【楽人 No.2】 地域貢献ライブを開催する元石川高校・前編~

たまプラーザの街を舞台に、人を巻き込んで楽しんでいる人にインタビューをするたまプラ新聞とロコっちの共同企画「楽人」。2回目は、昨年11月より、3丁目カフェで地域貢献ライブに出演する元石川高校の高校生のみなさんと、担当教諭である敷島岳史さんにお話を伺いました。まずは、地域貢献ライブを何のためにやっているのか?というお話から。

地域貢献ライブが始まった経緯を教えてください。

敷島:もともと元石川高校は、2年生の選択科目であるアントレプレナーシップ科目や、コラボレーション同好会という部活動をはじめ、学校外との連携活動が積極的であることが特徴です。そんな中、1年生の秋山さんから、音楽で外とのコラボがやってみたい、という希望がありました。そこで、(敷島さんが)3丁目カフェのオーナーである大野さんに相談し始めました。打合せには3年生にも参加し、音楽を通じて地域を元気づけたいたい、という思いを訴えました。その結果、平日の夕方にライブをやらせていただくことになり、昨年11月に第1回目の地域貢献ライブが実現しました。

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ライブはどんな内容ですか?

敷島:出演は軽音楽部が中心で、現在は、普段練習している音楽を地域の方々に聞いていただく、ということにとどまっていますが、今後は一緒に音楽をやったり、来てくれたお客さんを文化祭に招待したり、といった形で、集まってくれた方々と交流を深めていきたいですね。地域とのつながりができ、普段と違う環境に身を置くことで、生徒たちの成長が促されると考えています。

外とのコラボをやりたいと思ったのはなぜですか?

秋山(BANFU):学校内でできるライブは、文化祭や学校内の定期演奏会などで、観客はほとんど友達と保護者です。ですので、もっといろいろな方に見ていただきたいと思いました。お客さんと一緒に歌ったりするのも楽しいと思いますし。受験生の子が見に来て元石川高校楽しそうだな、と感じてもらえたらとても嬉しいですね。

普段の部活動との違いはありますか?

丸山(Tyranno-don):外でライブをやることもありますが、友達が多いので必ず盛り上がってくれます。顔見知りでない人相手だと、必ずいい反応を返してくれるわけではないと思うので、自然と力が入ります。また、普段の軽音楽部の活動は、基本的には各グループバラバラで交流が少ないのですが、このライブは各学年で接点を持ついい機会になっていますね。

外部に向けては初ステージのグループもあるのですよね。

鈴木(NEXUS):今まで演奏したのは学校のPTA総会と文化祭だけで、一般のお客さんの前は2月のライブが初めてです。自分たちのことを知らない人がほとんどなので、自分たちを印象づける演奏ができたらいいな、と思います。特に、元石川高校として出演するので、元気なイメージを持っていただけたら嬉しいです。

BANFU

1年生の男女混合5人組バンド。ライブの発起人でもある秋山美来さんは、中学時代から
弾き語りなどを行っていた。エド・シーランやYUIをカバー。

Tyranno-don

3年生の4人組ガールズバンド。先輩として、ライブの企画から携わり活動を引っ張っており、外部でのライブ経験も豊富。卒業後もバンドは解散せず、OGとして地域貢献ライブにも出演予定。弾き語りも行うボーカルの丸山夢乃さんは、音楽大学に進学し、プロを目指している。現在は、SHISHAMOのカバー中心に演奏。

NEXUS

1年生の5人組ガールズバンド。2月2日の第2回地域貢献ライブが外部向けには初ステージ。RADWIMPSやback numberのカバー曲を演奏。

たまプラ新聞(写真/長坂 断)
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