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自然環境保全のためのザニガリ駆除
どうしてザリガニを駆除するんですか?
生態系に悪影響を与えるとして、最近ではテレビなどでも「外来種」が話題になることがありますよね。実はアメリカザリガニも該当するので、近年では全国各地で積極的に駆除が行われているそうです。
主催者である都筑里山倶楽部は、都筑中央公園自然体験施設の指定管理者として、施設の運営とともに自然環境を保全するボランティア活動を行っていて、今回のイベントも都筑中央公園の「宮谷戸(みやと)の大池」の保全活動の一環として開催されました。
予約が必要ですか?
9時から開始のところ30分遅れぐらいで到着しましたが、都筑里山倶楽部のスタッフさん達はとても親切に対応してくださいました。集合場所はレストハウス二階で、センター南駅から徒歩12分です。
当日参加OKだったので、さっそく人数分の記名をして釣りの準備を開始します。
参加費は、なんと無料!
必要な持ち物は?
自宅からタコ糸とエサの「さきいか」を持参していたのですが、なんとザリガニ用の釣り道具一式を貸してもらえました。
糸が付いた竿を一人二本ずつ、三人分なので合計六本です。「こんなに要ります??」って聞いたら「そりゃ~百匹は釣ってもらわないといけないからね~」と言われて、「さすがにそんなに釣れないでしょう……冗談きついな~」と苦笑い。
と、過去に何度かこの場所でザリガニ釣りをした経験から、そんなに釣れるわけないと疑っていましたが、後にスタッフさんの発言の正しさを思い知らされます!
さらに念を押すように「これにいっぱいになるぐらい釣ってね!」と手渡されたバケツと網、餌のスルメまで分けてくれました。(感謝♪)
さて、すでに何組かのファミリーが釣りを開始していましたので、隣に入れてもらいザリガニ釣りの開始です。
ザニガリ駆除開始
ザリガニ釣りのコツは?
まず、ささっとスルメをつけて仕掛けを投入します。
竿が六本もあるので、順番に投入していたら最初の一本目からすぐに反応がありました。
「喰ってる!」まずは私が子供たちにお手本を見せつつ、難なく一匹目ゲット!
ちなみにソフトな「さきいか」ではなく、画像のような固めの「スルメ」の方が釣れます!
コツはとにかく慌てずゆっくり引き寄せる、網をザリガニの下に潜らせてそっとすくい上げることですかね。
子供たちも最初は苦戦していましたが、何度か繰り返しているうちにコツを掴んで次々に釣りあげていきます。
何匹釣れましたか?
この池には何匹ザリガニがいるのさ……というぐらいに、同じ場所にもかかわらず次から次に釣れました。2時間ぐらいの釣りでしたが、後で数えたら六十三匹も釣れていました。残念ながら百匹とまではいきませんでした。(笑)
※あまりにも釣れすぎて、私も子供たちも途中で飽きて散策とかしてたし。(苦笑)
最後はみんなで釣ったザリガニを集計します。合計はおよそ千二百五十匹でした。
毎年開催していてこれだけ釣れるのだから繁殖力が本当に凄いんでしょうね。そりゃ在来種も減りますよね。
さて、このザリガニたちは今後どうなるのでしょうか?
イベントのタイトル通り「駆除」されるわけですから、まぁ残酷ですがゴミ箱にでも入れられるのかと思っていましたが、恐る恐る聞いてみたところ、なんと動物園に寄贈されるそうです。
ズーラシアにはカワウソやツルなど、甲殻類が好きそうな動物がいたことを思い出し「それはナイスな対応だな~」と、ホッとしました。(ザリガニたちには悪いけど)
都筑中央公園の次回のイベント
「ザリガニの駆除」ということで、ちょっとかわいそうな気もしますが、都筑中央公園に残された素晴らしい里山の環境を後世に残すためにも必要な事かなと思いました。
次回の「ザリガニ駆除」は8月25日日曜に開催予定となっています。
イベント中は、見回りや声かけもされていて、子供連れでしたが安心してイベントに参加できました。NPO法人都筑里山倶楽部のスタッフの皆さん、本当にありがとうございました。
小さなお子さんの「初めての釣り体験」として、今後参加されてみてはいかがでしょうか。他にも魅力的なイベントを開催されているので、ぜひチェックしてみてください。
同主催者のイベント「夜の昆虫観察会」の記事はこちら。↓↓↓
貴重な瞬間を目撃! 都筑中央公園『夜の昆虫観察会』の記事|センター南横浜市都筑区|ロコっち