チャリティー自販機で「リラのいえ」を応援します!

センター南にあるピンク色の自動販売機、ご覧になったことはおありでしょうか?

こちらの自動販売機、「チャリティー自販機」になっていて、売上の一部は「リラのいえ」に寄付されるそうです。

友人に自動販売機の存在を教えてもらい、見に行ってきました。

チャリティー自販機

どこにあるの?

「ルララこうほく」の斜め向かいにある、「港北どうぶつ病院」の前に設置されています。(横浜市都筑区大棚町3004-1>>MAP

みなきたウォークを通り、早渕川親水広場の脇を通り……。

都筑大橋の下を通り過ぎてから左に曲がり登っていくと、歴博通りを渡らずに「港北どうぶつ病院」にたどりつくことができます。

誰が設置したの?

飲み物を買うだけで社会貢献できる「チャリティー自販機」。
さっそく、記事で紹介して良いか「リラのいえ」のスタッフの方に確認したところ、「私たちが設置した自動販売機ではないんですよ」とのことでした。

「えっ。どういうことでしょうか……?」

驚きつつ事情をお伺いすると、実は、自動販売機の実物を見たこともないそうで、「港北どうぶつ病院様が設置し、売上を寄付してくださっています。本当にありがたいことです。感謝しています」

活動費の約半分は寄付で賄われているそうなので、「チャリティー自販機」を設置し継続的に寄付していくというのは、とても助かりますね。

設置した経緯は?

新井院長に問い合わせたところ、奥様が設置を決めたそうで、奥様から経緯を教えていただきました。

「ファシリティドッグってご存知ですか?

医療スタッフとして病院に勤務し、病気の子どもたちと遊んだり、注射や処置の時に寄り添って不安を減らしてくれたり、手術室に一緒に行ってくれたりする犬の事です。

神奈川県立こども医療センターに、ベイリーというファシリティドッグ(ベイリーは引退し今は2代目のアニー)がいるのですが、そのわんちゃんに興味を持ち調べている時に偶然「リラのいえ」の事も知りました。

単純ですが、患者さんである子供達の心に寄り添う犬がいて、その家族を助けるおうちもあるなんてすごい! 私たちにも何か出来る事があるかな? と考え、「リラのいえ」支援自動販売機を設置する事にしました。

私たちの場合ベイリーがきっかけになってくれましたが、あの自動販売機がきっかけで「リラのいえ」の事を知って、何か力になりたい思う人が出てくるかもしれないですし、いつも通りお茶やジュースを買うだけで誰かの役に立っていると思うと、それだけでちょっといい気分になりますよね。

飲み物を買ってくださる地域の方達と一緒になって、小さな支援ですが長く続けられたらいいなと思っています」

奥様からのコメントを拝読させていただき、ファシリティドッグの存在についても、初めて知ることができました。

ファシリティドッグ「アニー」とハンドラーは、認定特定非営利活動法人 シャイン・オン・キッズから提供されているそうです。

「リラのいえ」とは

「リラのいえ」は認定NPO法人スマイルオブキッズが運営する、神奈川県立こども医療センターに入院するお子さんやご家族のための宿泊施設です。安価に宿泊することができます。(横浜市南区六ッ川4-1124-2>>MAP

お子さんが自宅を離れて治療しなければならなくなったとき、親御さんがそばで支えらえるように、経済的な負担を少しでも軽くし、精神的にもお子さんや家族を支えるために、大勢のボランティアが協力して管理・運営しています。

また、認定NPO法人スマイルオブキッズではほかにも、病室等に入れないきょうだい児を預かったり、家族の交流の場を作ったりといった活動を行っています。

ご提供いただいた施設の写真です。お花が綺麗に咲いていて癒されます。

さっそく購入してみました

もし自分の子どもが入院したら……。長期での治療が必要となったら……。

毎日不安な気持ちを抱え、かなり気落ちするのではないでしょうか。精神的にも経済的にも、相当の負担になることは想像に難くありません。

そして、誰もがいつ病気になるか分からないし、けして他人事ではありません。

そんなときに支えてくれる人たちがいるというのは、本当に救われます。

さっそく売上貢献のため、飲み物を買ってみました。

暑い夏に突入しつつある今日この頃。水分補給をしながら、無理なく「リラのいえ」の活動に協力してみるのはいかがでしょうか。