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免疫とは?
免疫とは「疫(病気)から免れる」という意味。体内に入ったウイルスや細菌から自分自身を守る力が免疫力であり、白血球がその役割を担います。ですから、免疫力を高めるには白血球の働きを活性化させるビタミンA・ビタミンCを多く含む食品を積極的に摂ることが大切です。
例えば、
ビタミンA・・・にんじん、かぼちゃ、ニラ、キャベツ
ビタミンC・・・じゃがいも、キャベツ、小松菜、春菊、ブロッコリー、大葉、梅干、いちご、みかん、りんご
その他にも以下の食材には免疫力アップに有効な成分が多く含まれるのでご紹介します。特に舞茸は食べやすい大きさに切って汁の具とすると全ての成分が抽出されるので私(寺岡さん)は必ず毎日味噌汁に入れて飲んでいます。
はちみつ・・・ビタミン、ミネラルが豊富で疲労回復にも即効性がある。「万病に効く不老長寿薬」とも言われている
舞茸・・・きのこ類は免疫機能活性化させるグルカンを含むが、中でも舞茸はそれがきのこ類の中で一番多い
なす・・・紫色はナスニンというアントシアニン色素で生活習慣病の原因となる活性酸素の働きを抑制する
ピーマン・・・細胞を丈夫にし、免疫力を高めて病気にかかりにくくするビタミンCを多く含み、β-カロテンも豊富 種ごと食べると血糖上昇を緩やかにする
にんにく・・・アリシンで免疫機能アップ 病気に負けない身体を作る 動脈硬化予防に役立つ
レンコン ・・・粘りの成分ムチンは体力増強に効果 豊富なビタミンCがあり含有量は柑橘系に匹敵する ビタミンB1、B2も含まれているので疲労回復、口内炎、目の充血、肌荒れにも有効 粘膜に潤いを与える
ターメリック(ウコン)・・・炎症の予防に効く可能性がある
クコの実・・・薬膳の材料、抗酸化作用、免疫力増強、滋養強壮などに効果がある
免疫力アップのお手軽レシピ
今だから摂りたいおすすめ食材をすべて使って手軽にできる、お子さんからお年寄りまで誰もが喜ぶドライカレーのレシピをお伝えします。嫌いな野菜があっても粗みじん切りにしてカレー味にすることで抵抗なく食べられますし、たっぷり作って冷凍もできますので、ぜひお試しください。ご飯だけでなく、パンにのせてチーズをかけて焼いたり、レタスで巻いたり、片栗粉を付けて焼いた豆腐にかけたり、アレンジもいろいろできます。
*免疫力アップ!ドライカレー*(約4人分)
豚ひき肉 250g
にんにく・生姜 各大さじ1(みじん切り)
玉ねぎ 1個
にんじん 小1/2本
セロリ 1/2本
ピーマン 2個(種ごと使う)
レンコン 50g
なす 1本
舞茸 1株
トマトジュース 100cc
水 100cc
【調味料】
A: カレー粉 大さじ1.5 ターメリック 大さじ2
B: 塩・コショウ・醤油 各少々 オイスターソース 大さじ1 はちみつ 大さじ1
C: カレールウ 30g
【トッピング】
ゆで卵 または 目玉焼き
ブロッコリー または 小松菜
クコの実
【作り方】
1)野菜類はすべて粗みじん切り、にんにく、生姜はみじん切りにする
2)鍋に油を熱し、にんにく、生姜のみじん切りを炒める
3)香りが出たら豚ひき肉を加え、パラパラになるまで炒める
4)玉ねぎ、にんじん、セロリを加えて炒め、しんなりしてきたらAを加え、残りの野菜を加えてさらに炒める
5)トマトジュース、水、Bを入れてアクを取りながら煮込む
6)最後にCを加え、さらに10分くらい煮込む
7)お皿に盛ってトッピングを飾る
クコの実
クコの実を寺岡さんは毎朝お茶に入れて飲むそうです。
最近はゴジベリーとも言われ、スーパーフードとして注目されていますね。私(筆者)が探してみたところ、近くのスーパーでも中華調味料などのコーナーに置いてありました。干したものなので長期保存でき、レーズンのようにそのままでも、水などに浸けて少し戻しても良いようです。一度に多く摂るよりも少量を長期的に摂取するのが良いそうです。
今回は特別にそのお茶の作り方も教えていただきました。
ティーバッグの紅茶、はちみつ、レモン汁(瓶入りのものでも)、クコの実、あれば好きなフルーツを薄くスライスしたもの、に熱湯を注ぎラップで蓋をして2分くらい蒸らせば出来上がり!
これならご家族揃って、ホッと一息の時間にもぴったりですね。「継続は力!!手軽にできて理に適ったものですので、ぜひ試してみてください。」と寺岡さん。毎日の生活に取り入れてウイルスに負けない身体を作りましょう!