青葉ブランド認定式レポート③ 美味しいものを介して地域交流を

2018年1月21日、第2回青葉ブランド認定式が東急百貨店 たまプラーザ店のセンターコートで開催され、たまプラーザ(美しが丘、新石川)からは新たに7店舗が認定を受けました。その認定式の模様をレポートします。最後は、審査員の方々の講評です。

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伊武 雅刀さん(俳優)

先日までスリランカに行っていた。イタリアンなど各国料理のお店があるが、みんなまずくて、無難に美味しい現地料理のカレーを3食食べていた。それを考えると、日本はどんなジャンルの料理もクオリティが高く、素晴らしい。委員としてはそれでも選ばなくてはならないことが辛かった。

1年間に食べられる食事は約1000食。この歳になると、それを1食1食大切に食べたいと考えるようになる。従来自分は、あまり外食をするタイプではなかったが、青葉ブランドの認定委員になったことで外食が増え、選定に関わることが、その大切な1食を選ぶ上での参考になっている。

沓間 宏さん(横浜美術大学名誉教授)

27年間青葉区に勤めていて、いろんなお店に行っていたが、認定委員になって、青葉区のお店は思った以上にバリエーションがあって、美味しいものがさらにたくさんあることを再認識した。

選定していて思うのは、美味しいものは美しいということ。それが、自分が委員になった意味だと考えている。味だけではなく、清潔さや見た目も含めて選考した。

千住 真理子さん(バイオリニスト)

長く青葉区に住んでいるが、昔は何もなかった。1つ1つお店が増えていって、今はこんなにたくさんの美味しいお店があって、とても素晴らしことだと思う。

自分は旅をしていることが多いが、やはり日本が1番。日本の食文化は世界に誇れるものなので、世界に発信していくべき。

今日は、演奏家2人が、冷たくて弾きにくい環境の中、会の盛り上げに協力してくれている。音楽と食のコラボがあってもいいと思う。

日比 由佳子さん(株式会社 味の手帖 代表取締役)

シェフは普段厨房にいて、お客さんと接点がない。この青葉ブランドは、区民のみなさんの推薦から選考されているので、日頃のお客様の感謝の気持ちが厨房に届いた形でもあると思う。

素材を生み出す生産者、それを美味しくするシェフ、それを販売・サービスする人、この3者が一体となって皆さんの心をつかむ料理が提供されている。これからもぜひ皆様に長く愛されるお店を続けていってほしい。

委員長・石坂 浩二さん(俳優)

青葉区はとても広いので、隅から隅までまわることは難しい。この青葉ブランドをきっかけに認定店舗をまわる「認定バス」を東急さんが出してくれるようになるととても良い。

昔から青葉区に土地を持っていて、市や学校、東急にちょっとずつ売り、現在は残ったところに住んでいる。その土地を買ったとき、百貨店がある側は、「駅の裏側」で、銀行が立派に見えたものだった。現在多くの人が使っている様子を見ると、感慨深く、ここに住んでいる誇りを感じる。

ぜひ、青葉区の美味しいものをそれぞれの家で認定してほしい。近所で誘い合って、「今日はあのお店に行こう」というような交流が生まれるといい。伊武さんも外食を増やすように。
外食という表現はもう古いので、「今日は舌のぜいたくな日」などと表現するのもいい。

リーフレット配布中

式終了後には、記念撮影が行われるとともに、第1回・第2回の認定店舗を掲載したリーフレットも来場者に配られました。このリーフレットは区役所で配布されているそうですので、興味ある方はぜひ区役所にお越しの際に探してみてください!

認定店舗一覧(第1回・第2回)