前回は、「キズナカフェ」の爬虫類編をご紹介しました。今回は、3月にプレオープンしたドッグカフェをご紹介します。
目次
ワンちゃんたちがお出迎え
キズナカフェ1階にあるドッグカフェは、室内席とテラス席があります。
まず、室内に入ると、看板犬のプードル「くーちゃん」とポメラニアンの「ふうちゃん」が笑顔でお出迎えしてくれました。このワンちゃん達は、オーナーの飯倉さんのペットで、以前に保護されたワンちゃん達でした。
以前の飼い主さんから「高齢のため体調が悪くなり飼育が困難になった」とオーナーの飯倉さんへ相談があり、引き取ったそうです。くーちゃんは、すごく人が好きで「なでてー」とアピールしに来ます。そういう姿を見ると、余計にかわいいですよね!!対して、ふうちゃんは、穏やかで落ち着いた子です。ふうちゃんと、くーちゃんに会ったらぜひ声をかけてあげてくださいね。
ワンちゃん向けのメニューも
カフェには、「ワンちゃん用のメニュー」もあり、飼い主と一緒に食事が楽しめるようになっています。
他にも、無添加の「キズナオリジナルおやつ」もあり、手作りのものを用意されているそうです。
また手作りのリードもありました。ゴージャスに一つ一つ、手編みで作られていいて、実際に販売もされていましたよ。
ちなみに、これら手作りのおやつやリードは、「キズナカフェ」で働く福祉施設の方々が作っているそうです。
居心地の良いテラス席
テラス席は心地よい風が吹き抜ける空間で、リードを外し、犬が自由に遊びまわれるちょっとしたドッグランになっています。ワンちゃんや飼い主さんの交流の場にもなりそうですね。
この写真に、ちょっと写っているワンちゃんたち。この子達は、飯倉さんの保護した子犬で現在、里親募集中です。
この子達は愛媛県の今治から来たそうです。ある敷地内で、100頭以上の犬が飼われており、その飼育環境はとても劣悪な状態だったそうです。飯倉さんは、相談を受けて現地まで行くと、がれきの下敷きになっている犬がいたり、犬が落ち着かずうろついていたり、精神状態や栄養状態も普通ではなかったりで、早急に保護が必要な状態だと感じたそうです。
その状態から救出するために、飯倉さんは、1頭ずつ犬小屋も与え、衛生面を改善するために地面にはウッドチップを敷き詰め、病気の子は、動物病院へ連れて行き治療を行っていきました。
その結果、犬たちの性格は穏やかになり、健康状態も徐々に回復していったそうです。この活動を飯倉さん一人で行ったというのも、普通に出来ることではありませんよね。保護する環境が整えられてからは、動物愛護団体も手伝ってくれるようになったとか。
その他にも、避妊や去勢がされていなかったため、保護した時点で妊娠している子もいました。産まれた子犬達は、飯倉さんが引き取りミルクで育てたそうです。
倉さんが育てた子犬たちは「ドッグカフェ キズナ」で里親を募集し、2頭の子犬の譲渡が決まったそうです(7月上旬時点)。まだ3頭のかわいい子犬たちがカフェにいますので、気になる方は会いに行ってみてはいかがでしょうか?
今回は、飯倉さんの心温まるお話を交えて「ドッグカフェ」をお伝えしました。次回は、最終編「猫カフェ キズナ」をご紹介します。