センター北、ノースポート・モール前のシンボル通り沿いに9月にオープンした「ヤオヤカフェ」に行ってきました!
今回、オーナーで姉妹の照井加奈さんと小杉百合香さんに、開店までの道のりやカフェへの想いをうかがってきたので、早速レポートしていきます。
目次
はじまりは「セン北あさいち」での野菜販売
現在、ヤオヤカフェは「Bar MOON SIDE CAFE」を間借りして金曜日限定で営業しています。同店は(株)エリアプロジェクトの事業のひとつ「セン北あさいち」から派生したもの。
元々はテントの下で、無農薬の野菜を販売するところからスタートしました。「地域の繋がりをつくる商店街のような温かい場所をつくりたい」というエリアプロジェクトの思いを継ぎ、カフェの出店にいたったといいます。
同店は、「身体にやさしく、お財布にもやさしく、環境にもやさしい」といった、3つのやさしさを大切にするカフェを目指しているそうです。
店頭に並んだお野菜があまりにも立派でツヤツヤしていて、思わず手が伸びてしまいました。
購入時には、調理の仕方や、それぞれの野菜の美味しい食べ方も一緒に教えていただきました。手に取る喜びと共に、家でどのように食べようかな〜といったワクワクも一緒に持ち帰ることができちゃいます!
家で野菜を広げていると、葉付き人参を見つけた3歳の娘が「にんじんに葉っぱがついてるの!?」と、とても驚いていました。
店名の”sao”は、どなたかのお名前が由来かと思いきや、「”(S)セン北 (A)あさいち (O)オーガニック”の頭文字で、“セン北あさいち”の名前を残したかったんです」とのこと。
ヤオヤカフェについて、「気軽に立ち寄れる路面店で、誰でも野菜を買いに来れて、カフェでほっと一息つける場所を作りたかった」といいます。
そうしたあたたかな想いが店内に満ち溢れていて、筆者の隣の席では、この日初めて出会ったというお客さん同士の会話が弾んでいました。
ありがたいことに、「今日ここにくるのは初めてですか?」と、筆者にも時折あたたかく話しかけてくださり、会話の輪の中に交ぜていただくことも。
帰り際、「今日は本当に楽しかったわ〜」「お話できてとても嬉しかった! 出かけてきて本当に良かった」「また金曜日、ここで会いましょうね」と、お客さん同士でやりとりが交わされる光景にじんわりと胸があたたかくなり、なんだかとても元気をもらえました。
路面店ということもあり、以前からヤオヤカフェが気になっていたという方や、通りがかりにふらっと訪れる方の来店に加え、赤ちゃん連れのママ同士の交流の場になることもあるようで、毎週さまざまな出会いが生まれているのだそうです。
オーガニック食材を使ったメニューを提供
ヤオヤカフェのコンセプトは、「土鍋ご飯のおにぎりとお野菜たっぷり豚汁が食べられるカフェ」。
“昼時にヘルシーで身体に良い、野菜がたっぷり摂れるものを提供したい”という想いから、管理栄養士の照井さん監修のもと、メニューはおにぎりと豚汁にたどり着いたのだとか。
メニューは土鍋炊きおにぎり、豚汁のほか、スペシャリティコーヒー、焼きリンゴ、ジンジャーアフォガードなどのドリンクやデザートまでラインナップ。どれもテイクアウトOKです!
さらに、ミニサイズ2個セットの「キッズおにぎり」も用意しているので、親子でのランチやちょっと一息つきたいときの休憩にもぴったり。
取り扱う食材は全て顔が見える生産者から仕入れていて、「安心安全な食材を提供できるようにしたい」といいます。また、移動販売で売れ残った野菜をカフェで活用するなど、フードロス削減にも積極的に取り組んでいるそうです。
さらに、お米は新潟県魚沼産コシヒカリ、生姜やリンゴは青葉グリーンファームさんのもの、スペシャリティコーヒーは、都筑ふれあいの丘に所在するコーヒーターミナルさんのお豆を使用するなど、こだわりを持って選んでいるといいます。
おにぎりと豚汁のセットをいただきます!
訪れた日のおにぎりは「たぬき めんたい」「エビチー」「さばマヨ」「豚みそ」の5種類。ここから自分で好きな2種類を選んで組み合わせることができます。
どれも美味しそうでしばらく悩んだ後、今回はたぬき&めんたいのおにぎりに、豚汁・ドリンクセット(税込 800円)を注文。おにぎりからさっそくいただきまーす!
自分ではない、誰かに握ってもらったおにぎりを食べるなんていつぶりでしょう……。お米の甘みと共にほっとするやさしい味わいが、全身を包んでくれるようでした。
ちなみに、お店で提供されるおにぎりは、お二人が自宅から持ち寄った土鍋で炊いたご飯で作られているのだそう! すごい……!
あまりにも美味しかったので、たぬきおにぎりの中身についてうかがったところ、揚げ玉・大葉・かつおぶし・だし醤油と、少しのお塩で味付けされているとのことでした。
お漬物と豚汁に使用されているお野菜は、その日の仕入れによって異なるそうで、訪れるたびに新しい発見があるのも魅力のひとつです。
栄養がぎゅっと詰まった具沢山のあったかい豚汁が五臓六腑に染み渡り、週末のしおれた体に力がみなぎります。お腹も心もたっぷり満たされる美味しさでした!
セットドリンクは「無農薬の紅茶(クラフトジンジャーシロップ添え)」をチョイス。ジンジャーシロップはほどよい甘さで、おにぎりや豚汁との相性も抜群です。体の内側からポカポカと温まりました。
今後の活動にワクワク!
今後やってみたいことについてうかがったところ、「店内でのワークショップや、米袋を原料にしたマルシェバッグの作成や販売、デザートメニューやおにぎりの新作開発など、さまざまなアイデアを形にしていきたい」と、笑顔で語ってくれました。
また、地産地消をもとに、都筑区でお店を営む方々とのコラボメニューも思案中とのこと。今後どのように活動が広がっていくのか、とてもとても楽しみです!
心も体もホクホクしたままヤオヤカフェを後にした筆者。提供されるメニューがどれも美味しいのはもちろん、人と人との繋がりを育む空間に癒やされ、朗らかなオーナーのお二人にたっぷりパワーをいただきました。
あなたもぜひ足を運び、その魅力を体感してみてはいかがでしょうか?
店舗情報
ヤオヤカフェsao
場所:横浜市都筑区中川中央1-22-3 グランバレ センター北1F
@moonsidecafe_official 間借り
営業時間:毎週金曜日、11:00〜15:30(みなきたマルシェ出店時はお休み)営業日はInstagramにてご確認ください
公式Instagram:https://www.instagram.com/senkita.asaichi/