あなたの歌をピアノ伴奏で盛り上げます!「うたぴあの」横浜市青葉区で開催

  • 投稿日2022.6.13
  • 更新日2022.8.1

横浜市青葉区在住の現役音大生が、ジモトで素敵な音楽イベントを実施しています。

「参加者の歌に合わせて隣でピアノを生演奏する」という、カラオケ好きにはたまらないプレミアムで贅沢な体験ができる、その名も「うたぴあの」。

ピアノを伴奏するのは、東京音楽大学でピアノを専攻している寺田紗菜さんです。

今回は、紗菜さんにイベントの内容や「うたぴあの」が誕生したエピソードなどをインタビューしました!

また、ロコっち代表の「のぞみん」こと藤村希が実際に「うたぴあの」を体験し、コンサートともカラオケとも違うその魅力をお伝えします。

記事の最後には、近日開催されるイベントの詳細をご紹介しますのでお見逃しなく。

うたぴあの伴奏者 寺田紗菜さんインタビュー

寺田紗菜さんプロフィール

【勉強していること】クラシック(うたぴあのがきっかけでポップスも弾くようになりました!)

【好きなアーティスト】秦基博

【音楽以外の好きな事】テレビゲームすること(ゲーム音楽も好きです)美味しいものを食べること

【好きな食べ物】鶏のから揚げ

―紗菜さん、笑顔が可愛らしくて清楚な等身大の女性という第一印象です。今日はよろしくお願いします。まず「うたぴあの」のシステムについて教えていただけますか?

(紗菜さん)お客さまが選んだ曲のお歌に合わせて、私が隣でピアノの伴奏をします。過去には2022年3月、アートフォーラムあざみ野の音楽室でプレ開催しました。
参加される5~6人のご来場者様同士お互い歌を聴き合ってもらうというシステムなので、歌い終わった時は拍手を送り合う素敵な空間になります。
プレ開催の時も「この曲私好きだった!」「いい曲ですね」なんてほっこりした会話が生まれていて、コンサートにはない魅力を私自身が感じています。

3月のプレ開催に参加したみなさんと一緒に

―自分以外の参加者の歌もみなさんで聴くのですね。拍手を送り合うって素敵! 歌った後は拍手をもらいたいですもん。(笑) うたぴあのでは曲の種類は問わないのですか?

(紗菜さん)どんな曲でもできる限り対応します。申し込みの際に選んでいただいた曲の楽譜をこちらで用意しますが、お客様の方で楽譜を指定していただいてもかまいません。
本番1週間前までには録音した伴奏の音源をお客様に送りますので、本番と同じ曲調で練習して当日に備えていただけると思います。

 うたぴあの初挑戦! 椎名林檎「丸の内サディスティック」歌ってみた。

「うたぴあの」の素晴らしさを体感すべく、まずは好きな曲を選んで歌ってみようじゃないか! ということで、我らの代表のぞみんが「うたぴあの」に初挑戦しました。

選曲したのは椎名林檎の「丸の内サディスティック」通称:マルサ。(筆者のリクエストでもある 笑)1ヶ月前から曲を決めて紗菜さんに伝えたところ、素敵な伴奏の音源が届いて、試聴したとき筆者は心が震えました。

―記事では実際の音をお伝え出来なくて残念ですが、この場のライブ感は圧巻でした!
(この時の様子はうたぴあの公式YouTubeチャンネルで配信中です)

のぞみん、歌ってみてどうでしたか?!

(のぞみん)事前に音源を送ってくれた段階で細かい要望も聞いてくれるし、しっかり練習して本番に挑めるのが良かったです!カラオケに行ったり、YouTubeで同じ曲のいろんなパターンの動画を探して自分の歌い方を研究してみたり。普段は一曲だけに深堀りする機会がなかなか無いけど、そんな準備期間が楽しかった(笑)。そうやって練習の過程を経たことで、本番は良い緊張感をもって臨めたこともスペシャル感があったかな。 そして何よりカラオケと生演奏は全然違う!カラオケで歌った直後に音源で歌ってみたら、迫力の違いがありありと感じられたよね。さらにリアルの演奏は最高に気持ちいいです!

(紗菜さん)そう言っていただけて嬉しいです! そこに観客がいるともっと楽しいですよ。みなさんそれぞれ主役として歌いに来られているので、観客側に回った時も温かい眼差しで聴いてくれます。

―ジャジーなマルサ最高でした! 紗菜さん、のぞみん、ありがとうございました。

紗菜さん、マルサの伴奏はどのように練習したのですか?

楽譜を見ながら、動画をたくさん見てイメージを膨らませました。
普段はクラシックを弾いているので、はじめは丸の内サディスティックのジャジーなリズムに乗るのが難しかったですが、何度も聞いて研究しているうちに、自ずとリズムにノリながら弾けるように。もはや四六時中、頭の中でぐるぐるマルサが流れているという状態。(笑)

―そんなに準備に手間をかけてくれていたとは! また、余談ですがこのあと筆者も特別にうたぴあので「マルサ」を歌わせてもらったのですが、音の大きさやテンポ、のぞみんの時の伴奏とはまた違った雰囲気に。歌い手の声に寄り添った弾き方で伴奏してもらえるのも、「うたぴあの」の魅力です!

家族のコミュニケーションから「うたぴあの」が誕生

―歌に合わせて伴奏する「うたぴあの」を思いついたきっかけは何でしたか?

(紗菜さん)私の母が地域で音楽イベントを主催するようになり、その姿を見て私も地元で何かやってみたい!という気持ちが芽生えていました。
そして今年の正月休み、家族で暇を持て余していた時、カラオケ好きな父に「私ピアノ弾くよ」と遊びで歌に合わせて伴奏したんです。それが思ったより楽しくて「じゃあ、ピアノ伴奏で誰かに歌ってもらうことを地域でやってみたら?」と父が提案してくれたのが始まりでした。
ピアノコンサートは世の中に大小たくさんあるけど、もっと敷居を低くして地域の人と私自身が関わっていけないかな?と考えていたので、「それ、良いな!」って。主役の歌い手に私のピアノが寄り添うことでコミュニケーションが生まれるイメージがすぐに湧いてきました。

「うたぴあの」では、私はドレスではなく普段着で出演しているのですが、その理由として「もっとカジュアルに普段着で本格ピアノの音色を届けたい」というコンセプトが根底にあります。

歌が好きな人に参加して欲しい!

―うたぴあのは誰でも参加できるのでしょうか?

歌が好きな方であれば誰でもどうぞ!

「ミュージカル女優みたいに歌いたい」「ずっと好きだった歌を生の伴奏で歌いたい」といった夢を叶えるお手伝いができれば嬉しいです。

また、参加者同士の交流も生まれる場所ですので、歌が好きな方とお友達になりたいという方にもオススメです。もちろん、お子さま含めてご家族での参加も大歓迎ですよ!

―6歳からピアノを始め、現在も大学で音楽を学びながら磨かれた紗菜さんのピアノ演奏。「自分の演奏が、誰かの夢を叶えるための役にたてるなら」と学生でありながら志のある姿には、世代を超えて尊敬の念を抱きました。
今後、卒業して社会人になったらどんな形でピアノと繋がりたいですか?

(紗菜さん)社会人になったらというよりは、今この「うたぴあの」を開催することも、自分の音楽家としてのキャリアのひとつだと考えています。わたしの「音楽で人を幸せにする」という夢を叶えるために今できることが「うたぴあの」なんです。

いつかはピアノを教えることもしたいですが、ただ教えるだけじゃなくて生徒さんが誰かと繋がることができる居場所をつくってあげることはできないかな?と考えています。

―生徒の居場所まで考えているとは! 音楽が誰にでも身近なものになると良いですよね。

(紗菜さん)そう、音楽を身近にしたい。音大生あるあるなのですが、周りからのプレッシャーもあり身構えすぎたり敷居を高く設定しがちなんですよね。でも本来、音楽はもっと気楽に楽しむものだから人生の中の彩りとしてピアノを楽しまなきゃもったいない、と最近思えるようになりました。
うたぴあのを通じて、音楽を身近に楽しむ方が増えればいいなと思います。

―紗菜さん、インタビューに応えていただき、ありがとうございました。

2022年8月開催の参加者受付け中です

紗菜さんが編曲・伴奏を手がける「うたぴあの」は8月12日(金)と8月16日(火)、アートフォーラムあざみ野にて開催します!
今までありそうでなかった「うたぴあの」。歌うことが好きな方はぜひこのイベントをお見逃しなく。

※参加お申込み受付は7月15日(金)まで延長しました。観覧のみご希望の方はイベント前日までにお申し込みください。詳しくは公式HPをご覧ください。

■お申し込みは「うたぴあの」公式HPにて受付中  https://www.uta-piano.com

イベント内容やお申込みについてご質問がありましたらお気軽にお問い合わせください。

■お問い合わせ先   utapianoinfo@gmail.com

■YouTube「うたぴあの」公式チャンネルはこちら https://www.youtube.com/channel/UCnIYLp1JQpKQd8vmPKRoLkQ

2022年8月の会場:アートフォーラムあざみ野

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