たまプラの「これはどこ?」を住民が解明!「どこコレ? in たまプラーザ」

春分の日にあたる3月21日から一週間の期間、CO-NIWAたまプラーザのコミュニティ・コアで「第1回 どこコレ? in たまプラーザ」が開催されました。(以下「どこコレ?」)

※「どこコレ?」とは、昔に撮影された具体的な時期や場所が不明な街の写真を、地元の人たちの協力によって解明する展示イベント。2013年に宮城県仙台市で始まり、全国各地に広がっています。

昔のたまプラーザ

壁に飾られた12枚のレトロな写真には、今の街並みからは想像もつかないような「たまプラーザ」周辺ののどかな風景が広がっていました。

その横に貼ってあるカラフルな付箋には、「ここかも」「見覚えがある」「まったく分からない」など、様々な意見が書き込まれています。

このイベントの主催者であり、「街のはなし」「100段階段プロジェクト」など、街の歴史を語り継ぐために、日々意欲的な活動をされている藤井本子さんにお話を伺いました。

(写真右 藤井 本子さん)

たまプラの「どこコレ?」はどのようなイベントですか?

近隣住民の方々からお預かりしたたまプラーザの昔の写真から、「これはどこだろう?」という写真を公開展示して、来場した皆さんと対話しながら謎解きをしています。

街の歴史を思い起こしながら、皆さんとても積極的に楽しく参加されていました。

このイベントには、2つの大きなねらいがあります。

まずは、街が生まれ育ってきた歴史をアーカイブ(保存)し、これからも記録していきたいという思い。そしてもう一つは、街の歴史を知る人同士、また知らない人も一緒に、思い出を語ったり、聴いたり、質問したりしながら、コミュニケーションを深める場を開きたいという思いです。

実際の参加者の皆さんの反応はいかがでしたか?

皆さん、じっくりと写真を眺めたり、在席中の事務局メンバーや来場者同士で、昔の思い出話に花を咲かせたりと、とても楽しそうに過ごされていました。

また、現代の景色しか知らない若い方や子どもたちも「ここってこんな風景だったんだ!」と驚いていました。

今後はどのような活動を予定されていますか?

今回の企画でいただいた皆さんの意見を参考に、事務局で「ココに決まり!」というスポットを写真ごとに確定します。そして、参加者を募って確定したスポットをめぐるまち歩き「ここダネ!」を開催し、その場所の「今」を撮影します。そのスポットの「昔」と「今」を並べて展示をしたり、手に取れる冊子にしたりできたらいいなと思っています。

今回の企画でいただいた皆さんのご意見を参考に、事務局で「ここダネ!」というスポットを確定します。そのスポットへ、皆さんと一緒に歩いて行き、今の様子を撮影する『歩く@どこコレ?」まち歩きツアー』を5月に開催します。また、地元の皆さんに喜んでいただく場づくりができたと実感しておりますので、ぜひ第2回も開催したいです。

そのために、近隣にお住まいの皆様のご自宅にある「昔」の写真をお借りしたいと思っております。(個人情報は非公開。事務局で印刷後に、写真の原本は郵送にてご返却致します。)

そこまで「昔」でなくても、今はなき街並みや風景が写った写真や、ご自身やご家族が街と共に写っている懐かしい写真など、幅広く募集しております。

写真をお貸しいただける方は、コミュニティ・コアで「まち活」が開かれている日にお持ちいただければ、どの団体に預けていただいても構いません。

まち活のスケジュールはこちら

このような形で街の歴史を語り継いでくれる方がいらっしゃることで、何年、何十年後の未来でも「この風景、懐かしい〜!」という声がきっと聞こえてくるのでしょうね。

次回の開催情報が入り次第「ロコっち」でもお知らせ致します。

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