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みまもりあいプロジェクトとは
みまもりあいプロジェクトとは、一般社団法人セーフティネットリンゲージが開発したスマートフォンアプリを活用し、行方不明者の捜索をスムーズに行う仕組みを作る活動です。このアプリでは、行方不明者が出た際に「捜索依頼」をする事ができ、さらにアプリをダウンロードをしている方には、協力者として「捜索者情報」が送信されます。
警視庁によると平成30年度では日本全体で約16,927人の認知症高齢者が行方不明となっております。
また、認知症以外を合計すると行方不明者は87,962人となっており、発見率では当日がもっとも多く34,303人。次いで、2〜1週間以内の23,896人。お亡くなりになられた方も多くいらっしゃることは事実です。
そして、行方不明高齢者の発見者で最も多いのが「一般の方々」(約 42%)。警察による発見例は約27%で普段移動 できる範囲内でおよそ40%での発見率との報告もあります。
情報拡散が早ければ早いほど、行方不明者の発見率は高まります。
これは高齢者だけではなく子供達にも同じことが言えるのではないでしょうか?
このプロジェクトは
「誰もが持っている助け合いの気持ち」を「今の社会にマッチした形」で出来ることをしたい!という主旨のもとに立ち上がったのです。
たまプラハロウィンでかくれんぼスタンプラリー
たまプラハロウィンで行ったかくれんぼスタンプラリーは、上記のみまもりあいアプリを使って、行方不明者を捜索するプロセスを、疑似体験してもらうのを目的に実施されました。参加者に「みまもりあい隊員」になっていただき、会場内で仮装した捜索対象者を探してもらい、対象者からスタンプをもらうというスタンプラリーで、スタンプを集めるとお菓子のつかみどりができるという内容でした。
かくれんぼスタンプラリーの参加者は47組81人。ハロウィンイベントということもあり参加者は30代の親子連れが目立ちました。
記憶に新しい山梨のキャンプ場での行方不明事件のような時や、台風・大雨の災害時にも役立つのでは?との期待の声も多く寄せられました。「実際に自分で捜索を出すことは考えにくいが、誰かが捜索を出した際に、出来ることがあるんだ」と、「助け合い」の必要性や大切さ感じてアプリをダウンロードする方が多くいらっしゃいました。
【参加者の声】
・小さい子がいるので、目を離した隙に見失う事があるので、このアプリは良いと思う。
・情報がわかりやすく、声の掛け方などもわかっているので声がかけやすい。
・行方不明時の服装などもわかり、周りをみるなど、気に掛けやすい。
・親子で探すのが楽しかった。
・今後の自分のためにも必要だと思う。
青葉区民意識調査の課題や問題点には
・近隣とのつきあいの希薄化
・認知症者に対する理解の不足
・高齢化による介護問題の深刻さ
・家庭・地域の子育て機能の低下
・子供が安心して遊ぶ場の不足
・犯罪の増加・治安の悪化 …等、抜粋。
地域一体となってみまもりあえる街、「たまプラーザ」。今以上に、「安心で安全、世代を超えて笑顔が絶えない街」を作り上げていきたいと思っています。
11月26日に説明会を実施
今後の活動ですが、
11月26日(火)10:30〜12:00
WISE Living LabさんかくBASEにて
無料の事業説明・交流会を行います。
ゲスト講師として一般社団法人セーフティネットリンゲージ 岩崎 仁氏・相模原市若年性認知症家族の会の浜井 秀子氏をお迎えして、アプリの説明や他地域での展開や取り組みの紹介。その後は交流会を行います。多くの方のご参加をお待ちしています。
最後になりましたが、かくれんぼスタンプラリーに参加された皆さん、ターゲットとして協力してくださった「AOBup!(あおば元気アッププロジェクト)」のみなさんや、他地域からのボランティアの方々、後援を頂いた青葉区のみなさま、ありがとうございました。