横浜市都筑区のセンター北&南エリアには多くの商業施設があります。こんなにたくさんの商業施設が密集して存在している地域は珍しいかもしれません。
最近近くに引っ越してこられた方や、少し離れた地域にお住まいの方が「行ってみようかな」と思った時に、それぞれのショッピングモールの特徴や使い勝手が一度にわかると便利かと思い、まとめてみることにしました。
センター北&南エリアのファン歴20年超えの筆者が、個人の感想も交えつつ、それぞれに特色のあるショッピングモールを一気にご紹介していきます!
目次
センター南エリア
このエリアは都筑区総合庁舎や都筑警察署、昭和大学北部病院などがあり、横浜市都筑区の中心街と言えるでしょう。
横浜市営地下鉄ブルーライン・グリーンラインのセンター南駅からショッピングモールのあるエリアは歩行者専用の遊歩道でつながれており、安全快適に過ごすことができます。
①【港北TOKYU S.C.】
センター南駅前に大きな存在感
港北TOKYU S.C.は1998年オープン。もはや老舗ですね。場所は、横浜市営地下鉄・センター南駅下車すぐ。
地上7階・地下1階で、センター南で1番の店舗数を抱える大型ショッピングモールです。
衣料品のユニクロやしまむら、家具・インテリアのニトリ、ビックカメラ×コジマ、ロピアにハックドラッグ、コメダ珈琲店などが入っています。
5Fのレストラン街では、ファストフードから和食洋食中華に焼肉、各種楽しめます。レストランフロア以外にもカフェがいくつかあり食事する場所には困りませんが、こちらのモールにはフードコートがありません。
6Fには大小7つのスクリーンを備えたシネマコンプレックスがあります。109シネマズ港北は、港北TOKYU S.C.の開業当初から親しまれている映画館です。109シネマズの中で港北は1号店で、その後全国に展開しました。
《駐車場》
約830台収容できる駐車場があります。とても大きな駐車場ですが、土日は満車になることもあります。満車の際に周辺道路で駐車待ちすることは禁止されていますので、土日は注意が必要です。
館内のお買い物金額によって駐車サービスあり。平日は1時間無料です。
《参考リンク》
港北TOKYU S.C.公式サイトはこちら
②【VeleV】
港北TOKYU S.C.の別館
VeleV(ヴェレヴ)は、港北TOKYU S.C.の別館として2004年にオープンしました。港北TOKYU S.C.とは広場を挟んで向かい側です。
地上2階で7店舗の小規模な施設です。店舗の半分以上は飲食店ですね。
神田屋鞄製作所が運営する、港北ニュータウン唯一のランドセル専門店「横浜ランドセル館」があるのはこちらです。
港北TOKYU S.C.の別館のため、独自の公式サイトはありません。港北TOKYU S.C.のサイトから参照してください。
《駐車場》
約300台収容できる駐車場があり、お買い物金額に合わせた駐車料金サービスは、港北TOKYU S.C.本館と併用できます。
(ただし、平日1時間無料のサービスはありません。)
③【キーサウス】
増床してパワーアップ
キーサウスは2001年にオープンしました。港北TOKYU S.C.とVeleVの間を抜けて横断歩道を渡ったところにあります。
開業当初は、港北ニュータウンにトイザらスがやってくる!と話題になりました。
筆者も、子どもが小さかった頃は港北TOKYU S.C.のアカチャンホンポとハシゴするなど大変お世話になったものです。
元は、現在2階にトイザらスがある「アーチ館」だけの施設でしたが、2017年のリニューアルで「スクエア館」が増築されて現在の形になりました。
ほかにはスポーツオーソリティーとスーパー三和、ミスタードーナツ、ドミノピザが入っています。
《駐車場》
437台収容できる大型駐車場があります。キーサウスと、後述するサウスウッド内の店舗でお買い物すると駐車料金のサービスが受けられます。
《参考リンク》
キーサウス公式サイトはこちら
④【サウスウッド】
センター南駅目の前のグルメなモール
サウスウッドは、2013年オープン。センター南駅前では最も新しいショッピングモールです。
日本初の耐火木造を採用した商業施設ということで「サウスウッド」と名付けられています。木のぬくもりが感じられる、おしゃれな建物です。
地上3階建てで約30店舗の中規模ショッピングモールで、お店の半分近くが飲食店か食料品を販売するお店という、グルメな施設ですね。また、良質な家具屋さんが数店舗集結しているのも特徴です。3Fの半分はクリニックモールになっています。
《駐車場》
建物の地下に専用の駐車場がありますが、収容台数が37台と大変小さいので、運営会社が同じキーサウス駐車場の利用が推奨されています。
お買い物金額に応じて、サウスウッド駐車場・キーサウス駐車場どちらも駐車料金のサービスが受けられます。
《参考リンク》
サウスウッド公式サイトはこちら
みなきたウォークエリア
横浜市営地下鉄ブルーライン・グリーンラインのセンター北駅とセンター南駅間をつなぐ遊歩道は「みなきたウォーク」と呼ばれています。
みなきたウォーク沿いにも、ショッピングモールが複数存在しています。センター南駅寄りから順にご紹介しましょう。
⑤【コーナン港北センター南モール】
コーナンだけじゃない
コーナン港北センター南モールは、2008年オープン。
センター南駅の改札を出てから地上へのエスカレーターを下って、徒歩3分。みなきたウォークのセンタ南側の起点付近にあるのがこのモールです。
ホームセンター・コーナン港北センター南店を中心に、複数のテナントが入った施設です。
1Fにはフードコートもあります。
大型の室内遊園地・ファンタジーキッズリゾートや西松屋があり、小さなお子さんを連れたお客様を多く見かけます。
スポーツ用品やリサイクルショップ、セリアもあります。
《駐車場》
約700台収容できる大きな駐車場があります。平日のみ最大料金あり。
館内のお買い物金額に応じて駐車料金のサービスがあります。
建物は歴博通り沿いにありますが、歴博通りから入れるのは歩行者のみです。お車でお越しの方は区役所通り側からしか入れませんのでご注意ください。
《参考リンク》
コーナン港北センター南店のサイトはコチラ
※駐車場の情報は日本パーキング株式会社のサイト内「NPC24H コーナン港北センター南モールパーキング」で確認できます。
⑥【ルララこうほく】
港北ニュータウン最大のヤマダ電機あり
ルララこうほくは、2008年オープン。横浜市営地下鉄センター北駅から徒歩8分、またはセンター南駅より徒歩10分のところにあります。
ルララこうほくは地上4階建ての施設で、1~3Fの半分をヤマダ電機の店舗が占めています。
OKストアや衣料品店、100均も。飲食店もありますが種類は少なめ。
4Fには室内型遊園地・ハピピランドもあります。
《駐車場》
約640台収容の大型駐車場があり、平日休日問わず1時間無料で利用できます。館内の利用でさらに1時間無料になります。
平日のみ最大料金あり。
《参考リンク》
ルララこうほくの公式サイトはコチラ
⑦【港北みなも】
スポーツ要素強し
港北みなもは、ルララこうほく開業の前の年の2007年オープン。横浜市営地下鉄センター北駅またはセンター南駅より徒歩5分のところにあります。
00年代後半の時期はみなきたウォークエリアの開発がすさまじく、沿線の風景がどんどん変わっていきました。
地上4階建ての施設で、最上階に天然温泉があるのが最大の特徴です。
フィットネスジムやテニス・ゴルフスクール、スポーツ用品店などスポーツに関連する施設が多めです。
蔦屋書店、ダイエー、ハックドラッグもあります。マクドナルドやくら寿司など、食事をする場所も充実しています。
《駐車場》
約1,000台収容できる大型駐車場は、平日休日問わず2時間無料で利用できます。
さらに、館内のお買い物金額や施設の利用に応じて駐車料金のサービスがあります。
《参考リンク》
港北みなもの公式サイトはコチラ
センター北エリア
横浜市営地下鉄ブルーライン・グリーンラインのセンター北駅前のエリアは、センター南駅前より少し遅れて開発が始まった比較的新しい街です。
駅前から、みなきたウォークに向かって次々にショッピングモールが誕生しました。
⑧【ショッピングタウン あいたい】
センター北駅に唯一直結した商業施設
センター北エリアで最も古くから営業している、駅直結のショッピングモールです。1998年オープン。
センター北駅直結の建物で、1Fから5Fまでがショッピングモールになっています。
駅改札と地続きの2Fには東急ストアやハックドラッグなどがあります。
また、5Fには都筑区子育て支援センター「ポポラ」が入っていて地域の子育て支援の拠点となっています。
個人的には、こんなところに高級焼肉店の叙々苑が!というのがポイントだと思っています。
《駐車場》
約110台収容の地下駐車場があります。
館内のお買い物金額に応じて駐車料金のサービスがあります。
「あいたい地下駐車場」と「センター北駅前駐車場」とは、入口が近くて間違いやすいので注意が必要です。
区役所通りから入って手前が「センター北駅前駐車場」、奥の線路寄りにあるのが「あいたい地下駐車場」の入口です。
《参考リンク》
ショッピングタウンあいたいの公式サイトはコチラ
⑨【モザイクモール港北】
観覧車は街のシンボル
モザイクモール港北は、2000年にオープンしました。
モザイクモール港北と言えば、なんといっても屋上にある観覧車が目を惹く建物ですね。オープン以来港北ニュータウンのシンボル的存在となっています。
地上6階・地下1階の大型ショッピングモールで、衣料品や雑貨、家電量販店のエディオンなど大小合わせて100以上の店舗が入っています。
B1Fと1Fにふたつのフードコート、5Fにはレストラン街があり、食事する場所にも困りません。
開業したときは阪急百貨店の都筑店と専門店街モザイクモールの複合施設でしたが、現在、百貨店部分は地下の食料品売り場の一部を残すのみとなりました。
《駐車場》
約1,100台収容の大型駐車場があります。
お買い物金額に応じて駐車料金のサービスがあります。
また、モザイクモール港北・都筑阪急ポイントカード(入会金・年会費無料、クレジット機能無し)を持っていると駐車料金が平日は2時間、休日は1時間無料になりますので、近辺にお住まいの方の多くはこのカードをお持ちなのではないかと思います。
筆者が開業初期の頃から持っている、年季が入ったポイントカード。
デザインは現在発行されているものとほとんど変わっていませんが、「都筑阪急ポイント倶楽部」という旧名称に少し時代を感じますね(笑)
《参考リンク》
モザイクモール港北の公式サイトはコチラ
⑩【プレミアヨコハマ】
芝生広場前の個性派
プレミアヨコハマは、2013年にオープンしました。
センター北駅前の芝生広場に面した、ちょっと個性的な外観の建物です。
現在は、ビューティーサロンやリラクゼーションなどサービスを扱うお店が多く、衣類や雑貨などのお店はあまりありません。館内でぶらぶらとウインドウショッピングを楽しむというよりは、目的のお店を目指して行くという感じのモールになっています。
1Fの路面にバーガーキングがあるのが、ファンの方には嬉しいですね。
また、7Fにはイベントやショー各種エンターテインメントステージが開催できる多目的ホール「横浜YTJホール」があります。
《駐車場》
建物裏から入れる機械式駐車場72台と、少し離れた場所にある自走式の「プレミア横浜駅前駐車場」163台があり、どちらも、館内のお買い物金額に応じて駐車料金のサービスがあります。
《参考リンク》
プレミアヨコハマ公式サイトはコチラ
⑪【YOTSUBAKO(ヨツバコ)】
四つの箱のロゴがかわいい
ヨツバコは、2011年にオープンしました。
センター北駅前の広場から、後述するノースポートモールへの連絡通路の一部を飲み込むような形で建てられた建物です。
大きな箱を互い違いに4つ積み上げたような外観外観から、「ヨツバコ」名付けられたとのこと。
こちらのモールも物販のお店は少なく、各種サービスのお店や飲食店が中心のモールになっています。
《駐車場》
ヨツバコには専用の駐車場がありません。
センター北駅前地下駐車場(516台収容)と提携していて、お買い物金額に応じて駐車料金のサービスが受けられます。
ただし、駐車サービス対象外の店舗もありますので、ご利用前にご確認ください。
《参考リンク》
ヨツバコ公式サイトはコチラ
⑫【ノースポートモール】
センター北で一番の店舗数を抱えるモール
ノースポートモールは2007年にオープンしました。センター北駅から連絡通路を歩いて1分のところにあります。
センター北エリアで最大級の規模を誇るショッピングモールといっていいでしょう。
地上7階・地下2階で、大小合わせて100店舗を超えるお店が入っています。
3Fにフードコート、5Fにレストラン街があって、和洋中様々なジャンルの飲食店が揃います。
飲食以外にもユニクロや地域最大級のGU、無印良品、家電量販店のNojima、ロピアやドラッグストアのクリエイトSDなどなど、ここに行って揃わないモノはないと言っていいぐらいの充実ぶりです。
また、最上階の7Fには12ものスクリーンを備えた大型シネマコンプレックス「イオンシネマ港北ニュータウン」があります。
また、6階のゲームセンター「サードプラネット」にも注目。クレーンゲーム機設置台数が「555台」で2022年ギネス世界記録™に認定されました。
《駐車場》
1,590台収容の大型駐車場があります。
平日は1時間無料で利用できます。
Northportカードセゾン(クレジット機能付き・年会費無料)を持っていると、さらに1時間の駐車料金が無料になります。(Northportカードセゾンの駐車料金サービスは土日でも有効です)
また、お買い物金額に応じて駐車料金のサービスがあります。
大きな駐車場ではあるのですが、土日は満車で入出待ちの渋滞が発生しがちなのでご注意ください。
館内の駐車場の他に、センター北駅前地下駐車場とも提携しています。
センター北駅前地下駐車場の駐車サービスは対象外になる店舗もありますので、ご利用前にご確認ください。
《参考リンク》
ノースポートモール公式サイトはコチラ
まとめ
センター北&南エリアの12のモールについてご紹介しました。
センター北駅からセンター南駅の間約1.5キロの範囲に、全国展開する有名ショップが複数店舗出店していたりもします。
たとえば、
・ハックドラッグ 6店舗
・ダイソー 4店舗
・スターバックスコーヒー 4店舗
・セリア 3店舗
・カルディコーヒーファーム 3店舗
・マクドナルド 3店舗(モール外の店舗1店舗も含む)
・ロピア 2店舗
・ユニクロ 2店舗
・3COINS+ 2店舗
・ABCマート 2店舗
・ミスタードーナツ 2店舗
・くら寿司 2店舗
などなど……
また、この範囲にシネマコンプレックスが2つもあるのもすごいことです。
大型書店も5店舗(モール外1店舗を含む)ありますね。
今回調べてみて、近くに20年以上住んでいる者として改めてこのセンター北&南エリアの発展ぶりに驚かされました。
筆者がこの近くに住み始めた頃にはまだセンター南の「港北TOKYU S.C.」とセンター北の「あいたい」だけがあって、センター北・南の駅間には広い広い野原が広がっていたものでした。
時を経て現在ではショッピングモールもやや飽和状態になっているのを感じます。各モールがそれぞれの特色を出すために努力をしている様子もわかりました。
これからも、地域内外の住民にとって楽しく便利なお買い物生活を提供してくれることを期待しています。
なお、テナントのショップや駐車場のサービス内容などは、変動することがあります。
お目当てのショップや駐車場については、お出かけの前に各モールの公式サイトなどでご確認のうえお出かけくださいね。
それでは、全国有数のショッピングモール激戦区で、お買い物を楽しんでみてください!