目次
まずはコース料理から!
家族で世界の国々について学びながら、たまプラのお店をめぐるというこの企画。下記の記事の通り、最初に選んだのはフランスでした。
まずは、コース料理を食べてみようとフレンチレストランをセレクトしました。たまプラーザには何軒かフレンチがあって、どこも気になるのですが、レポーターの間でも特に評判が良く、私自身がまだ行ったことがなかった「ヴェルヴェンヌ」をセレクトしました。
レンガづくりのアットホームなお店
ヴェルヴェンヌがあるのは美しが丘4丁目の平原橋交差点近く。YES!カツサンドなどがある交差点、というとわかりやすいでしょうか。
フランスの端が掲げられたレンガづくりのかわいいお店は、お隣にある中村高淑建築設計事務所のデザインだそうです。
ご夫婦で経営されているお店で、マダムである奥様が出迎えてくださいました。シェフであるご主人は、一度別の仕事で社会に出た後、やはり料理がやりたいと、転身したそうで、フランスのパリやリヨンのレストランに勤務した経験もお持ちだとのこと。店内にはその頃と思われる写真も飾ってありました。
実はこちらのヴェルヴェンヌは、グルメの間でもとても有名なお店。
青葉区の美味しいお店を認定する「青葉ブランド」にも認定されていますし、
食べログの「フレンチ百名店EAST」にも選ばれているのです!
もうこれだけでとても期待が高まります!!
いよいよコース料理を選ぶ
ヴェルヴェンヌのディナータイムは、コースでもアラカルトでもどちらでも注文OK(ランチはコースのみ)。キッズメニュー以外は事前に決める必要もないので、当日ゆっくりメニューを見ながら選ぶことができます。
アラカルトも気になるものがとてもたくさん!なのですが、今回はコース料理を食べるのが目的なので、コースメニューを拝見。
オプションはいろいろとありますが、大きく分けてコースは4700円(メイン1つ)、6100円(メイン2つ)の2種類。
今回は、メイン2つは完食できる自信がなかったこともあり4700円のコースにし、スープとデザートは両方いただくことにしました。
ちなみにこちらがアラカルトのメニューです。来るたびにメニューが変わるので、何度来ても楽しめそうです。
※メニューはいずれも2022年5月現在のもの。
アミューズ:プルーンとベーコンのケーク・サレ
アミューズは「プルーンとベーコンのケーク・サレ」でした。
ケーク・サレというのは甘くないケーキのことで、フランス料理の定番です。日本人にはあまり馴染みがないですが、これがとても美味しいのです!
ケーキ自体も塩味が利いているのですが、ベーコンとの相性がとてもいい。そしてプルーンのほんのりとした甘さもいいアクセント。私はこれだけずっと食べていたいくらい大好きです(笑)
前菜:ズワイガニとホタテの温製テリーヌ
この日は、前菜を5種類から選ぶことができたのですが、私は「ズワイガニとホタテの温製テリーヌ」を選びました!
ちなみにテリーヌとは、フランス語で「容器」を意味する言葉で、蓋付き容器に具材を入れて温めた料理のこと。高級なイメージですが、フランスでは家庭料理の模様です。
テリーヌというと、大きなお皿にちょこんと上品に載っているイメージですが、野菜も含めなかなかのボリューム。ホタテもカニもたっぷりで贅沢な味わいです。
ヴェルヴェンヌのテリーヌはとても有名でInstagramを見ると、様々なテリーヌが並んでいます。どれも豪華で、テリーヌのために何度も通いたくなっちゃいますね。
ちなみに前菜と一緒にバゲットも。こちらはたまプラーザのパン屋さん「ラ・ベルコリーヌ」のもの。多くの近隣のフランス料理店で採用されている評判のバケットなんです。
バケットを食べ終わると、マダムがどんどん追加してくれるので、メインの前に食べすぎ注意です(笑)
スープ:ローズマリー風味トマトクリームのスープ
スープはローズマリー風味トマトクリームのスープ。
メニューにはマグカップスープと書いてあったので、すごく庶民的なものを想像していたのですが(ごめんなさい?)、全く違うとても素敵なものが来ました!
涼し気なガラスのカップ&ソーサーにふわふわのメレンゲとハーブがのったスープ。ローズマリーの良い香りに癒やされます。
トマトベースのスープというと酸味が強いイメージがありますが、そんなことはないとても優しい味で、息子にもとても評判が良かったです。
メイン:山口産イサキのポワレ ソース ブイヤベース
メイン料理は魚を選択。どうやらお魚は日替わりですが、ポワレにソースというのが定番のようです。
ポワレとは、フライパンで肉や魚をカリッと焼き上げる調理法のこと。外側はカリカリですが、中は柔らかくとてもよい食感!海鮮出汁の利いたブイヤベースとお魚、野菜との相性もとてもよく、結構ボリュームがあったのにも関わらず、あっという間に食べてしまいました。前菜もそうでしたが、野菜もたくさんとれて嬉しいです。
ちなみに肉料理はハンガリー産マグリ鴨のロティでした。
デザート:パッションフルーツのケーキ
デザートはパッションフルーツのケーキ。タイトルはシンプルですが、アイスもムースも果物もついてとても豪華!幸せ!
美味しいのもちろん、美しいデザートプレートはフレンチの醍醐味の一つですね。
パッションフルーツというと少し酸っぱいイメージがあるので、息子にはどうかなと思ったのですが、とても気に入ったようでした。
そして、その後はコーヒーとともにサービスでキャラメルパウンドケーキをいただきました。
持ち帰りでもOKと言っていただいたのですが、コーヒーと相性がよさそうだったので、その場でぺろりと頂いてしまいました(笑)最後まで大満足でした。
感想
今回は、息子連れでフランス料理のコースということだったので、全部好き嫌いなく食べられるか心配だったのですが、ほとんど完食(合いびき肉のテリーヌだけ少し大人の味つけだったようで1/3くらい大人がいただきました)。少し事前に予習したフランスの知識についてや、仕事でフランスに行ったことがある夫の思い出話を聞きながらとても有意義な時間を過ごすことができました!
ヴェルヴェンヌはフレンチレストラン特有の畏まった雰囲気もないので、お子様のフランス料理デビューにはとてもいいと思います。息子はよく食べるので大人と同じコースでしたが、キッズ用のコース(要事前予約)もありますし、通常のディナーは小学生以上ですが毎月第1日曜日・月曜日は小学生未満もOKのKids Dinning Dayとなります。
我が家も他に食べてみたいお料理もあるので、今度はアラカルトで来てみたいなと思いました。
フランスの旅もまだまだ続けていきたいと思いますが、とりあえずコースを経験したということで、記念すべき1カ国目、白地図に色を塗っておきました!