センター南駅構内で毎週土曜日に開催されている「つづきファーマーズマーケット」では、地元の野菜はもちろん、全国から集まる旬の野菜や果物、お花などが並びます。
ブースに立って販売しているのは、主に生産者の方々。お客さんは「安心して買える。会話が楽しい!」、「新鮮で安い!」と人気を博しています。
2026年7月から始まった、人気急上昇中のマルシェをご紹介します。
目次
土曜日に開催する触れ合いマーケット
「つづきファーマーズマーケット」は、株式会社エリアプロジェクトの地域密着事業のひとつとして運営されているマルシェです。
代表の小杉駿介さんは都筑区で生まれ育ちました。
「都筑区は街と農地が隣接し、都市なのに農家も多い珍しいエリア。そのわりに農家間や農家と買い手のアナログ的な横のつながりが少ないのでは」と感じていました。

そこで4年前に、神奈川県内で生産された無農薬野菜を中心に販売する「セン北あさいち」をスタート。野菜の宅配や、車での移動販売なども展開してきました。

その中で、独居高齢者や近くにスーパーがない買い物難民が意外と多いと実感したという小杉さん。
「人と触れ合いながら、身近で買い物を楽しめる場所をもっと提供したい」という思いで、「セン北あさいち」に続き、センター南でも「つづきファーマーズマーケット」を開催しました。
「新鮮な季節のごちそうで、週末の食卓にワクワクを添えられれば」と、毎週土曜日の9:00~販売しています。

農家さんと買い手が出会える場
販売している品は、農産物が中心です。地元の農家だけでなく、SNSなどを通じて出店を希望する遠方の農家の方々が育てた野菜などが並びます。
奥様の実家であるタンカン農家の仕事を手伝ってきた小杉さん。また、自身でも畑で作物を育てるなかで、「作り手」と「食べる人」がつながる場所をつくりたいと考えるようになったそうです。

小杉さんは、プライベートで東京都の青山で開催されている「ファーマーズマーケット」に足を運んでいます。全国から集まる作り手から、野菜の美味しい食べ方などを教えてもらいながら買い物ができることに魅力を感じ、その楽しい雰囲気を地元のセンター南にも持ってきたかったといいます。
常連さんともなると、「横山さん(泉区の農家)のトマトがあるなら買っていく」など、指名買いをする方もいるのだとか。

「若い世代にも、『作り手の顔が見える買い物』を体験してほしい」と小杉さんは願っています。
旬の野菜がお手頃価格で買える!

買い物をしていて印象的だったのは、お客さんだけでなく笑顔で楽しそうな売り手の表情でした。
「炒めると旨味が増しますよ」「上の方を切って保存すると長持ちしますよ」と、自分たちが育てた作物を美味しく食べてもらいたい気持ちで言葉を添えてくれることにもありがたみを感じました。

福島県の桃農家、長野県のりんご農家の方々が直接販売しているので、店舗での固定費や流通、卸業などの中間業者の費用がかからない分、お手頃価格にできるそうです。
8月中、マンゴーや桃は近隣スーパーで売られていた価格の半額くらいの値段になっていました。桃は1日で30~40箱が1時間ほどで完売するほどの人気で、早くも口コミで広がっているようです。

小杉さんがこれまで築いてきたつながりを生かし、手頃な価格で販売される野菜も並んでいます。


中には多少の傷があったり、形が不揃いだったりする規格外のお手頃商品もあります。エコでお得な買い物をしてみてはいかがでしょうか。
全国の農家さんが集まる場に
つづきファーマーズマーケットはまだ始まったばかり。今後の展開にも可能性を感じます。
「まだ規模が小さいですが、インスタグラムを通して全国の農家さんからお問い合わせいただいているので、野菜だけでなく季節を感じる全国の旬のものが集まるようになると良いですね」と先を見据えます。SNSを活用した手法で、全国の売り手と買い手をつないでいます。

「都筑区は個人で畑をやっている人もいるので、いずれは農家さんだけでなく、そういう方たちとのかけ橋にもなれると面白いかもしれませんね」と小杉さん。
生産者も買い手も楽しみが広がりそうです。

筆者もトウモロコシやぶどうを買って、実が弾けるような新鮮さに驚きながら美味しくいただきました。
駅の自由通路は立ち寄りやすく、屋外マルシェと違い、天候を気にせずに買い物ができるのも利点だと感じます。気になる方は、ぜひ寄ってみてくださいね。
マルシェ情報
tsuzuki farmers market (つづきファーマーズマーケット)
場所:センター南駅構内 1階自由通路
販売時間:毎週土曜日 9:00~15:00(売り切れ次第終了の場合あり)
Instagramで開催日を確認することをおすすめします





