前編を読む
目次
前座は遊馬亭保育さん
この会では、この落語会の代表でもある遊馬亭保育さんが毎回前座を務めています。この日のネタは「初天神」。初天神のお参りに行く父子のやり取りを描いたお話です。保育さんはこのような親子のネタをやるのが信条だそうです。
その理由がわかる保育さんのインタビュー
保育さんの軽快な落語で、会場は早くも大盛り上がりです。
林家錦平師匠が登壇
続いては、本日のゲスト落語家である林家錦平師匠が登場。錦平師匠は、美しが丘在住の地元の落語家でもあります。今日はこれから浜松に向かわれるという多忙ぶりです。
最初のネタは、「権助提灯」。商家の主人が、使用人の権助に提灯を持たせ、自宅と妾の家を行ったり来たりするはめになるというお話です。
錦平師匠の落語は、王道の古典落語で、シニア層の多いこの落語会にはぴったりです。会場は笑いの渦に包まれました。
休憩をはさんで2本目
しばらくの休憩をはさんで、錦平師匠が羽織を変えて再登場。次のネタは「紺屋高尾」です。こちらは紺屋の職人と高尾という花魁のラブストーリーで、何度も映画化されている有名なネタです。
会が始まってから1時間以上が経過しているのですが、非常にテンポがよく、引き入れられるため、気が付いたらこんなに時間が経っていた!という印象です。
保育さんも含め、この日聞いた3本のネタは、それぞれに特徴があり、落語のバリエーションの豊富さや、魅力を初心者にも伝えてくれるものでした。
お正月特別企画も
この日は、お正月ということで、出席者の皆さんにお年賀として入浴剤が配られていました。
そして、これだけでは終わらないのがこの落語会のすごいところ。最後に、じゃんけん大会までありました!賞品は、落語会らしく落語のCDです。
こちらがじゃんけんで勝った10名の方にプレゼントされました。
帰りにネタの名前を確認
これで落語会はお開きですが、プログラムでは空欄になっていたネタの名前がホワイトボードに書かれています。その場で書き込んだり、写真に撮ったりしてから帰る方が多かったです。
私は11年ぶりに落語を生で聞きましたが、とても臨場感があって、面白かったです。師匠のインタビューの中で、落語には想像力が必要という話がありましたが、まさに頭で情景を思い描きながら聞くのですよね。ですので、お客さんそれぞれの頭の中にはきっと全く違った絵が描かれていることだと思います。そんなところも面白いな、と思いました。
毎回満席のわっしょい‼落語会ではありますが、新規のお客様も受け付けています。ご興味ある方は、わっしょい!!落語会事務局(090-4221-6119)までお問い合わせください