子育ての共助を目指す子育てタクシー送迎シェアアプリ「タクアス」。知り合いの親子が、アプリを使って、子どもたちの送迎をシェアして助け合う配車予約のサービスです。横浜市青葉区内で実際にタクアスを利用した方の、それぞれのストーリーを紹介します。
私の住む横浜市青葉区で2021年10月からテストサービスが始まった、子育て送迎シェアアプリ「タクアス」(株式会社オージス総研開発)。現在、青葉区のほかに港北区と鶴見区でも展開中です。
新しくリリースされる便利なアプリやサービスを、まず使ってみたくなる私は興味津々です。でも、こんな疑問も。
送迎をシェアするってどういうこと?
どんな場面で使えるんだろう?
誰とシェアするといいのだろう?
そんな疑問に答えるべく、実際の利用シーンを取材してきました!
目次
「子どもはもちろん、親同士の関係性が近くなった」
<送迎シェアの場合 保育園の降園で利用>
Sさんは、保育園に通う年長の息子さんと年少の娘さんの2人の子育て中で、ご夫婦ともに在宅でのお仕事をしています。運転免許を持っておらず、子どもたちの保育園への送迎は、普段は夫が運転する車に同乗するか自転車で、雨の日はバスを利用して送迎することも。
そんなSさんは同じ保育園に通う、お向かいに住むYさんを誘ってタクアスを利用してみました。LINEでやりとりをしながら、利用予定日の2日前に予約完了!当日はタクシーが指定の場所まで来てくれるのを待つだけです。
「子どもたちは普段乗ったことのないタクシーに乗れるという非日常的なイベントが、とても楽しそうでした」とSさん。今回はお迎えを担当し、自分の息子さんと娘さん、そしてYさんの娘さんをタクシーに乗せて帰ってきました。
Yさんは「普段、お迎えに往復30分はかかるので、連れて帰ってきてもらい、夕方のバタつく時間にとても助かりました。娘も朝からワクワクしていて、帰って来てからもご機嫌でした」と話し、子どもたちにも特別な日になったようです。
Yさんはというと、普段は自転車での送迎が基本。雨の日や荷物が多い日は自営業の夫が仕事用の車を使って送迎を担当するけど、どうしても都合がつかないことも。万が一のためにカーシェアも登録したはいいけど、今のところ利用できる車のある場所が遠くて利用は現実的ではなく、夫婦どちらかがどうにかして送迎する以外の選択肢はこれまでになかったそう。
「特に忙しい日の送迎って、子どもは悪くないのに時間に追われてついイライラしてしまって、夫にもあたってしまったり(笑)。そんな時にだれかに送迎を気軽にお願いできたら、少し心に余裕が生まれるだろうなと思いました」と話してくれました。
SさんとYさん、これまで挨拶や立ち話をする仲ではありましたが、送迎時間帯がちょっと違うこともあり、送迎を依頼しあう、というのはやったことがありませんでした。「タクアスを使ったことがきっかけになって、子どもたちはとっても楽しそうだし、親同士もいつもより距離が縮まったり、より話しやすくなったように思います」と関係性の変化についてもSさんは感じたそうです。
「今日はタクシー乗るよ!」は準備タイムの魔法の言葉
<同乗送迎の場合ー幼稚園への登園で利用>
「雨の日は1日のスタートからまいていかないと、子どもたちの登園時間に間に合わないので、普段から天気予報とにらめっこです」と話すのは、中学生・小学生・幼稚園児と3人のお子さんを育てているNさん。非常勤で週2日ほど都内へ電車を使って通勤しています。一番下の息子さんの幼稚園への送迎が、1日の流れを左右するポイント。
自宅から駅近の幼稚園までは約2kmで、普段は自転車で送迎していますが、雨の日は夫が運転する車で行くか、バスを利用して駅で降りて、幼稚園まで子どもを連れて歩いて登園しています。冒頭のコメントのように、バス待ちの時間などを考慮して、雨の日はいつもより倍近く時間がかかるので、毎回準備に焦ってしまうそう。
そんなNさんは、近所に住む同じ幼稚園のママ友のKさんを誘って、一緒に登園するパターンでタクアスを利用してみました。日程を合わせたり、アプリを使って予約が成立するのかドキドキしながら、利用日の朝を迎えました。
いつも準備がなかなか進まないという息子さんも、「今日はタクシー乗るよ!」の声かけで、自分でさっと準備をしていたそう。同乗したKさんのお子さんも、乗車予定の30分前から自宅前で待機していたほどのワクワクぶりが微笑ましいですね。仲良く乗り合って登園した子どもたちは、終始ニコニコで元気に登園して行きました。
「天気予報で雨の可能性が高い日は、あらかじめ誘い合って、一緒に登園と通勤ができたら、大人同士ももっといろんな話ができるようになるかな」と今後の利用イメージをふくらませていたNさん。憂鬱だった天気予報の雨マークが、今後は楽しみになるかもしれませんね。
タクアス利用のエピソードはいかがでしたか?この記事を読んだ方の中にもきっと、「私にもそんな場面あるある!」「送迎でしんどそうなママ友の顔が思い浮かぶ」と共感している方もいるでしょう。「こんなふうに使えるかも」と利用したいシーンが思い浮かんだ方もいるかもしれません。
だれにも頼らずに、あるいは夫婦だけで子どもを送迎するー。それって、がんばれば何とかできるかもしれないけど、それでもがんばり続けるのは、なかなかしんどいもの。送迎はひとりでがんばらなくていい。そう思える「送迎シェア」のカルチャーがここ横浜から広がっていくといいなと願っています!
アプリ登録時に、タクシー利用の際に使える1,000円分のクーポンがもらえます。また、お友だちを招待すると、さらに1,000円分のクーポン(紹介した人に付与。最大10名まで)がプラスされます。読者の皆さんもぜひ使ってみてくださいね。
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※この記事は森ノオトからの転載です
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