• 投稿日2019.12.4
  • 更新日2021.12.6

たまプラーザ みまもりあいプロジェクト 事業説明・交流会を実施

2019年11月26日(火)10:30~12:00、WISE Living Lab さんかくbaseにて、たまプラーザ・みまもりあいプロジェクト~やさしさのエネルギーチャージ~事業説明・交流会を開催致しました。狙いは、令和元年度青葉みらいおこし補助金事業であるこのプロジェクトの主旨・活動内容について地域のみなさまに知っていただくことで、当日は自治会・民生委員・ケアプラザ・ケアマネ―ジャー連絡会・行政など沢山の方々にご参加いただきました。

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  • 地域で支え合う互助共助の仕組みを!たまプラーザみまもりあいプロジェクト始動!

    地域で支え合う互助共助の仕組みを!たまプラーザみまもりあいプロジェクト始動!

    社団法人セーフティーネットリンケージが開発した、スマホアプリ(最大の特徴は、個人情報を保護した状態で家族が直接協力者に探索依頼ができ、発見した際、お互いの電話番号が非表示の状態でご家族と連絡が取り合え

  • 当日は2人のゲストの方に講演をしていただきました。

    今後は防災互助システムへ進化

    みまもりあいプロジェクトの核をなす「みまもりあいアプリ」の開発元である社団法人セーフティネットリンケージの岩崎仁さんからは、下記のようなお話がありました。

    ・みまもりあいプロジェクトは、「互助」と「個人情報」の2つが緊急時に ストレスなく機能する仕組みをICTで実現したものである。

    ・H29年4月以降の導入自治体が22カ所
    八王子市・福岡市・柏市・笛吹市・山梨市・焼津市・吉田河口湖町 富士吉田市・上野原市・豊中市・枚方市・芦屋市・鎌倉市・横瀬町 大月市・小金井市・春日井市常滑市・島田市・上天草市・船橋市・相模原市

    ・H29年4月~全国アプリダウンロード数=もうすぐ60万件

    ・子供から高齢者まで、全世代で活用可能。

    ・行方不明者の捜索は3層にわかれている。1層目は家族間でのGPSタグなどの使用。2層目は、行政主体のSOSネットワーク。これは認知症専用、登録が必要、行政管轄のといった制約があり、発見者→行政→ご家族の仲介型である。3層目にあたるのが、みまもりあいアプリ(システム)。地域主体で全世代型(無料)、広域をカバーという柔軟さがあり、発見者→ご家族の直接型。

    ・連絡先を行政にすれば、SOSネットワークも展開が可能。

    ・山梨市での事例(アプリダウンロード600人時点)として、行方不明者(みまもりあいステッカーを使っていない)が捜索から2日目にみつかったことがある。

    ・セキュリティ機能として、通話内容の録音を実施。万が一の際はサーバー から相手の携帯番号を把握することが可能。BCP(事業継続計画)対応も実証済。

    ・多世代をつなげる見守り機能の訓練として、「かくれんぼスタンプラリー」で、誰もがみまもりあう関係を広げる取り組みを各地で行っている。

    ・今後の展望としては、防災互助システムへの進化、街の見守り・日常・災害時まで利用可能にする(参画地域20拠点で展開予定)、市民主体型「互助プラットフォーム」の構築と育成を支援

    こういった話を聞いて、参加者はみまもりあいプロジェクトの今後の展開への大きな期待を持たれていました。

    若年性認知症の家族の悩みはさらに深刻

    もう1人のゲストは、相模原市の若年性認知症家族の会「じゅりの会」の浜井秀子さん。浜井さんからは若年性認知症の説明と、その現実についてのお話をいただきました。

    ・若年性認知症とは、40歳から64歳に発症した初老期認知症に、18歳から39歳までに発症した若年期認知症を加えた認知症の総称。

    ・働き盛りで退職を余儀なくされ、収入と社会的な居場所を同時に失う。

    ・退職後、介護保険を利用していない(できない)人が多く、相談先が見つからない、本人の居場所がないなど支援の手が行き届いていないのが現状であるため、社会から孤立しがち。

    ・若年性認知症施策の歴史は浅く、介護保険制度からも障害者福祉制度からも支援の手が届いていない。

    ・精神障害に対する社会的偏見があり、本人・家族が支援を受けられないことがある。

    ,・まだ若いことから、体力やエネルギーがあり活動的である。そのため、発症した場合に周囲に及ぼす影響が大きい。

    ・主たる介護者が配偶者であることが多い。

    ・若年性認知症の人が参加や活動し、生きがいを感じることができる居場所ない。

    ・生活のしづらさという点では高齢期発症 に比べてさらに深刻である。

    参加者は、認知症の理解を深め、改めて、地域住民の認知機能障害の理解と支援が必要であること感じられた方も多くいらっしゃいました。

    みまもりあいの輪が少しずつ広がる

    その後の交流会では、今回のテーマである「認知症」をもとに 誰もが見守り合う「お互いさまの街づくり」について、互いの思いを語りあいました。

    ありがたいことにご参加いただいた方々が、「みまもりあいプロジェクト」について理解深め、私達の趣旨に賛同し、この日から、みまもりあい隊になり、今後、どうこのプロジェクトを進めていけば良いかなどのご意見や、自分の住む地域の人にも知ってもらいたいとリーフレットを沢山持ち帰って下さったりと、メンバー4人で立ち上げたプロジェクトに協力者、応援者が増えました。

    アプリダウンロードがお互い様の街を作る

    このプロジェクトは、前回の記事に書かせていただいた私の「誰にも言えない」・「頼れない介護」の経験、103歳で空に旅立つまで、家族や地域の方達から見守られ、行動を制限されることなく自分らしい人生を送った実の曾祖父のことから、義理の祖父にも、曾祖父のように 「最後まで自分らしい暮らしをさせてやりたかった 」、周囲の認知症に対する理解があれば、 介護する側、される側、 どちらも、その人らしい暮らしが送れるのではないかという思いから始まっています。

    曾祖父が健在だったころの 『かつての暮らし』では、 ご近所の状況も、今よりは把握できていましたし、 お味噌や醤油なんかの調味料だとか、 物品の共有も頻繁にされていて、 地域のコミュニケーションも盛んでしたが、 近年は、 少子高齢化、高齢者世帯の増加、 個人主義・価値観の多様性、 生活不安の増大、犯罪や事件の深刻化、 地域コミュニティの希薄化などに関連して、 孤独死、虐待、認知症高齢者の行方不明、 見守りが必要な人の増加など、 地域の福祉課題も拡大しています。 その中で、地域で出来る事は、 「助け合い・支え合い」。

    しかしながら、 個人の自由やプライバシーを大切にすることが当たり前になっていて、 町内会なども、負担が大きいという理由で 積極的に参加しない人たちも増えてきている今、 かつての暮らしのような地域住民の密な関わりを築く事は難しいことです。「スマホに専用アプリをダウンロードして、 認知症患者などの行方不明の捜索協力を
    出来る範囲で、気軽に手助けできる 見守りあいの仕組み」というと、「認知症なんて自分には関係ないから必要ない 」とおっしゃる方もいらっしゃるでしょう。

    けれど、このプロジェクトは、 行方不明者の捜索のためだけのものではありません。 認知症を患っている家族が徘徊をした時の為、子供が迷子になった時の為 、災害に備えてと、キッカケはどうであれ、 みまもりあいアプリを自分のスマホにダウンロードする『やさしさ』、そして、そのアプリが、 同じ優しさがを持った人を結び、 地域に優しさのエネルギーがチャージされる。日常の生活の中で 『ちょっと気にかけて』アプリを見ることで、今まで『人ごと』だった地域課題についても 『自分ごと』、地域の『自分達ごと』として捉えるきっかけを作り、「お互いさまの街」を住民主体でつくる基盤になってくれるものだと私達は思っています。

    私達が目指す 「誰かを見守る」関係ではなく、「誰もが見守りあう」 「お互いさまの街」を作っていくのには、 アプリを より多くの方に ダウンロードしていただき やさしさのエネルギーをチャージする必要があります。

    そこで、子供を中心とした全世代が楽しく参加できる「みまもりあいアプリとお祭りと子供達の笑顔」 で作るゲーム感覚で楽しめるかくれんぼスタンプラリーや、より多くの地域住民の方々に私達の活動の趣旨に賛同し、ご協力いただけるよう、 地域の色んな世代の住民を対象に事業説明と 異なる世代どうしの相互理解を深める多世代交流会を今後も開催する予定です。

    助けて欲しいと思う時は、 誰にしもあり得ることです。 たまプラーザが、 皆で見守りあえる お互いさまの街となって 住民が安心して過ごせるよう、地域の皆さまにも
    協力、後援いただき 、私達と一緒に お互いさまの街づくりを していただけますよう、
    よろしくお願い致します。

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