正常細胞を守り、がんを狙う「高濃度ビタミンC点滴」とは

  • 投稿日2026.7.31
  • 更新日2026.7.31

がん治療の選択肢として注目される「高濃度ビタミンC点滴」。今回は、佐藤先生にその期待される効果や仕組みについてお話を伺いました。

前回のお話 ”丸山ワクチンで目指す「自分らしい普段通りの生活」”はこちら

なぜ正常細胞は傷つかない?がん細胞の「弱点」を突く高濃度ビタミンC点滴

ロコ: AIプラスクリニックでは保険外治療として「高濃度ビタミンC点滴」を行っているとのことですが、それはどういったものでしょうか?

佐藤先生: 高濃度ビタミンC点滴は、サプリメントとは桁違いの濃度のビタミンCを、点滴で直接体内に届ける治療です。 実は美肌や疲労回復だけでなく、がん治療にも有効で、 がん細胞の『ある弱点』を狙い撃ちする、非常に合理的でダイレクトな治療法なんです。

ロコ: ある弱点とは、具体的にどのようなことですか?

佐藤先生: がん細胞は、「ブドウ糖(グルコース)」を、正常な細胞の何十倍ものスピードでどんどん消費する特性があります。

実は、ビタミンCの分子の形は、このブドウ糖と非常に似ています。そのため、がん細胞はブドウ糖と勘違いして、猛烈にビタミンCを取り込んでしまいます。

しかし、がん細胞はビタミンCを代謝することができません。その結果、活性酸素という強力な毒素ががん細胞の中で発生し、自滅へと向かいます。

一方で、正常な細胞はビタミンCを問題なく処理できるため、ダメージを受けることはありません。がん細胞だけを安全に狙い撃ちできる仕組みです。

ロコ: なるほど、がん細胞の性質を逆手に取った治療なのですね!

佐藤先生: はい。現在、標準治療の選択肢が限られてしまった40代の患者様なども通われていますが、「点滴を打つと、がんの周りがチクチク響くような感じがする」と、直接効いている実感を教えてくださったりもします。

※高濃度ビタミンC点滴療法で提唱されているはたらきの仕組みの概念図

医師が自ら実践する「標準治療+α」の選択肢

ロコ:ちなみに、お医者様ご自身も保険外治療や民間療法、サプリメントなどを試されることはあるのでしょうか?

佐藤先生:そうですね。医師自身ががんを患った際、病院での標準治療だけに頼るのではなく、併用して「丸山ワクチン」や「高濃度ビタミンC点滴」などを取り入れている方は案外多いんです(笑)。

私の同僚が肺がんになった時も、「キノコの菌糸体」のエキスを譲り受けて飲んだところ、抗がん剤の副作用がかなり軽くなったと言っていました。

ちなみに、その「キノコの菌糸体」は私も研修医時代に実験的に試したことがあるのですが、二日酔いにもよく効きました。がん治療とは目的が異なりますが、実際に自分の体で試してみて「確かに何らかの薬理作用がある」と身をもって実感した瞬間でした。

ロコ:とても興味深いお話ですね!自由診療や民間療法と聞くと『本当に効くのかな?』と疑問に思う気持ちもありました。でも、医師の先生方がご自身の体で試されたリアルな感想や効果を伺うと、『一度試してみるのもありだな』と捉え方が変わってきますね。

ありがとうございました。次回は遅延型アレルギーについてお伺いしていきます。

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