• 投稿日2018.3.18
  • 更新日2021.12.6

たまプラのおむすび屋さん 一兆庵 インタビュー・前編

たまプラーザの食のコンシェルジュ 梅田やすこです。桜のつぼみも膨らみ始め、街中が春めいてきましたね。たまプラーザは桜の名所がたくさんあり、その一つが美しが丘公園。美しが丘公園でのお花見の際、お弁当としておすすめしたいのがおむすび屋の「一兆庵」さんです。

娘はこちらの昆布と鮭が好物です。お惣菜のさつまいも入りの白和えも優しい甘さでよく食べてくれます。店長の音居美貴さんの商品たちへの想い、お客様への想いを伺って、さらに一兆庵さんのファンになってしまいました。

お店を始めたきっかけはなんでしたか?

元々主人が藤が丘で飲食店を行っていたのだけど、それとは別に自分でも行いたいと思うようになりました。介護施設で働いていたことや、自分でもガンを患ったりしたことを経験して、食って命を育むものだから、自分がいいと思うものを提供していきたいって思ったの。自分が子どもにも安心して食べてもらえるものを提供したいと思って。

義理の兄が村田兆治さんでね、義兄からの紹介でご縁をいただいたの。もともとはフランチャイズの予定で、町田で修業、研修をさせてもらったけど、今は独立してやらせてもらって個人でやっているんです。たまプラは、街並み、人柄が好きな街。私が手をかけてできるものを提供したいなって。フランチャイズではないから仕入れ値が高かったりもするけど、私の好きなものを集めていて、それを皆さんにお届けしたいと思っているの。

お米の食べ歩きをして、納得して美味しいものをと。お米の料金も提供できるぎりぎりの額で出させてもらっているの。遠方からもいらして、家で精米をするお客さんもいてね。本当に有難いことよね。

お米(特に玄米や胚芽など)ってエネルギーになるし、消化吸収もゆっくりだから血糖値上げにくいし、腹持ちもいいでしょ。塩むすびが好きな子もいてね、いっつも塩むすびだから、「今日も塩むすびね」で話が通じたりするの。塾の合間にくる子も多いかな。


美しが丘公園まで続く桜並木の前にある一兆庵。お花見の季節は大人気。

お米やおむすび以外にもいろいろとそろっているんですね。万能茶や体に優しいツナもあるんですね。

そうなの!いいものを出したいなって思ってね。万能茶は16種類の素材が含まれていて、のう煮出すと香ばしさや甘みが出てとっても美味しいの。私大好きで、2階の心療内科のイーハトーブさんの患者さんや先生も、皆さんで飲んでくださっていて、本当に感謝なのね。
 

おすすめのお米、おむすびってあるんですか?

好みとかもあるから、みんなおすすめ。お米も九州の人間はコシヒカリは食べないから、私はこちらに来て初めて食べたくらいなの。モチモチっとした食感に衝撃を感じたのね。

ゆめぴりかは北海道。本来、北海道は気温が低すぎてお米作りには適さないって言われていたんだけど、震災を経てやっぱり必要って品種改良されて作られるようになったものなのね。最近はこしひかりと同じくらい人気なの。日々の研究でどんどん美味しいお米が増えていて、農家さんのことを本当に尊敬しちゃうの。


おむすびだけでなく、お米も豊富。無農薬の特別栽培米もある。

おむすびでいえば鮭は取り寄せで塩分10%以下のもので、梅はモーツァルトを聴かせている紀州の梅。お上品な味なの。食べ比べもして、紀州の梅だけだとお上品すぎるから紀州の梅と小田原の梅を叩いて、練ってるの。辛子明太子も皮をむいてね。おかかも水分がなくなるまで炒って、醤油とみりん、砂糖で煮て。味噌むすびもしょうがやにんにくを入れたりね。ゆかりも作ってるの。しそジュースをつけているんだけどそれを乾燥させて。葉唐辛子も小豆島からの取り寄せで、ツナも油を使っていないツナで、ワサビを防腐剤代わりに入れてるの。

商品は出来る限り手作りでね。お惣菜も手作りで、買っていってくれる方が多いの。きんぴらごぼうは和田農園っていう北海道の農家さんからごぼうを取り寄せて、アクを取らずに煮てるの。カレーもいろいろな食材を入れて、トマトが食べられなかった子もこのカレーなら食べてくれるってお母さんが喜んでくれて、嬉しかったな~。

お汁粉も手作りでキヌア、アマランサスを入れて、ブドウ糖やオリゴ糖を入れてるの。友達の旦那様が体調が悪くて入院して食べられるものがなかったときに、噛む力もないくらいで、点滴打っても寝たきりだったの。だけどこのお汁粉を食べてもらったら、面会室まで車いすで出てきたって。口から食べるってどんだけ大切かって改めて思ってね。モロヘイヤの粉も入れてあったんだけど、草餅みたいで美味しいって言ってくれて、看護師さんもびっくりして、それで商品にしようと思ったの。


一兆庵自慢のおむすびラインナップ。すべて手がこんでおり、「全部おすすめ」

後編を読む