飛利(フェリ)~第10回たまプラーザちょい呑みフェスティバル初参加店舗紹介

2019年5月28日(火)、29日(水)に第10回が開催されるたまプラーザちょい呑みフェスティバル。初出店4店舗の中から、今回は2018年9月にオープンしたたまプラーザ中央商店街にある台湾料理店「飛利(フェリ)」をご紹介します。オーナーの松本玲子さん、信一さんご夫婦にお話を伺いました。

台湾料理はどんな特徴ですか?中華料理とどう違うのでしょうか?

中華料理とは使う調味料や味付けの仕方が違っていて、比較的あっさりしています。辛い物は少なく、味付けは醤油ベースが多いです。


お店はたまプラーザ中央商店街の中にある。

台湾料理店を開こうと思ったきっかけはなんですか?

(玲子さんの)母が30年前に台湾の台北でお店を営んでいました。母の台湾料理は私たちの孫にもとても好評なのですが、日本にはない味なので、日本の方にもそれをぜひ味わっていただきたいと思ってお店を始めました。お母さまから引き継いだ隠し味を使っています。

もともと飲食のお仕事をされていたのですか?

(玲子さんは)中山でスナックを長くやっていたので、そこで料理はしていました。この「飛利」のあった場所は、もともと「和海(なごみ)」という日本食堂だったのですが、そこのオーナーがお友達だったので、お店を閉める時に個人的にお話をいただき、開店することになりました。


内装は、赤がアクセントとなったおめでたい雰囲気。

お料理は奥様が1人で作っているのですか?

今はそうですが、オープンから3ヶ月は台湾から80歳の母が手伝ってくれていました。現在は1人で作っているので難しいので、ディナーだけの営業ですが、いずれ他に作り手が見つかれば、ランチも営業したいと思っています。台湾と料理に関心がある方はぜひお声がけいただきたいです。

どんなお客様が多いですか?

リピーターの方がとても多いです。そして、台湾に行ったことがあるなど、台湾自体に興味がある方がほとんどですね。
また、家族連れもよくいらっしゃいます。辛くないので、小さい子でも食べられますし。ちなみに辛いのが好きな方は激辛唐辛子のトッピングを頼んで調節できます!


看板メニューの魯肉飯(ルーローファン)

人気メニューを教えてください。

魯肉飯(ルーローファン)です。魯肉というのは、イタリアのミートソース。日本のそぼろみたいなもので、醤油ベースの台湾風ひき肉いためです。最近、渡辺直美さんが大好物と言っている料理で、ここ1、2年でとても有名になりましたね。飛利は魯肉飯屋といっても過言ではないくらい推しています!

その他、塩味ピータン、台湾式牡蠣ホルモン入りそうめん、ピリ辛ホルモン炒めや、牛肉を煮込んで出汁をとる水餃子が評判です。台湾から直接材料をとりよせている本場の味です!

ちょい呑みメニューにないじゃないですか(笑)

今回は、初参加である上、うちのお店は少人数なので、比較的すぐに出しやすいメニューをラインナップしました。様子を見て、次回から考えていきたいと思います!

もちろんちょい呑みメニューの中にも、おすすめがあります!手作りの台湾餃子は野菜たっぷりでいい皮を使っていてとても好評です。また、辛みチキンは塩コショウと隠し味が利いていて、お酒によく合います。


ちょい呑みメニューの台湾式餃子と辛みチキン

飲み物のおすすめはありますか?

カップワイン(赤、白)です。一般的なグラスワインより量が多いですし、空けたてなので新鮮です。
ちょい呑みメニューにはないですが、2杯目以降は苦味がなくすっきりしている台湾ビールや、紹興酒がおすすめですよ。

ちょい呑みをきっかけに来てほしいお客さんはいらっしゃいますか?

高いと思われがちなのですが、実はリーズナブルなので、若い人にも知っていただけるといいなと思います。飲み物を頼まず、魯肉飯、魯肉麺を食べるだけでもOKなんです。


見た目も新鮮なカップワイン

お店はなぜ「飛利(フェリ)」という名前にしたのですか?

好きな言葉を合わせました。「利が飛んでくる」って縁起がいいですよね。ちなみにお店では「フェラーリを買いたいから」って冗談で言っています(笑)


夫婦二人三脚でお店を運営している