第8回たまプラーザ ちょい呑みフェスティバル実行委員会 インタビュー

2018年5月29日(火)、30日(水)に第8回が開催されるちょい呑みフェスティバル。このイベントがすっかり半年に1度のお楽しみになった方も多いのではないでしょうか。そんなちょい呑みフェスティバルはどんな方が支えているのか?実行委員会の大野承さん(3丁目カフェ)、大楽俊一さん、浅尾宏明さん(黒龍)、上田仁さん、古谷裕幸さん、酒井千恵子さんにお話を伺いました。

ちょい呑みフェスティバルはどういう経緯で始まったのですか?

大楽:1回目を行ったのは2014年の11月でした。「ちょい呑みフェスティバル(以下、ちょい呑み)」で盛り上がっている地域があると聞いて、知人と南林間のちょい呑みに参加しました。商店街の方に面白かったと報告したら、「本来は商店街の仕事だけど人手が無いのでやってよ」と要望があって、たまプラーザでもやることに。それが7月で、4か月かけて準備して、なんとか11月に21店舗で開催。チケットは540枚売れました。

1回目から結構集まっていますね!

大楽:でも、1回目は8万円の赤字。出店料も協賛金ももらっていなくて、収入がチケット代だけだったんだよね。しかし、南林間から「商業ベースでやらないと続かない。お店にとってこのイベントはリピーターを獲得するための宣伝活動なんだ」というアドバイスをもらって、2回目からはお店から出店料をもらうようになりました。


第8回の模様。普段行かないお店を愉しめるのがちょい呑みの魅力。

運営は当初から現在のメンバーだったのですか?

大楽:自分ともう1人しかいなかったよ!商店街20店舗廻って、ちょい呑みを知っているのも1店舗だけでした。これは面白くなる企画かも、と2回目からは3丁目カフェの大野さんに委員長になってもらって、メンバーも増えてきました。

3丁目カフェは店舗としても参加していますよね

大野:1回目も参加者店として加わっていたんだけど、気がついたら委員長に(笑)来店客数では飲食専門店に敵わないけれど、チケットの販売数では1位になったこともあるんだよ!

黒龍も1回目からの参加ですね。

浅尾:そうです。1回目から参加していて、ちょい呑みから常連さんになった方もたくさんいらっしゃいます。どうやら高い店というイメージがあるようなのですが、ちょい呑みをきっかけにフレンドリーで安いんだ!と認識を改めてくれるお客さんも多くて、若い人がよく来るようになりました。毎回テーマがあって、前回はお得感重視だったんですが、今回は四川料理の代表料理を揃えていますよ!


前回はお買い得メニューだったという黒龍。おこげの音がたまらない!

実行委員会に入ったのはなぜですか?

浅尾:1回目の時に、アンケートで意見を出すだけだと、なかなか伝わらないと思って、2回目から実行委員になりました。店側の視点で意見を言う役割ですね。また、店側だけで考えるとなかなかいい発想が出なかったりするので、皆さんとつながれたことはすごく大きいです。近場のお店にも声かけたりもしています。

上田さんは現在パンフレットを作っているんですよね。もともとそういうお仕事をされていたのですか?

自分が参加したのは3回目からでした。美しが丘連合自治会で一緒だった大楽さんからちょい呑みを一緒にやろうと誘われて。もともとコンピューター屋さんだったのでパソコン作業を期待されていたんだと思うんですけど、パンフレットを作るイラストレーターは使ったことがなくて。一生懸命調べて、スキルアップしました(笑)


当日券は駅前と中央商店街入り口でも販売(写真は第6回)

古谷さんはどんなきっかけだったのですか?

古谷:自分は4回目からの参加です。5年前に定年退職して、何かしなくてはいけないと思って、地区センターでやっていた定年後を有効活用するためのイベントに行ったら、大楽さんが「ちょい呑みフェスティバル実行委員会」の活動紹介ブースを出していました。そこで、勧誘されたのがきっかけですね(笑)それまで、自分はずっといわゆる「青葉都民」として、都内で固い仕事を真面目にやっていたもので、ちょい呑みも3丁目カフェも知りませんでした。

自分は会計を担当しているのですが、モットーはきちんと利益を出すことです。収入が伸びない時は、必ずどこか凹ますことを意識して、イベントをずっと継続できる運営をしていきたいと思っています。実行委員になって、いろんな人たちと交流が増えたのが最大の財産ですね。遊びながら楽しんでやっています。

酒井さんは前回の第7回から委員になったですよね。

酒井:新石川に30年くらい住んでいて、地域行事やお仕事のつながりで委員の方達のことはよく知っていましたし、ちょい呑みにもよく参加していました。それで、ちょい呑みのことを商店街の人や、住民の方にもっと知ってほしいなと思っていたので、「何かお手伝いできることはありますか?」と声をかけ、実行委員になりました。みんな細かいところまで、すごくきっちり仕事をしていて、驚きました!


会議は夕方に3丁目カフェで行われることが多い。(写真は第7回)

今回の第8回ちょい呑みフェスティバルのアピールポイントを教えてください!

大野:まず、参加店舗は前回よりやや減って25店舗ですが、新しいお店、復帰したお店が数多く入っていますので、注目いただきたいですね。

それから、新しい取り組みとして、今回はチケットに抽選番号がついています。40名様に10月に行われる第9回のちょい呑みチケットがあたるので、6月10日の当選番号発表までなくさずにとっておいていただきたいと思います。

そして、今回も前回に引き続き、青葉区のシンガーソングライターHACHIさんが、テーマソング「乾杯ソング」を駅前や3丁目カフェで披露します。ちょい呑みがさらに楽しくなる曲なので、ぜひこちらも楽しんでいただきたいですね。


前回の3丁目カフェの様子。HACHIさんのミニライブも。

今後やっていきたいことはありますか?

大楽:とにかく楽しみながら、自然体でやってきたいな、と思っています。また、参加店にもっとメリットを与えられたらいいなと思います。例えば、桜まつりに優先的に出店できるとか。商店街とも、もっと連携していきたいですね。

第8回ちょい呑みフェスティバル


左から藤村(ロコっち)、上田さん、古谷さん、大野さん、大楽さん、浅尾さん