濃厚スープはジロリアン(ニ郎系ラーメンの熱狂的ファンの通称)にもおすすめしたい渾身のスープだそうです。
麺は極太!
麺は、東京都東久留米市にある「三河屋製麺」から取り寄せた極太麺を使用。
「強いスープに負けない麺の相性を考えると、この太さとコシのある麺に行き着きました。麺の太さは二郎系のなかでも店によって異なりますが、うちは極太の部類になると思います」と大将。
ワシワシしたワイルドな噛み応えの麺は、ニンニクをアクセントにしたパンチのある具材や豚骨スープと相性抜群です。
ヘルシー担当、たっぷりの野菜!
無料の範囲で野菜マシにカスタムできるのも嬉しいポイント。二郎系独特の濃さは、シンプルな野菜と一緒にいただくことで初めて完成されるのです。また、たっぷりのもやしとキャベツが背脂の罪悪感を半減してくれるという、心の拠り所みたいな役割も。笑
また、粗く刻まれたニンニクはスープに溶け込んでしまうことなく、アクセントとパンチをもたらしてくれます。
特にこだわったチャーシュー
日輪が特にこだわったという、豚。(二郎系ではチャーシューを豚と呼びます)
デフォルトで1枚の豚がトッピングされています。
「通常は肉に切れ目を十字に入れてほろほろした食べやすいチャーシューを出すお店が多いですが、うちはあえて十字の切れ目を入れず、厚みのあるバラ肉のまま巻いています。肉肉しい噛み応えのあるチャーシューがうちのこだわり」と大将。
たしかに、分厚いチャーシューは柔らかくジューシーでありながら、肉そのもの!といった食べ応え。ラーメンを盛り上げてくれる圧倒的な存在です!
日輪増しにすると計2枚がついてくるのだから、惜しみなく「豚→野菜&麺→豚」のサイクルを堪能できますよ。
日輪増しが、すごいんです。
さて、ここからは追加トッピング「日輪増し」でしか味わえない具材をご紹介します。
個性的な魅力を放っていたのが、小さいながらもちょうど良い半熟具合の「うずらの味玉」。通常の鶏卵と違うのは「ぷちっ」と口の中で弾けるような食感が楽しめること!
「正直、うずらの卵は小さい分とても手間がかかります。だけどイクラのように口の中で弾ける食感はちょっと新鮮ですよ。ぜひ食べてほしい」と大将イチオシです。
また、腕肉を使用した「角切り豚」は、箸を入れるとすっとほどけるような柔らかさで、こちらもチャーシューに劣らぬ主役級の名トッピング。これだけでも白いご飯のおかずになりそう!
トッピング「日輪増し」を並ラーメンにつけると計1,300円。ラーメン界で言われる1,000円の壁を超えますが、この充実感と満腹度を加味すると決して高いとは感じない、むしろお得感すら覚えます。また日輪に行く時はきっと日輪増しを頼んでしまうでしょう。
たまプラのラーメン界に新しい風
二郎系ラーメン初体験の筆者でしたが、「小難しい」「ジロリアンじゃないと入りづらい」「店主が頑固」←(ごめんなさいすごい偏見…笑)といった不安を覆した、ラーメン日輪。とはいえ、ワイルドさは期待以上でした!
横浜市北部で二郎系(インスパイア系含む)のラーメンが食べられるお店は意外と多くないので、貴重な存在になることだと思います。
この冬、たまプラーザのラーメン界に新しい風が吹く予感!
店舗情報
ラーメン日輪 ◆公式Instagram:ラーメン日輪 住所:横浜市青葉区美しが丘 2-16 6TMビル 営業時間:(年内営業)17:00~22:00/(2024年以降)11:00~22:00 定休日:なし