「ただいま」と言いたくなる場所。ママたちが安心して深呼吸できる「あおばママ食堂」を訪ねて

赤ちゃんとの生活は、愛おしくも孤独で、時に息が切れてしまうもの。 自分の食事はいつも後回し、温かいはずの料理も冷めた状態で流し込む日々——。そんな頑張るママたちの心を解きほぐす場所が、横浜市青葉区にあります。
毎月第2水曜日、C2ラボ元石川で開催されている「あおばママ食堂」。 そこには、お腹も心も満たされる、最高に温かな時間が流れていました。

扉を開ければ、そこは「ママが主役」になれる場所

11時を過ぎると、会場には次々と赤ちゃんを連れたママたちが集まってきます。
代表の栢森(かーか)さんが「最近どう? ちゃんと眠れてる?」と一人ひとりに優しく声をかけると、ママたちの表情がふっと和らぎます。

12時のランチタイムまでは、ゆったりとしたティータイム。
「最近夜泣きが始まって……」「離乳食、どうしてます?」 初対面同士でも、同じ「ママ」という共通点があれば、会話が弾むのに時間はかかりません。
キッチンからは食欲をそそる良い香りが漂い始め、幸せな期待感に包まれます。

「誰かが作ってくれたご飯」をゆっくり味わう贅沢

この日のメニューは、旬の食材をふんだんに使った手作りの品々。

  • 野菜たっぷり焼売
  • さつまいもの塩バター
  • トマトと卵のふわ炒め
  • しらたきのきんぴら
  • お味噌汁、ごはん、ヨーグルト

「いただきまーす!」の合図で食事が始まります。

驚くのは、ママたちの横に頼もしい「抱っこ隊」がいること。
ママがゆっくり食事ができるように、スタッフが赤ちゃんを見守ります。

「毎日子どもと二人きりで、食事は流し込むだけでした。今日は大人と話しながら、誰かが作ってくれたご飯をゆっくり食べられて……それだけで本当に嬉しい」 「こんなに野菜をたくさん食べたのは久しぶりです」

そんなママたちの言葉からは、普段どれだけ自分のことが二の次になっているかが伝わってきます。

正解を出す場所ではなく、深呼吸できる場所

あおばママ食堂が大切にしている想いは、とてもシンプルで、だからこそ切実です。

  • 誰かと一緒に食べること!
  • 温かいご飯を食べること!
  • 誰かにそっと気をかけてもらうこと!

公式Instagramにはこんな言葉が綴られています。
「あおばママ食堂は、正解を出す場所ではなく、安心して深呼吸できる場所。泣いてもいいし、疲れていてもいいし、ただ来て、食べて、帰るだけでもいい。」

会場では、赤ちゃんがギャン泣きの大合唱を始める瞬間もありましたが、スタッフや抱っこ隊のみなさんは終始ニコニコ。「大丈夫よ」という温かな眼差しが、ママたちの「一人じゃないんだ」という安心感に繋がっています。

専門家が揃う、心強いサポート体制

ここではただ食事をするだけでなく、子育てのプロに気軽に相談できるのも大きな魅力です。スタッフは、保育士、助産師、産後ドゥーラなど、経験豊富なベテランばかり。

  • 栢森 早苗(かーか): 保育士 / 乳幼児睡眠アドバイザー
  • 岡﨑 博子(ぴろこ): 認定産後ドゥーラ / 乳幼児睡眠アドバイザー
  • 前田 絵里(えりちゃん): 保育士 / 幼稚園教諭 / 乳幼児睡眠アドバイザー
  • みしま まい(まいちゃん): 認定産後ドゥーラ
  • 松田 亜希子(あき): 認定産後ドゥーラ / バースドゥーラ / 乳幼児睡眠アドバイ
    ザー / 鑑定師

育児の悩みから、ちょっとした世間話まで。専門的な知識を持ったスタッフが寄り添ってくれるからこそ、ママたちは安心して心を預けることができます。

取材を終えて

「ただ食べて、帰るだけでもいい」
その言葉の通り、ここには頑張るママを否定しない、丸ごと受け入れてくれる優しさがありました。
美味しいご飯と温かなおしゃべり。
明日からまた頑張ろうと思える「心の充電器」のような場所でした。

あおばママ食堂 開催情報

あおばママ食堂
会場:C2ラボ元石川
住所:横浜市青葉区元石川町3794
開催日:毎月第2水曜日
参加・ボランティア申し込み:「あおばママ食堂」では、ママたちを支える「抱っこ隊」のボランティアも募集しています。
詳細は公式Instagramをチェックしてみてください。