ショッピングモール大国センター北・センター南。
ただ利用するだけではもったいない! 施設のコンセプト、都筑への思い入れ、トリビアなど、館長にインタビューしました。
各モールの個性や魅力に改めて気づいてもらえると嬉しいです。
第1回目は、センター北・モザイクモール港北館長の馬渕剛さんにお話を伺いました。
※このインタビューは「みなきた通信vol.3」のショッピングモール特集に基づいて行ったものです。
目次
モザイクモール港北のコンセプト
モザイクモール港北 2000年3月17日開業
ー(ロコっち)まずは、モザイクモール港北のコンセプトを教えていただけますでしょうか。
(馬渕さん)モザイクモール港北では「暮らしのセントラルパーク」をキャッチコピーに掲げています。
「楽しい」「うれしい」「おいしい」を通じて地域の皆様に暮らしの中にずっと在り続ける存在、がコンセプトです。
環境配慮や地域との繋がり、子ども対象のイベントを充実させることで、売り上げとはまた別のところにある「施設の価値」を上げる。施設の価値が上がることで、このエリアの価値が上がり「住みたい街にする」。商業不動産としての最終的な狙いはそこにあります。
ー(ロコっち)自分の住んでいる街の価値が上がることは誰しも望むことですもんね。
(馬渕さん)「横浜やたまプラもいいけど、このセンター北・南エリアには、商業施設もたくさんあって、緑もあって、子育てしやすい。都筑ええな」と思ってもらえたら我々の存在意義もあるのかなと思いますね。
都筑区への思い入れ
ー(ロコっち)都筑区って館長の馬渕さんからみてどんな街ですか?
(馬渕さん)都筑区は他の地域に比べて人口が極端に減ることもなく、素晴らしい街ですよ。街の魅力は全ての「コト・モノ」がワンストップで解決するというところにある。お客さんがこの街に来て回遊することで一日中楽しんでもらえたらと思うんです。各施設が「競い合って」という意識もあるんですけど、それぞれの商業施設の強みを活かしながら足りない所を補填・補完し合って一緒に街づくりしたい。センター北だったらノースさんで映画見て、うちで食事してもらってという流れがあると理想ですよね。さらにみなきたウォークを行き来して北と南で「一日中遊べたな!」みたいな、そういう街にできると思うんです。
ー(ロコっち)2つの街の構造的に可能ですもんね。
(馬渕さん)そうなんですよね。駅もあるし、歩いても行ける。最終的には北と南と一緒にやっていきたいですよね。
ー(ロコっち)最近の地域を巻き込んだ活動を教えてください。
(馬渕さん)セン北で1番規模の大きいイベント「センター北まつり」の参加をはじめ、今秋はセン北でゴミ拾いイベント「スポGOMI」を企画実行したり、地元の劇団かかし座さんにイベント場所を提供したり、地元の人の活動を応援しています。
お客さんにとってどんな存在でありたいでしょうか
(馬渕さん)そこに有ることが当然で、当然のように使うもの。うちの母体はエイチ・ツー・オー リテイリンググループなんですが、まさに水(H2O)のような「ないと困るな」という存在であり続けたいと思っています。
来年2025年3月で25周年を迎えます。「地域と、子どもと、環境と、繋がる」をテーマに地域の人たちともっと繋がっていけたらと思っています。
モザイクモール港北トリビアをご紹介
ここからはモザイクモール港北のトリビアをご紹介します。百貨店の名残を感じる要素も同館ならではです。
1.屋上にある稲荷神社
4月には神主さんを呼んで、一年の商売繁盛・無病息災を祈願します。
2.雨が降ってくると館内に流れる音楽
同館で働く従業員にお知らせするとともに「お客様にお渡しする紙袋に雨よけカバーをかけましょう」という店舗向けの合図です。
3.毎正時の鐘の音
オープンから16時まで1時間ごとに鳴る音は、実はリアルの鐘を鳴らしている音色。
4.水のアート
エントランス正面の1FからB1へ流れ落ちる水のアートは贅沢な空間。
5.屋上の富士見台
晴れた日には富士山が見える屋上の「富士見台」。すこしせり出した造りになっています。
筆者が思うモザイクモール港北の魅力
百貨店の名残が所々に感じられるモザイクモール港北。センター北&南にたくさんのモールがある中で唯一無二の「デパ地下」の存在は大きいですよね。また、街のシンボルである観覧車も同館の魅力。観覧車に乗るだけで日常が特別な「非日常」に変わるような気がします。
2025年3月に迎える四半世紀を記念に、より一層地元を巻き込んだイベントを開催していくそうで、そちらも楽しみです。