都筑区の小麦を守る!~小麦プロジェクト~

NPO法人I LOVE つづきさんが行っている自主事業の一つ、「ヨコハマ小麦部(都筑産小麦の商品化)」。
都筑区産の小麦を使って商品化・販売し、都筑区の小麦を知ってもらおうというプロジェクト(小麦プロジェクト)です。小麦粉の自給率は10%前後と低く、しかも無農薬小麦となると、かなり希少です。
「安心・安全な地産地消である地元の無農薬小麦を応援したい!」
「地元福祉施設の応援をしたい!」
という想いから発足されました。「小麦の種まき体験」と、「試食会」に参加させていただきましたので、その様子とプロジェクトの内容をお伝えします。

小麦の種まき体験

小麦の生産者は、以前ロコっちでご紹介させていただいた「都筑ハーベスト」さんです。
都筑ハーベストの畑を再び訪れ、2019年12月14日土曜、小麦の種まき体験をさせていただきました。

まず最初に、種まき機の使い方を教えていただきました。

前の車輪が回ると、種がまかれ、自動的に土が被さるようになっています。

順番に、畑の端から端まで種まきしていきました。
種まきしやすいように、糸を張っています。

種が少なくなってきたら補充です。

鍬をもって畑を耕す作業にも挑戦しました。
この日は、横浜市立荏田東第一小学校の生徒の方も何名か、先生と一緒に参加してくれていました。
収穫が楽しみですね。

試食会

2020年1月14日火曜(14:30~16:00)にシェアリーカフェで試食会が行われました。

シェアリーカフェは中川駅から徒歩3分、ハウスクエア横浜内にあるコミュニティカフェです。
昨年11月に6周年を迎えました。

都筑区産小麦を使った商品化候補を制作してくださったのは、以下の店舗、団体です。

菓子工房スグーリ

NPO法人ぷかぷか

FRESH BAKERY パリジェンヌ
以前、ロコっちに掲載した記事はこちら。

お茶を飲みつつ、試食や今後のスケジュールの確認などをしました。

大人だけではなく、近隣の小学校の子どもたちもレシピ創出に協力。
アイディアを提出してもらい、その中から厳選し、試作品を今回作ってもらったそうです。

こちらは菓子工房スグーリさんが試作したカボチャクッキー。
焼き加減や厚さを変えた、2種類のクッキーを作ってくださいました。同じ材料でも、しっかり焼くと香ばしさが増したり、少し焼き時間を短くするとしっとりクッキーになったり。ちょっとしたことで食感も風味もかなり変わります。野菜の甘みを上手に生かしています。

NPO法人ぷかぷかさんは、シフォンケーキとクッキー。
オリジナルのパッケージも可愛いですね。クッキーの型も3Dプリンターを利用し、オリジナルのものだそうです。
シフォンケーキは豆乳を使っているそうで、しっとりふわふわでした。

FRESH BAKERY パリジェンヌさんは、カボチャのマフィンとさつま芋のマフィンを試作してくださいました。素材の味を大事にして欲しいという要望に応えるため、野菜の風味を引き立てるために甘さ控えめです。小麦の風味も感じられます。

どの試作品も美味しくいただきました。
ご馳走様でした。

地元小学校とも連携

横浜市立荏田東第一小学校では、レシピ考案、畑での種まき体験に参加するだけではなく、パッケージデザイン案を考えたり、2月28日金曜(10:00~12:00)にはセンター南駅の駅横ライブスポットにて、完成したお菓子の販売も予定しているそうです。

昨年の「ツヅくッキー」のデザインも、小学校の子どもたちが考えたそうです。可愛らしいですね。
小学校のお子さんにとっては、とても貴重な体験です。

都筑区産の小麦で作った商品を買ってみよう

2月9日日曜(13:00~16:00)に開催される、えだきん商店街の節分イベントで、さっそく完成した商品の販売が行われることになっています。
どのようなパッケージデザインになったのでしょうか?
完成版が楽しみです。