【特別インタビュー】たまプラの落語家、林家錦平師匠に聞く

毎月第2火曜日に行われている「わっしょい‼落語会」。1月の落語の師匠は美しが丘在住の落語家、林家錦平師匠でした。錦平師匠は、わっしょい‼落語会の前身となった会の1回目でも高座に上がられていて、たまプラで落語をやるのは今回で2回目。会が始まるまでの短い間ではありますが、お話を聞くことができましたので、その内容をご紹介します。

たまプラーザでの落語会の取り組みをどう思われますか?

地域には「若い時に東京で落語を聞いていただけれども、現在は機会がない」という方や、「興味はあるけれども、東京まで聞きに行くのはハードルが高い」という方が大勢います。ですので、電車に乗って遠くまで行かなくても落語が聞ける、というのは、多くの人にとって嬉しいことだと思います。


あざみ野の夏祭りでは毎回司会を務めており、地域にも積極的に貢献している。

前回たまプラでの高座は、いかがでしたか?

非常に聞き上手でやりやすいお客さん達でした。落語は、言葉だけですべての描写をしていくので、聞く側に知識や想像力がないときちんと理解できないのですが、たまプラのお客さんは、しっかり流れに着いてきてくれていると感じました。落語を聞くのは、生はもちろんですが、ラジオもおすすめです。何も見えないので非常に想像力を掻き立てられるのですね。この落語会をきっかけに、落語に接する機会が増え、今度はぜひ東京まで聞きに来ていただければとてもありがたいですね。

このような地域での落語会はよく行われているのですか?

「東京かわら版」という演芸情報誌を見るとわかるのですが、今は昔と比べて、落語を聞ける場が増えていて、ものすごい数の落語会があります。若い落語家が積極的にいろいろな場に出て行って、高座を務めています。


今回のわっしょい‼落語会では、古典落語を二席「権助提灯」「紺屋高尾」の大ネタでした

現在、この「わっしょい‼落語会」は実力派の真打の方にこだわって、キャスティングを行っています。

落語は好みなので、一概には言えませんが、現在の平日の昼間の客層にはとてもあっていると思います。また、土日開催の落語会があれば、若い方々にも生の落語を知ってもらえる機会になるかも知れません。

林家 錦平師匠プロフィール

横浜市出身。「昭和の爆笑王」初代林家三平師匠の弟子。一門の中では珍しく古典落語に精進を重ね、演目は200噺を超える。浅草演芸場、新宿末廣亭、鈴本演芸場等の寄席をはじめ、国立演芸場、横浜にぎわい座定期公演を務める。
林家錦平オフィシャルサイト

林家 錦平師匠からのお知らせ

2018年2月1日(木) 横浜にぎわい座有名会 14:00開演(13:30開場)
今回は、錦平師匠がとりを務めます。落語を中心とした寄席形式の公演です。
横浜にぎわい座は、落語、漫才、大道芸など、大衆芸能の専門館として生まれました。~館長は、笑点の司会者でおなじみの桂 歌丸師匠です。
横浜にぎわい座HP