今回はたまプラーザの南口にショールームを構える、知る人ぞ知る?オーダーメイドキッチンの会社を取材しました。
目次
たまプラーザショールームを取材
たまプラーザから徒歩3歩ほどの便利な立地。半地下になったところにあるワイズキッチンファクトリーは、オーダーメイドキッチンのショールームです。たまプラーザのほか、西麻布にもショールームがあります。社長の大屋勝弘さんにお話を伺いました。
もともとあざみ野の住宅街にあったショールームを、お客様やスタッフの利便性を考えてたまプラーザに移したのが、2016年10月。人気の立地で、6社のコンペで選ばれたそうです。まずは店内をご覧いただきましょう。。
ドアを開けると、主婦の憧れアイランドキッチンが目の前にあります。一つ一つの部材にこだわってセレクトされ、アンティーク家具のある空間に溶け込むキッチンのイメージで製作しました。
奥にはI型キッチンも展示されています。グレーに塗装されたシックな扉に、大理石のキッチントップです。収納も機能的に設計されています。
リビングのセッティングにはマントルピース(暖炉)があります。戸建てでは本物の暖炉として、マンションでは中にテレビを収納する場合もあるということです。
トイレや洗面所も、モールディングやウィリアム・モリス(イギリスのデザイナー)の壁紙が使われた素敵な空間になっています。
客層と人気の秘密
お客様は、初めて家を買われる若い層よりも、リフォームやリノベーションなどをされる50〜60代の方が中心だとか。例えば、新しく購入した建売や中古の住宅で、キッチンの扉だけ輸入のものにしたい、とか、人造大理石の天板を大理石に変える、という部分リノベーションもあるんだそうです。
また、キッチンそのものだけでなく、たとえばキッチンの小窓を勝手口にするなど、周りの空間を含めてのご提案も可能です。建築業の許認可も取得しているので、キッチン以外の空間すべてに対応しているとのことです。
お客様からの注文を受けてから、材料をヨーロッパやアメリカにオーダーして輸入し、日本で組み立てたり塗装したりして仕上げているそうです。
その結果、デザイン・素材の良さと、ジャパニーズクオリティを両立し、しかも同時に価格も抑えられているのです。ちなみに価格は完成したキッチンを輸入する場合に比べて半分くらいとのこと!納期は1ヶ月半くらいだそうです。
満足度が高いことの証は、リピーターさんが多いこと。最初は扉1枚の交換だったのが、次の年はまた別の場所の部分リフォーム、そして数年後には住宅一軒の完全リノベーションに至るケースもあるそうです。
なぜオーダーキッチン?社長の経歴
大屋社長はジャケットにデニム姿のダンディな方ですが、経歴はなかなかユニークです。
奈良県出身。お父様が転勤族だった関係で、学生時代は転校を繰り返したものの、高校時代以降は田園都市線沿線に落ち着くことになりました。
大学の学部は法学部だったのですが、なんと在学時代から自分でソファ作るなどモノづくりの才能を発揮し、ついにはリフォーム会社を作ってしまったとのこと!特別な起業の勉強などはしなかったとのことですが、お母様がお茶室専門設計士だったことと無関係ではないかもしれませんね。
卒業後しばらくして、企業で修行する必要性を感じ、北欧の輸入建材商社に在籍した10年間で輸入キッチンを現場に納める業務に携わる中から、『キッチンは家具である』というヨーロッパの考え方を身につけたのだそうです。
末のお子さんが生まれるのと同時に会社を辞め、10年ほど前から現在の形で消費者向けの輸入キッチンを取り扱い始めました。
取材を終えて
クラシックやモダンというスタイルにこだわらず、フレキシブルにあらゆるキッチンのお悩みを解決するというワイズキッチンファクトリー。本物志向でこだわりのある消費者が多い青葉区で、愛される理由がわかりました。
理想のキッチンを実現したくなったら、ぜひたまプラーザか西麻布のショールームを訪ねてみてください。