約20年前からたまプラーザで個人塾を営んでいる小越満利子(こごえまりこ)さん。小越さんに教わると、あっという間に成績が上がると大評判です!地域のお母さま方から絶大な信頼を得ている、小越さんの教育に対する熱い思いを伺いました。
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学習教室の特徴を教えて下さい。
私立の学校に通う小学生から中学生を対象に算数と数学を教えています。入塾できるのは小学校4年生から中学2年生までですが、理系の副講師2人も交えて、高校生まで面倒を見ています。
最初はみんな数学が苦手で来ますが、中には通っているうちに100点が取れるようになり、レベルの高い医学部などの理系学部を志して、専門の予備校に移っていく生徒もいます。別れは寂しいですが、数年後に副講師として戻ってきてくれる生徒もいて、成長が楽しみです。
もともと数学の先生なのですか?
いいえ、私立数学に絞ったのは4年前で、それまでは、公立に通う子どもたちに向けて、幼稚園から高校3年まで英数国の3科目を自宅で教えていました。
高校生に英数国を全部教えられるってすごいですね!
この3科目は学生時代から大好きだったんです。大学は英文科で、中学・高校の先生になろうと思って、教職もとりました。でも結局、夏にコンピューターの授業をうけたら楽しくなりすぎちゃって、進路を変更。日本ユニシスに入社してSEになりました。
塾を開いたきっかけはなんですか?
社内結婚をして、息子ができて1年半で退社したことです。会社員を辞めた後に自宅で近所の子を集めて塾を始めました。思えば、昔から教えるのがすごく好きだったんですよね。高校生の時に中学生を教えて、大学生の時に高校生を教えていましたし。
しかし、その後夫がアメリカに転勤になってしまって一時中断しました。そこでは、せっかくなので勉強しようと思って、ミネソタ州立大学大学院に入学して言語学を学びました。入学するために死ぬほど勉強しましたね(笑)そんなに頑張って入ったのに、また夫の転勤で2年半で、帰国することになりました。
帰国後は、今度は大手のフランチャイズとして地域の子どもたち向けに塾を始めました。18年続ける中で、最大100名生徒がいた時もありました。
教室は駅前通り商店会の中のまちなかbizあおばで行われている
100名はすごいですね!そんな中、なぜ独立して、私立の数学を教えようと思ったのですか?
ずっと生徒は公立の子ばかりだったのですが、お子さんが私立に通う友人から依頼されて、教えるようになりました。その子は数学の成績が伸び悩んで、挫折感を感じていたのですね。
しかし、教え始めたらどんどん成績が伸びて、クラストップになりました。そこで、初めて私立の子って困っているのでは?と思ったのです。
私立中学の子は小学校の時に一生懸命勉強してきたので、中学に入ったらゆっくりしようと思う子が多いのです。でも、進度がすごく早くて、最初でつまずくと、自分で遅れを取り戻すのがとても大変なのですね。「こんなはずじゃなかった」と多くの子が思っています。それを挽回する手助けをしたいと思ったのです。
私立はそれぞれの学校によって進度や難易度が違うので、親身になって個別に指導することが大事です。数学のそういった塾は多くはないので地域の方のお役に立てるのではと思いました。
生徒は毎回高得点を連発!
私も中学から私立なのですが、解けない問題がないほど算数が得意だったのに、中学になったらあっという間に落ちこぼれたので、よくわかります。
算数と数学は似ているようで、全くやり方が違うのですよ。算数が得意だった子ほど、数学のやり方に馴染めず混乱するのです。なので、中学受験をした子は、数学での考え方が身に着けばぐんぐん伸びていきます。
一方で、受験をしない私立小学校の子には、無理に難しい算数を頑張らせずに、スムーズに数学に移行できるような指導をしています。
ほかに心がけていることはありますか?
私のモットーは、「教育は子どもの幸せのためにある」です。
戦前は、教育は日本国に役立つ子供達を作る目的でしたし、戦後は、高度成長期を生き抜く、エリートを作る目的でした。でも、本来教育は、シンプルですが、子ども達の幸せのためにあるのだと思います。決して、親の自己満足のためでなくて。
だから、こごえ学習教室では、1人1人に寄り添って、その子の無限の可能性を信じて、ほめてほめて育てています!
クラス全員が高得点だと、ごほうびにラ・ボラッチャのピッツァが食べられる
わかります。親は悪気なく自分の理想を押し付けてしまうのですよね。
そうなのです。だからお母さん達のメンタルケアもしています。
私立のお母さん達って孤独なのです。同級生のママとはライバルみたいになってしまうのですよね。子どもの成績が悪いと肩身がせまかったり。
うちの生徒は、お母さんが働いていないケースが多いので、子供の成績が自分の成績のように感じる方がとても多いです。LINEで連絡取ったりしているのですが、自殺するのではないか、と思うことすらあります。私は、男の子と女の子両方育てていますし、少しでも相談に乗って、力になれれば、とお母さん達に寄り添っています。
不登校の生徒も毎年受け入れているのですが、「学校に行くだけが人生じゃない、選択肢はたくさんありますよ」って。そして、その子の未来をお母さんと一緒に考えていきます
夏には八ヶ岳で合宿も
これからやっていきたいことはありますか?
将来は、ZOOMなどのオンラインシステムを使って、不登校の子ども達に基本の勉強を教えたいと思っています。
そしてオンライン授業で、たまプラーザ近辺に住んでいる生徒だけでなく、日本中の、数学で困っている生徒に教えてあげたいです。
そしてそして、保護者の転勤で世界に住んでいる日本の子供達にも、数学を教えたいです!
既にZOOMを使った指導もスタートしている
詳しくは、こごえ学習教室公式HPで