学校関係者みんなで取り組む!山内小学校の消毒作業を見学

ロコっちのメルマガ見ていたら、PTAの役員さんが先生への応援ボランティアで、小学校で新型コロナ対策消毒作業をしているというので、校長先生の許可を頂いて見学(もちろん一緒に作業)させていただきました。私も勉強になったのでレポートします。

13名の保護者がボランティアで

佐藤校長先生と保健の先生へのご挨拶も早々に、13名のPTA役員の方々と手分けし、使い捨てのラテックス手袋を装着。用意頂いていた0.05%次亜塩素酸ナトリウム水溶液含浸の青タオル4枚入りのバケツを持って早速作業開始。

私はロコっちたまプラーザ編集長ののぞみんさんに同行して、手洗い場と階段の手摺りを中心に消毒。その後、プレハブ棟へ移動して教室の、扉、机表面、椅子の座面と背面を青タオルで拭き上げをしました。

保健室に戻って、手袋を外し、手洗いをして終了しました。25分位掛かったでしょうか。

のぞみんさんに「拭き上げ作業」のちょっとしたコツ(一定面積毎にタオル面を変えて、一方向拭きで、接触時間が大切なのでべったり濡れる位が丁度良いことなど)を話しながら黙々と作業をしました。

とりわけ机や椅子の拭き上げは位置が低く数も多いので、腰にはキツイ作業でしたが、後で聞いたら、先生30人位で3月初旬から毎日実施しているとのこと。頭が下がります。PTA役員の方々はさすが主婦。皆さん、慣れたものでテキパキと消毒作業をされていました

作業後、保健の先生と談話

使用されている次亜塩素酸ナトリウムは食品添加物「ピューラックスS」。濃度6%と明確に記載されている理由から、教育委員会の指定らしい。一般的ガイドラインでもっぱら例示紹介されている「ハイター」(花王)はNGとのこと。興味深い。「ピューラックス」はドラッグストアでは医薬品としても販売されており、濃度が明確で、他の成分が入っていないピュアな製品だから信頼されやすいのかも。

次亜の消費期限について質問を受けました。1年は短いが、(未開封でも)少しずつ次亜が分解するし、容器も劣化するので、できるだけ冷暗所、望ましくは冷蔵庫へ保管されることを推奨しました。(実は私、このような製品を作っていたメーカーに居たもので)

トイレも0.05%濃度で妥当か質問を受けました。トイレは、様々な雑菌やウイルスが存在しうるので、より高濃度の0.1%を推奨しました。確かに学校って、毎年の冬はインフルやノロで、保健の先生は心配が尽きませんね。

次亜の消毒も毎日すべきか賛否両論あるらしく、意見を求められました。次亜は濃度管理が重要ですが、汚れ(有機物)があると汚れで次亜成分の塩素を消費してしまい、本来の消毒効果が得られにくくなります。もしも週に1回の消毒作業にすると、益々日々の汚れが蓄積するので、キレイに清掃してから消毒作業をするか、簡易清掃も兼ねた消毒作業はできるだけ毎日が望ましいことをお伝えしました。

学校では関係者が、感染者を出さないようにと日々いろいろな努力をされていて、たいへんな苦労があるなあとあらためて実感しました。でもそういった先生達やPTAの皆さんの支援で子ども達が守られている。その努力が報われるよう、今回の訪問が少しでもお役にたてたら嬉しく思います。また読者の皆様もご自宅で消毒作業をされる際の参考にしていただけますと幸いです。

関連タグ